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カブドットコム証券(現 auカブコム証券)さんへ取材しました!(その1)

取材日:2012年2月

auカブコム証券本社

写真:auカブコム証券本社

インタビュア : ひっきー
今回の取材は、ネット証券の中でも、自動でおこなわれる売買注文など、システム面でダントツの強みを持つ、三菱UFJフィナンシャル・グループのカブドットコム証券(現 auカブコム証券)さんです。さっそく、ご覧ください!

先日、現物株式手数料の改定(主に値下げ)を行いましたが、その理由と背景をお聞かせください。

担当者様 : これまで、信用取引の大口無料や先物オプション、FX、投資信託と他の取扱商品の低コスト化を率先して行ってきました。一方で、現物株式手数料は約定した代金によって高安の差がありましたし、指値や自動売買での加算など、是正すべき点が多々ありました。ようやく諸々のタイミングや準備が整い、長く継続できる手数料体系に改定できましたので、幅広い投資家の方々にご活用いただけるのではないかと期待しています。

ひっきー : 一般信用取引を使って、株主優待を賢くゲットする方法があると聞いたのですが?

担当者様 : 「株主優待は欲しいけど、株価が下がって優待のメリットよりも損が大きくなるかも…」そんな価格変動リスクを回避する手段が信用取引でのツナギ売り(クロス取引)です。株主優待の権利が獲得できる内に、現物株式の買いと、信用取引での売建※1(うりたて)を同時に行います。こうすることによって株主優待の権利を獲得しつつ、株価の下落による損失を回避することができます。そして権利獲得後、買った現物株式を品渡(現渡)※2することで売建ている信用取引を決済します。一般的な制度信用取引は売建できる銘柄が限られており、逆日歩※3(ぎゃくひぶ)が発生する可能性もありますが、当社の一般信用取引は売建できる銘柄が多く、逆日歩も発生しません。株主優待狙いなら、まずは一般信用で売建ができるかチェックすることをおすすめします。

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※1 売建(うりたて)とは:証券会社に株を借りて、株式市場で売ることをいいます。こののちに、株式市場から安く買い戻すことで、その差額が利益となります。(株価が下がった分が利益になるしくみ)
※2 品渡(しなわたし)とは:信用取引の決済方法のひとつで、売建の株式を決済する場合には、買い戻して反対売買を行うのが普通ですが、もともと保有している同一銘柄の株式(現物)を証券会社に返済し、代金を受け取ることを言います。
※3 逆日歩(ぎゃくひぶ)とは:信用取引で売建るときに売り手が買い手に支払うコスト。売建るための株数が不足するときは、びっくりするほど高い手数料がかかることがあります。制度信用取引のみで、一般信用取引では発生しません。

ひっきー : “信用取引”と聞くと、リスクが高くて危険というイメージがありますが、このように現物の買い注文と組み合わせて注文を出せば(ツナギ売り)、株価の下落の心配がなく、お得に株主優待をいただけちゃうんですね♪

ひっきー : 一般信用取引(売短:うりたん)について教えてください。 (参考:信用取引とは?

担当者様 : そもそも、一般信用取引で売建できる証券会社はほとんど無いのですが、当社では通常の信用取引(制度信用取引)で売建できない銘柄も含めて、一般信用取引で売建できる銘柄が約2,000銘柄(2021年1月現在は約2,700銘柄)と圧倒的な数です。今回スタートした「一般信用取引(売短:うりたん)」は、なかなか株式を調達しにくい銘柄でも、返済期限を最長13日間に制限することにより、売建をできるようにした画期的なサービスです。

「他の証券会社ではツナギ売りや空売りしたくても売建できない銘柄を、auカブコム証券ならできる」と、ご好評頂いています。一般信用取引は逆日歩(ぎゃくひぶ)がかからないので、「“制度信用取引”で売建するよりも、“一般信用取引”で売建したい」というお客さまが多いのです。

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ひっきー : 一般信用取引を約2,000銘柄取り扱っていると言うのは、本当にすごい数をフォローしてますね。他社には真似できない数字です。“逆日歩”は信用取引をする上で落とし穴となるので、短期で信用取引をされる方は、一般信用取引の方が使いやすいかもしれませんね。

担当者様 : また、当社の信用取引は、お取引が多いお客さまほど有利な手数料体系で、「無料」でご利用頂いているお得意様もたくさんいらっしゃいます。

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