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FOMCのドットチャートはどこで見る?いつ公表されるのか、2025年6月最新の見方を解説
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- (2025年6月19日追記)6月FOMCでは、政策金利の据え置きが決定されました。同時にドットチャートも更新され、前回(3月時点)よりも引き締め的な見通しとなっています。moomooアプリのドットチャートでも確認できるので、ぜひご覧ください!
FOMCのドットチャートは、FRBが公表する議事録の中で見られます。しかし、英語で書かれたFRBの公式サイト内で議事録を探すのは大変なので、moomoo証券のmoomooアプリがおすすめです。
moomooアプリには、個別銘柄の情報にとどまらず、マクロ経済のデータもたくさん掲載されています。そのなかに、FOMCのドットチャートが含まれているのです。
このコラムでは、ドットチャートの基礎知識の解説からスタートして、moomooアプリでの見方、あわせてチェックするべき関連指標などを紹介します。ぜひ最後まで読んでくださいね。
FOMCメンバーの金利見通し
毎年3月、6月、9月、12月のFOMCでは、“FOMCメンバーが適切と考える米国の政策金利(FF金利)の水準”が公表されます。下の画像は、実際にメンバーの政策金利見通しが書かれたチャートです。適切な政策金利の水準をドット(点)で表すため、この資料は「ドットチャート」と呼ばれています。
出典:Board of Governors of the Federal Reserve System | Federal Reserve Board and Federal Open Market Committee release economic projections from the March 18-19 FOMC meeting
ドットチャートは「ドットが多く集まっている予想値に注目する」というのが基本的な見方です。例えば2025年の場合は3.9%付近に最も多くのドットが集まっています。2025年5月のFOMCでは政策金利の据え置き(誘導目標は4.25~4.50%)が決定されましたが、市場は年末までに0.25%の利下げが1回程度おこなわれると予想しているようです。
ただし、今後予想以上にインフレが加速した場合は、政策金利が据え置かれることとなり、「結局1度も利下げしなかった」という事態もあり得ます。
必ずしもドットチャートどおりに政策金利が動くとは限りませんが、FOMC参加者が今後の政策金利や経済見通しをどのように考えているかが読み取れる資料となっており、世界中の投資家が注目しています。
ドットチャートを見る方法
ドットチャートを見る際には、FRBの公式サイトを開いて“FOMCの議事録”を探さなければなりません。英語で書かれているので、探すのはなかなか大変です。しかし、moomoo証券の『moomooアプリ』を使うと、ドットチャートを日本語でかんたんにチェックできます。
ドットチャートは、moomooアプリの「マーケット」タブの中で見られます。画面上の「米国株」をタップし、画面を下にスクロールすると「決算情報」のすぐ下に「マクロ経済データ」という項目があります。右端にある「>」をタップしましょう。
画面を下にスクロールしていくと、「連邦準備制度理事会金利予測確率」の下に「FOMCメンバーの金利見通し」があります。
市場が予想する政策金利の見通し
今後の政策金利を見通す際には、先ほど確認したFOMCメンバーの金利見通しに加えて、市場が予想する政策金利見通しもチェックするとよいでしょう。
市場が予想する政策金利見通しは、CMEグループが提供している「FedWatch(フェドウォッチ)」と呼ばれるツールで確認できます。具体的には、FedWatchの中にある「Probabilities」を参照します。
出典:CME Group | FedWatch Tool
かんたんに見方を解説しましょう。上の表の「MEETING DATE」の部分には、今後のFOMC開催日程が書かれています。右側の「175-200」から「425-450」の部分は、市場が予想する政策金利の誘導目標です。
「425-450」という数字は「bp(ベーシスポイント)」という単位で書かれています。聞きなれない単位ですが、1bp=0.01%です。したがって、パーセントに直すと「4.25-4.50%」となります。
表のセルには、水色と黄色でハイライトされたものがあります。このうち、水色でハイライトされた部分は“最も高い確率”を指しています。つまり、市場が予想する政策金利見通しを知りたい場合は、この水色の部分をチェックすればよいのです。
2025年6月18日に開催される6月FOMCでは、「425-450」の確率が97.9%と最も高くなっています。2025年5月末時点の政策金利誘導目標は「425-450」ですので、市場は“政策金利の据え置き”を予想していることがわかります。
以上、FedWatchを使って市場が予想する政策金利の見通しを確認する方法を解説しました。慣れてしまえばそれほどむずかしくはありませんが、なかなかハードルが高いのも事実です。そのような方に、もっとかんたんにチェックできる方法を紹介しましょう。
moomooアプリで市場が予想する政策金利の見通しを確認
moomoo証券のmoomooアプリを使うと、市場が予想する政策金利の見通しをかんたんにチェックできます。FOMCメンバーの金利見通しと同じで、マクロ経済データの中に「連邦準備制度理事会金利予測確率」という名前でグラフが載っています。
FedWatchとは違ってグラフで表示されています。次回の6月FOMCでは「据え置き」予想が97.9%、「-25bp(利下げ)」予想が2.1%です。表よりもこちらのほうが理解しやすいですね。
連邦準備制度理事会金利予測確率は、「マーケット→米国株→マクロ経済データ」の順にタップしていくと、「主要経済指標」の下に掲載されています。
moomooアプリでドットチャートを確認するための条件
moomooアプリでドットチャートや市場が予想する政策金利見通しを見るためには、moomoo証券に口座開設し、メンバーシップランク「V3」の条件を満たす必要があります。メンバーシップランクはV1~V3まであり、ランクアップの条件は下の表のとおりです。
メンバーランク | 口座開設 | 前日の総資産 | 直近90日間の 平均総資産 |
直近90日間の 取引金額 |
---|---|---|---|---|
V1 | 開設済み | - | - | - |
V2 | 開設済み | 1円以上 | 1万円以上 | - |
V3 | 開設済み | 1円以上 | 30万円以上 | 200万円以上 |
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まとめ
ドットチャートは、今後の政策金利の動向や景気を予測する際に役立つ指標です。FRBが発表した議事録に書かれています。moomoo証券のmoomooアプリにも同じ情報が載っているので、議事録を探す手間を考えるとmoomooアプリの利用が便利でしょう。
また、市場が予想する政策金利見通しもあわせてチェックするのがおすすめです。こちらもmoomooアプリの中に情報が載っているので、ドットチャートとあわせてご覧ください。
moomooアプリでこれらの情報を確認するためには、moomoo証券への口座開設と条件達成が必要です。まだ口座を持っていない方は、この機会に口座開設しておきましょう。
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