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【エンタメ関連株・銘柄まとめ】おすすめのゲーム株や有望株、今後の見通しも解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2025年7月25日

エンタメ関連株は、ゲームやアニメ、映画、漫画などのエンターテインメント(娯楽)を提供する会社の株です。代表的な銘柄には『スーパーマリオ』で有名な任天堂(7974)や、アニメや映画を制作する東宝(9602)などが挙げられます。

この記事では、エンタメ関連株に人気が集まっている理由や成長が期待できるゲームの有望株、今後の見通しなどについて、株初心者向けにわかりやすく解説しています。

エンタメ関連株に人気が集まっている理由

2025年7月現在、エンタメ関連株には人気が集まっています。この背景には、下に挙げた3つの理由があります。

それぞれ見ていきましょう。

① トランプ関税の影響を受けにくい

1つ目の理由として、「エンタメ関連株はトランプ関税の影響を受けにくい」ことが挙げられます。

米国のトランプ政権は、各国に対して相互関税を課しています。輸出産業にとってはマイナスの環境ですが、WTO(世界貿易機関)は動画やゲームなどの配信には関税をかけない方針を掲げているため、エンタメ関連株には追い風が吹いているのです。

このため、エンタメ関連株に人気が集まっています。

② 成長産業であり市場の規模が大きい

2つ目の理由は、「エンタメは成長産業であり市場規模が大きい」ためです。

内閣官房が公表した「新しい資本主義実現会議」の資料によると、2022年の世界のコンテンツ(創作物)市場は135.6兆円にのぼり、半導体産業を金額で上回っています。

2022年の世界のコンテンツ市場は135.6兆円

出典:内閣官房 | 基礎資料(第26回新しい資本主義実現会議の基礎資料の改訂・再編版)[PDF]

また、コンテンツ市場のうち日本の市場規模は13.1兆円と、中国、米国に次ぐ世界第3位の大きさです。

コンテンツ市場のうち日本の市場規模は13.1兆円

出典:内閣官房 | 基礎資料(第26回新しい資本主義実現会議の基礎資料の改訂・再編版)[PDF]

③ 日本勢が世界で活躍

3つ目の理由は、「日本勢が世界で活躍している」ことです。

日本のコンテンツ輸出額は約4.7兆円(2022年)と、鉄鋼に次ぐ大きさとなっています。世界中で日本のアニメやゲームといったコンテンツが楽しまれており、2026年版のギネスブックには、アニメ『呪術廻戦』が“世界で最も需要の高いテレビアニメ番組”として掲載されることとなりました。

日本のコンテンツ輸出額は約4.7兆円

出典:内閣官房 | 基礎資料(第26回新しい資本主義実現会議の基礎資料の改訂・再編版)[PDF]

以上、3つの理由からエンタメ関連株に人気が集まっています。

エンタメ関連株・銘柄一覧

経済産業省の資料によると、国内エンタメ市場では、テレビをはじめとする映像配信が約4割を占め、出版、ゲーム、アニメと続きます。今回は、海外売上比率が高く、成長性が見込める有望な「ゲーム関連」を中心に紹介します。

日本のエンタメ・クリエイティブ産業の国内市場規模

出典:経済産業省 | 第1回エンタメ・クリエイティブ産業政策研究会(事務局資料)[PDF]

総合電機メーカー

総合電機メーカーからは、大手のソニーグループ(6758)を取り上げます。同社は出版社であるKADOKAWA(9468)に出資し、映画・音楽・アニメを含む総合エンタメ企業へと進化しています。

ゲームメーカー

ゲームメーカーの中では、8年ぶりに『Nintendo Switch』の新型機を発表した任天堂(7974)や中高年層に人気のスクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)、スマホゲームが中韓で人気のネクソン(3659)、『モンスターハンター』の新作がヒットしたカプコン(9697)、カードゲームに強いコナミグループ(9766)などが注目されています。

また、ゲームソフトやおもちゃなどを手がけるバンダイナムコホールディングス(7832)は、アニメとおもちゃを組み合わせた戦略が強みです。

IP(知的財産)ビジネス

「IP(知的財産)ビジネス」とは、アニメのキャラクターなどの創作物のライセンスを貸し出して、使用料を受け取るビジネスです。

IPビジネスを手がける企業からは、映画製作・配給会社の国内最大手である東宝(9602)と、世界的な人気キャラクター『ハローキティ』を有するサンリオ(8136)をピックアップします。

銘柄名
クリックタップで最新株価)
事業内容
ソニーグループ
(6758)
大手総合電機メーカー。ゲーム・音楽・映画のエンタメ事業が主力。家庭用ゲーム機『プレイステーション』が海外で人気。内外のエンタメ会社をM&A(合併と買収)で取り込み業容を拡大中。大手出版会社KADOKAWA(9468)への出資を10%に引き上げた。
任天堂
(7974)
世界大手のゲームメーカー。2025年6月発売の主力家庭用ゲーム機『Nintendo Switch 2』が話題を呼んでいる。海外売上比率は8割弱で米大陸・欧州に強い。
スクウェア・エニックス・
ホールディングス
(9684)
大手ゲームメーカー。代表作『ファイナルファンタジー』、『ドラゴンクエスト』が中高年に人気。若い世代のユーザー層の取り入れが課題。子会社がアミューズメント施設『TAITO』を内外に展開している。
ネクソン
(3659)
韓国発のPCオンライン・モバイルゲームメーカー。本社を日本に置くが、売上比率は韓国(約4割)と中国(約3割)が高い。代表作は『アラド戦記』、『メープルストーリー』ほか。
カプコン
(9697)
モンスターハンター』で知られる大阪のゲームメーカー。欧米とアジアに強い。アミューズメント施設の運営や、『ストリートファイター』の大会などのeスポーツの開催も手がける。2025年3月期は過去最高の業績。
コナミグループ
(9766)
大手ゲームメーカー。代表作は『実況パワフルプロ野球』や『ときめきメモリアル』など。トレーディングカード『遊戯王』の販売枚数でギネス記録を獲得。eスポーツの大会開催や、スポーツクラブ『コナミスポーツ』の運営なども手がける。
バンダイナムコ
ホールディングス
(7832)
おもちゃメーカー大手。アニメやゲームなどのキャラクターを使ったおもちゃの製造販売を中心に、映像作品も制作する。アミューズメント施設『namco』を全国に展開。海外売上比率は約3割。
東宝
(9602)
映画『ゴジラ』を制作する大手映画会社。『僕のヒーローアカデミア』や『呪術廻戦』などのアニメ作品や演劇も手がける。海外売上比率は約3割。アニメキャラクターなどのライセンス事業を強化する方針。
サンリオ
(8136)
ハローキティ』や『マイメロディ』などのキャラクタービジネスを事業としている会社。創り出したキャラクターは450にのぼる。サンリオピューロランドなどのアミューズメント施設も運営。海外売上比率は2割強。インバウンドが追い風。

エンタメ関連株・銘柄の見通し

エンタメ関連株の見通しを「良い・普通・悪い」で表すと、「良い」と言えます。市場が大きく成長率も高く、今後の伸びしろが期待されているからです。

それでは、下の5つの分野ごとに、今後の見通しを解説します。

① ゲーム

ゲーム市場では、スマホゲームやPCゲームが成長する一方で、家庭用ゲーム機の需要は先細りになるという見方があります。各社が掲げる今後の戦略に要注目です。

参考情報として、経済産業省が公開した“2022年時点における世界のゲーム市場の内訳”を紹介します。1ドル=147円として計算すると、スマホ向けは約13.5兆円(全体の約5割)、PC向けは約5.7兆円(同2割強)、日本が得意とする家庭用ゲーム機は約7.6兆円(同3割弱)という構成になっています。

世界のゲーム市場規模

出典:経済産業省 | 業界の現状及びアクションプラン(案)について【ゲーム】(事務局資料③)[PDF]

② アニメ・マンガ

日本動画協会によると、2023年のアニメ市場は初めて3兆円を突破。そのうち約半分がアジアや北米など海外での売上です。東映アニメーション(4816)IGポート(3791)などのアニメ制作会社に期待が高まります。

2023年のアニメ市場は初めて3兆円を突破

出典:一般社団法人 日本動画協会 | アニメ産業レポート2024 サマリー(日本語版)

続いて、マンガの国内市場規模を紹介します。出版科学研究所によると、2024年時点におけるマンガの国内市場規模は7,043億円です。アニメの国内市場規模と比べると小さいですが、マンガはアニメや映画の原作に使われることが多いため、海外でも関心が寄せられています。

マンガの国内市場規模

出典:出版科学研究所 | コミック販売額

ただし、未成年の性的な描写や暴力表現は、国によって規制の対象となるので注意が必要です。

③ 音楽

音楽市場では、「配信への移行」が今後の課題になりそうです。

国内ではCDなどのパッケージ販売が主流ですが、海外では配信が中心となっています。国内でもこのような動きが進む可能性があるでしょう。

④ おもちゃ

バンダイナムコホールディングス(7832)タカラトミー(7867)、おもちゃ卸のハピネット(7552)では、大人向け商品が好調です。おもちゃ関連企業は海外展開に意欲を見せており、今後の成長が期待できます。

⑤ IP(知的財産)ビジネス

経済産業省の資料によると、IPビジネスを含むエンタメ・コンテンツ業界は、デジタルサービスの普及などを背景にさらなる成長が期待されています。

IPビジネスは“キャラクターのライセンスを貸し出す”ビジネスであるため、小さなコストで多くの利益が得られるという性質を持っています。このため、ゲーム関連企業はIPビジネスに注力しているのです。

中でも、任天堂(7974)グループの『ポケットモンスター』とサンリオ(8136)の『ハローキティ』は、世界で最も成功しているIPコンテンツと言えるでしょう。『ポケットモンスター』のIPを管理する株式会社ポケモンは、売上に対する利益率が20~30%と高いことで知られています。

銘柄スカウターを使ってテーマ株・関連株を深掘りする方法

まとめ

ゲームやアニメ、映画、マンガなどを扱う日本のエンタメ関連株は、国内外から注目を集めています。その中でもゲーム関連は海外売上の約6割を占めており、特に家庭用ゲーム機関連は日本企業の存在が大きいです。また、スマホやPC向けゲームも力強い成長を見せており、関連銘柄の追い風になるでしょう。

日本のアニメは、海外市場を中心に人気が高まっています。おもちゃやIPビジネスに大きなプラスをもたらしています。

エンタメ関連株は、配当利回りは低めですが、将来の値上がり益が期待できるテーマの一つと言えるでしょう。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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