楽天証券に取材してきました
取材日:2013年5月
(左から竹内・青木・かえる、楽天証券 清野さん)
インタビュア : 青木
今回の取材は、総合ネット証券として人気のある楽天証券さんの取材に行って参りました。2014年より始まる日本版ISA(少額投資非課税制度)や、海外株式などの株式取引のこと、その他の魅力的なサービスについて、マーケティング部長の清野さん・広報の中原さんに詳しくお話をうかがいました。インタビュアは、サイト管理人の竹内(ひっきー)・青木と、「かえるの気長な生活日記。」の運営をしています“かえる”でお送りします。
2014年から日本版ISAがはじまりますね
かえる : これまで、投資家の応援制度として「証券税制の優遇(株式などの売却益・配当への課税が20%→10%)」がありましたが、2014年より新しい制度、日本版ISA(少額投資非課税制度)がスタートします。少し難しい制度ですが、すごく良い制度と思っておりますので、かんたんにお聞かせください。
清野さん : 当社でも紹介サイトをつくっておりますので、詳しくはそちらをご覧いただければと思います。
簡単に説明させていただきますと、年間の投資額100万円までに対して「利益が出ても売却・配当に対する税金が非課税になる制度」です。
期間は5年となっており、2014年に開設すると5年間口座を利用できます。
ですから最大で、100万円/年×5年=計500万円※の投資に対しての利益が非課税になるメリットがございます。
※2016年1月から、年間120万円、5年で計600万円に変更されています。
非課税対象 | 株式や投資信託の値上がり益や配当金(分配金) |
---|---|
非課税投資枠 | 毎年120万円まで(翌年への繰り越しはできない) |
期間 | 5年間(売却して非課税枠の再利用はできない) |
投資総額 | 最大600万円まで |
制度継続期間 | 2014年から2023年までの10年間 (毎年120万円ずつ非課税枠の設定ができる) |
口座開設資格者 | 20歳以上 |
清野さん : 当社としても、20歳以上の方、みなさんに使っていただける長期投資に適した制度と思っております。一括での投資だけではなく、積立て(分割)投資もできますので、しっかりとサポートしたいと思っております。
かえる : 2013年10月から日本版ISA用の口座開設ができるようになります。2014年からは、利益に対しての税金が20.315%(従来の20%に復興所得税0.315%)になりますので、この非課税メリットはぜひ活用して欲しいと思います。
※注意点としては、口座を5年間変えることはできませんので、しっかりと自分にあった金融機関を選んでいただきたいと思います。個人的には、やはり品揃えが多いネット証券での口座開設をオススメします。
海外株式への投資も取引しやすくなっていますね
中原さん : 海外株式取引につきましては、特に米国株の特定口座対応についてお客様からご要望を頂いておりますが、もう少しお待ちいただくこととなります。
ただ、特定口座は、個人投資家のみなさまにとっても、必要なサービスと思っておりますので、ぜひ実現させたいと思っております。
取り扱っている海外株式は、従来の米国株式・中国株式に加えまして、2012年2月よりアセアン株式(シンガポール・マレーシア・タイ・インドネシア)の取り扱いをはじめました。成長している国々ですので、ぜひ、新しい国・企業をチェックして欲しいと思います。
もちろん、企業の株式だけではなく、ETFも取り扱っていますので、こちらもぜひチェックして欲しいと思います。
証券会社/取引額 | 米国株式 | 中国株式 | アセアン株式 |
---|---|---|---|
取扱銘柄 | 1,100柄以上 (ETF110銘柄以上) |
400銘柄以上 (ETF20銘柄以上) |
260銘柄以上 (ETF60銘柄以上) |
最低手数料 | 26.25ドル 約2,625円 |
525円 | 525円 |
為替スプレッド | ±25銭 | ±15銭 | シンガポールドル:±83銭 タイバーツ:±8銭 マレーシアリンギット:±43銭 インドネシアルピア:±0.03銭 |
楽天証券での海外ETFの買い方へ進む →
かえる : 米国株式については、ウォールストリートジャーナルが日本語で読めるようになりましたし、人気のある取引ツール、マーケットスピードで取引できます。中国株式・アセアン株式についても、日本語サポートをより充実させていかれるそうですので、国際分散投資としても活用して欲しいと思います。
青木 : 先進国に比べて、強い経済成長力を持つASEAN諸国へ投資できることが魅力的に感じました。投資可能な銘柄数も260銘柄超と、ネット証券の中でも豊富ですね。