数字以外での投資先の調べ方や見分け方を教えてください
株式投資で、投資先を探したり調べたりするときに、スクリーニング(ふるい分け)や決算情報などの“数字”をチェックする方法は知っていますが、それ以外にどんな調査方法がありますか?
一般的に言われているのは、まず投資先候補の「①サービスを使うこと」です。自分で使えるサービスであれば、体験してみるのが手っ取り早いです。例えば、食品(カゴメ、ハウス食品など)、外食(スシロー、くら寿司など)や小売り(イオン、セブンイレブンなど)であれば、ユーザーとして体験がしやすいです。その製品やサービスがウケている(もしくは、不評…)の原因を知ることができれば、投資判断の役に立つでしょう。
他には、“そこの企業で働いている人”のように「②会社の内側から知ること」もよいでしょう。具体的には、転職サイトなどを使って、すでに働いている人の声を聴くことです。私はキャリコネというサイトを利用しています。
ここでは転職を考えている人のために、働きやすさや仕事の満足度など、転職を考えている人にとって重要な情報が集まっています。企業は人の集合体なので、低評価が多い会社は、この先きびしいのかもしれません。無料で使えるサービスなので、気になっている会社があれば、内部の状況をのぞいてみましょう。
最後に、「③社長の考え方を知ること」です。残念ながら、個人投資家が会社訪問をしても受け付けてもらえないことが多いので、会社のホームページや株主総会、決算説明会(動画)、IRイベントでの会社説明会など、社長さんの生の声を聴けるところで情報収集をしましょう。会社に対する想いや、これからの会社の展望についての情報がダイレクトにわかるので、数字だけ追いかけているのとは感じ方が違ってくると思います。
ただし、銘柄への思い入れが強くなりすぎると、惚れやすくなってしまい、正確な判断ができなくなることがあるので、フラットな気持ちで臨むことが重要です。
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投資歴19年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。