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経済指標とは?種類や見方をわかりやすく解説します
投資家が知っておくべき経済指標を、日本と米国に分けてわかりやすく解説します。また、経済指標の発表を見逃さない方法として、MONEXカレンダーを使う方法をご紹介します。かなり便利なツールなので、ぜひ最後まで読んでみてください。
当サイトおすすめの重要経済指標一覧(日本)
日本国内で発表される経済指標は、日本銀行の金融政策や、政府の財政政策に影響を与えます。金融政策や財政政策が変更されれば、それに合わせて株価や金利が動く仕組みです。そのため、投資家は経済指標にも注目する必要があります。経済指標にはたくさんの種類がありますが、中でも投資家の注目度が高いものを厳選し、以下の表にまとめました。
経済指標 | 公表機関 | 公表時期 | 経済用語の解説 |
---|---|---|---|
国内総生産(GDP) | 内閣府 | 年に4回 | 国内で新しく生み出された生産物やサービスの金額の総額(付加価値)で、国の経済の大きさを表す指標の一つとして使われます。 |
日銀短観 | 日本銀行 | 年に4回 | 日本銀行が直接企業に対して、景気についての調査をするものです。景気動向を占ううえで、重要な経済指標となっています。 |
機械受注 | 内閣府 | 毎月 | 機械メーカーの受注額を集計した統計です。これを見ることで、企業の設備投資の動向をチェックすることができます。 |
完全失業率 | 総務省 | 毎月 | 完全失業率をパーセントで表しています。例えば、5%であれば、仕事を求める人100人中5人が失業中であるといえます。不景気になると高くなる数字です。 |
消費者物価指数 (CPI) |
総務省 | 毎月 | 全国の世帯(消費者)が購入する各種の商品(財やサービス)の物価変動を測定するものです。この数字が上がると物価上昇(インフレ)傾向になります。 |
当サイトおすすめの重要経済指標一覧(米国)
米国は世界のGDPランキングでトップの国です。世界経済に与える影響が大きく、世界中から注目されています。そのため、米国が発表する経済指標も世界中から注目を集めており、経済指標の数値によって他の国の株価などに影響が及びます。以上の理由から、日本だけでなく米国の経済指標にも注目する必要があるのです。
日本と同様に、米国の経済指標も数多く存在します。今回は、その中から最も重要度の高い指標を厳選しました。
経済指標 | 公表機関 | 公表時期 | 経済用語の解説 |
---|---|---|---|
雇用統計 | 米国労働省労働統計局 | 毎月 | 米国の景気の実態がわかる、重要な経済指標のひとつです。雇用統計には複数の種類がありますが、中でも「非農業部門雇用者数」と「失業率」に注目が集まります。 |
国内総生産(GDP) | 米国商務省経済分析局 | 年に4回 | 米国内で新しく生み出された生産物やサービスの金額の総額(付加価値)で、国の経済の大きさを表す指標です。経済大国である米国のGDPは、景気関連指標として国内外の注目を集めています。 |
ISM製造業景況指数 | 全米供給管理協会(ISM) | 毎月 | 米国の製造業の景況感を示す指数です。毎月第1営業日に発表されるため、ISM非製造業景況指数とセットで米国の景気先行指標として注目されています。 |
ISM非製造業景況指数 | 全米供給管理協会(ISM) | 毎月 | 米国の非製造業の景況感を示す指数です。毎月第3営業日に発表されるため、ISM製造業景況指数とセットで米国の景気先行指標として注目されています。 |
MONEXカレンダーを使おう
投資家が知っておくべき経済指標のうち、代表的なものを厳選してご紹介しました。厳選したとは言っても、日本と米国合わせて9つも指標があるので、全部追いかけるのは大変ですよね。
そこでおすすめなのが、マネックス証券が提供しているMONEXカレンダーです。このカレンダーには、重要な経済指標の発表予定日はもちろん、海外市場の休業日も掲載されています。Googleカレンダーに取り込んで使えるため、リマインダーを使えば経済指標の発表をうっかり見逃してしまうことはありません。
マネックス証券のMONEXカレンダーは、口座開設不要で誰でも無料で使えます。経済指標を見落としたくない方は、ぜひ一度使ってみてください。
まとめ
投資家が知っておくべき最低限の経済指標を、日本と米国に分けて紹介しました。こちらに載っている経済指標を追いかければ、景気の温度感を大まかに捉えられます。最低限のものとは言え、9つもあるとすべて追いかけるのは大変です。マネックス証券のMONEXカレンダーを使えば、経済指標の発表日にリマインドしてくれるので、ぜひ活用してみてください。
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