こちらのスライドでは、オートオークション会場や自動車業者への販売に係る売上総利益の推移を表しています。青色が自社買取した中古車から得た売上総利益を、灰色が下取車や売れ残りの小売用在庫から得た売上総利益です。当期の第1四半期、第2四半期と売上総利益の金額が減っています。

第2四半期の売上総利益の減少理由は、オートオークション会場の落札相場が下落したこと、および買取台数が想定を下回ったことによるものです。これにより、オートオークションへの出品・成約台数が減少しました。また、売れ残った小売用在庫の売却においては、損失額が拡大しました。その結果、オートオークション会場への販売に係る売上総利益が減ってしまったのです。

なお、会社全体の売上総利益は、前年同期比で増えています。しかし、オートオークション会場への販売に係る売上総利益が低下したことなどにより、会社全体の売上総利益の増加額に比べて販管費の増加が先行したため、営業利益の大幅減少につながりました。

販売管理費が増加したのは、規模拡大を進めているためです。下のスライドをご覧ください。

MEGA専門店の新規出店を積極的に進めている影響で、賃借料や減価償却費、広告宣伝費、販売促進費が増加しました。これらの販売管理費の増加率と売上総利益の増加率を比べたときに、販売管理費の増加率のほうが高くなりました。

「オートオークション会場への販売に係る売上総利益の減少」の影響が大きいです。このことについて、下のスライドで説明しています。

販売管理費の縮減については、下記2つに取り組んでいます。このため、通期の営業利益は10億円を予想しています。

第2四半期において、四輪小売販売台数は「増加」となりました。これは、前期に出店したMEGA専門店2店舗と、当期に出店したMEGA専門店2店舗が寄与したためです。

第2四半期と同様、四輪小売販売台数を伸ばせる見込みです。

来店客数は回復してきています。既存店の四輪小売販売台数を見ると、前年同期比で106.6％と前年越えの水準です。

おっしゃる通り、一過性のものと見込んでいます。上のスライドは、全国のオートオークション会場の落札価格の平均値をグラフ化したものです。中古車相場は3月の最終週あたりで底打ちしており、4月は横ばいで進んできています。

そうなのです。また、ゴールデンウィーク中はオートオークションがやっておらず、中古車販売店は車が売れても補充できない状況でした。このため、中古車相場は緩やかに推移すると予想しています。

中古車相場は、緩やかな横ばいを予想しています。また、中古車需要はコロナの規制緩和を追い風に底堅く推移すると考えています。

前回の第1四半期では、通期業績目標を達成するとお話しました。このタイミングで下方修正を出すことになってしまい、大変不本意に思っております。ご期待いただいていた投資家のみなさま、ご期待を裏切る形になってしまい大変申し訳ございません。

今回、営業利益▲7億円の下方修正を出したので、もう一度下方修正を出す事態は避けたいと考えています。修正後の業績目標を達成できるように、まい進していきます。