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藤野英人さんが率いる、ひふみ投信が買っている銘柄を調査しました

ひっきー担当:ひっきー

最終更新日:2023年11月30日

ひふみ投信とは?、藤野英人氏がファンドマネージャーを務める投資信託です。“ひふみプラス”というファンドだけでも、4,500億もの資金を集めていて、運用成績もずば抜けて高いです。2012年にファンドが設定され、これまでで、+440%を超えるリターンを出しています。つまり、設定当初から投資している人は、運用資金が約5倍にもなっている計算となります(2022年現在)。

前回のコラム、「凄腕のファンドマネージャー苦瓜達郎さんが買っている銘柄を調査しました」でも書きましたが、ファンドの運用報告書には、保有している上位銘柄が開示されています。ですので、それらを見れば、個人投資家でも同じ株を買うことができるのです。どんな会社が組み入れられているか、しっかりと見て行きましょう!

ひふみ投信(ひふみプラス)

運用方針:「国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資します。また、相場変動の局面において、株式の組み入れ比率を変動させることにより、資産を守りながらふやす運用を行います(一部省略)」。

組み入れ銘柄(上位10銘柄)2021年12月末時点
順位 銘柄名 業種 市場
1 トヨタ自動車 輸送用機器 東証プライム
2 インターネットイニシアティブ 情報・通信業 東証プライム
3 MICROSOFT CORP(マイクロソフト) その他海外株 NASDAQ
(海外市場)
4 デンソー 輸送用機器 東証プライム
5 東京海上ホールディングス 保険業 東証プライム
6 東京エレクトロン 電気機器 東証プライム
7 メルカリ 情報・通信業 東証グロース
8 ソニーグループ 電気機器 東証プライム
9 ミライト・ホールディングス 建設業 東証プライム
10 味の素 食料品 東証プライム

(2021年12月末時点)

実際に読んでみると、建設業が1社(ミライト・ホールディングス)も組み入れ上位に入っているのは意外でした。私の場合は、建設業界はほとんどノーチェックですが、何か投資妙味があるんでしょうね。

組み入れ銘柄(上位10銘柄)2022年2月末
順位 銘柄名 業種 市場
1 トヨタ自動車 輸送用機器 東証プライム
2 オリエンタルランド サービス業 東証プライム
3 ソニーグループ 電気機器 東証プライム
4 東京海上ホールディングス 保険業 東証プライム
5 三菱UFJフィナンシャル・グループ 銀行業 東証プライム
6 MICROSOFT CORP (マイクロソフト) その他海外株 NASDAQ
(海外市場)
7 東京エレクトロン 電気機器 東証プライム
8 INPEX 鉱業 東証プライム
9 三井住友フィナンシャルグループ 銀行業 東証プライム
10 信越化学工業 化学 東証プライム

(2022年2月末時点)

2021年12月から2022年2月の間に、上記のような変化がありました。オリエンタルランド、東京海上ホールディングス、三菱UFJフィナンシャル・グループ、INPEX、三井住友フィナンシャルグループ、信越化学工業の保有割合を増やしたようですね。

このように、毎月、月末に発行される運用レポートを追っていくことで、最新の組み入れ銘柄の上位を知ることができます。「なぜ、ひふみ投信がこの株を買っているのか?投資先の魅力は何か?」を調べていくと、投資判断の力が付いてくると思います。

前回のコラムでも書きましたが、凄腕ファンドマネージャーのファンドに組み入れられるということは、プロの目から見て投資に値すると判断されているので、銘柄選びの参考になります。

ひっきー

この記事の執筆者

ひっきー

投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。

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