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ユニコーンの第7号案件、「スナップディッシュ」が8月20日に投資家募集を開始!
クラウドファンディングを運営する「ユニコーン」が、第7号案件にあたる、スナップディッシュの募集を始めました!スナップディッシュとは、ヴァズという会社が運営する「料理に特化した写真共有サービス」です。実際に、食品会社を何社もうまく巻き込んで成長を続けています。
おもしろそうな会社だったので、私も1口(10万円)だけ申し込んでみました!結末はどうなるかわかりませんが、投資したことを忘れてしまったくらいの感覚で見ていこうと思います(笑)。
さて、このようなクラウドファンディングに投資をしてみたのですが、「ユニコーン社とは?」、「どのようにして儲かるのか?」、「気を付けるべき点は何か?」など、気になる点を1つずつ解決していきます。まずは、ユニコーンという会社と実績について見ていきます。
ユニコーン社とクラウドファンディングの実績
ユニコーン社は、2015年に設立された若い会社で、株式投資型クラウドファンディングの運営をおこなっています(資本金は約2.6億円)。第1号案件は2019年8月スタートで、売上や利益などの業績はまだこれからでしょう。
クラウドファンディングの実績はまだ6社で、そのうち3社は募集金額が集まらずに失敗に終わっています。ただ、失敗といっても、プロジェクト自体は動いていない案件なので、この場合は全額返金されます。おそらくこれらは、案件自体に魅力がなかったのでしょうね。
お金が集まった3社は、現在プロジェクトが稼働しており、成功が期待されています。次の3社です。
募集金額 | 5,000万円(→5,746万円で終了) |
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投資家特典 | デジタル観光ツアーアプリ「SpotTour」の利用代金を割り引くクーポン |
募集金額 | 5,000万円(→5,750万円で終了) |
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投資家特典 | 健康志向たまご30個 |
募集金額 | 2,800万円(→3,160万円で終了) |
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投資家特典 | Amazonギフト券1,000円分 |
いずれも、目標募集金額を大きく超えており、ファンドの「募集上限金額」に迫る勢いでした。ここから、投資家の期待が大きいことが見て取れます。ちなみに、以上の3件は今プロジェクトが動いている状態であり、投資として成功するかどうかは、まだこれからです。
投資家はどのようにして儲かるのか?
ユニコーンは「株式投資型クラウドファンディング」と呼ばれており、投資家としては、案件がIPO(上場)することがゴールとなっています。つまり、株価が安いうちに手に入れて、上場時、もしくは、他社による買収時などに株を売却して儲ける仕組みです。(上場するかわかりませんが)IPO株を事前に手に入れるイメージですね。追加情報としては、上場会社の“ZUU”のグループ会社である点は安心感があります。
気を付けるべき点は何か?
気を付けるべき点はたくさんあります。まず第一に、「①情報が限られていること」です。もちろん、ユニコーンのウェブサイト上で投資先の情報は見られるのですが、上場会社と比べると、情報量はどうしても劣ります。
次に、「②流動性がないこと」です。株式投資であればすぐに買い手を見つけることができますが、非上場のため、現金化する手段がありません。よって、基本的には、IPO(上場)待ちとなります。
最後に、「③高値で売却できるかわからないこと」です。投資先がうまく行くかどうかは、実際に事業をやってみないとわかりません。ですから、投資した後に会社が行き詰ってしまえば、最悪お金は返ってこないこともあるでしょう。ここが一番のリスクです。
まとめ
ユニコーンへの投資は、長い期間資金が拘束される可能性が高く、また、基本的には上場などで売却しないと換金できないため、ハイリスク・ハイリターンの投資となります。うまく行けば大儲けとなるかもしれませんが、損失リスクも考慮して、投資のメインに据えるのではなく、サブ的な意味合いで投資をするのがよさそうです。
これまでの案件がまだイグジット(上場や買収など)していないので判断が難しいですが、1社でも実績が出れば、ユニコーン社の株式投資型クラウドファンディングも盛り上がってくると思います。
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投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。