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不動産クラウドファンディングは儲からない?儲かる?実際にやってみた

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2023年11月30日

不動産クラウドファンディングとは、不動産×クラウド(群衆)×ファンディング(資金調達)を組み合わせた造語で、不動産投資の仕組みのことです。不動産クラウドファンディングには「運営者」と「投資家」の2つの立場があります。

不動産クラウドファンディングの運営者は、複数の投資家から資金を募ることができるため、効率よく不動産投資ができるのが特徴。一方、不動産クラウドファンディングに資金を預ける投資家は、ひとりで不動産を売買するわけではないので、たった数万円の資金で手軽に不動産投資ができます。

投資家は、運営者が儲けた売買益や家賃収入から、投資金額に応じてリターンを得られる仕組みです。このコラムでは、投資家の立場で、不動産クラウドファンディングがどのくらい儲かるのか解説します。

また、実際に不動産クラウドファンディング事業者の「CREAL(クリアル)」で投資をやってみたので、ぜひ参考にしてください。

不動産クラウドファンディングは儲かる?儲からない?

不動産クラウドファンディングは、多くの案件が期待利回り3%~8%程度程度に設定されており、100万円を投資をしたら年間3万円~8万円の利益が期待できます。

この利回りを見て「意外と高利回りで儲かる!」という方もいれば、「全然儲からないんだ…。」という方もいると思います。ひとつ言えることは「短期間で資産を倍増させるような一攫千金を狙う投資手法ではない」ということです。

不動産クラウドファンディングに投資をすると、対象不動産から発生する家賃収入や売却益の一部が、リターンとして還元されます。数か月~数年の長期投資が前提なので、短期的に売買を繰り返して利益を出す投資手法ではありません。

株式投資に置き換えると、配当株を長期保有して配当金(インカムゲイン)を受け取る配当株投資に似ていますね。

また、不動産クラウドファンディングは有形資産なのも特徴。相場変動の影響を受けやすい株式や為替とは違い、現物に裏打ちされた価値がある資産です。そのため、相場の影響を受けて実際の価値以上に価格が下落するリスクは、株式や為替に比べて低いと言えるでしょう。おおむね、期待利回りどおりのリターンを得られる傾向にあります。

不動産クラウドファンディングの想定利回り

では、代表的な不動産クラウドファンディング事業者のCREALで実際に募集された案件から、どんなファンドがあるのか、想定利回りどのくらいなのかを見ていきましょう。

<CREALの募集ファンド一覧①>

募集ファンド一覧

(出典:CREAL

<CREALの募集ファンド一覧②>

募集ファンド一覧

(出典:CREAL

過去に募集されたファンドはマンションが多いですが、保育園や物流施設などの物件の募集実績もあり、バラエティに富んでいます。想定利回りは3%~6%程度がほとんどですが、中には8%の高利回りに設定されているファンドも。

<想定利回り8%のファンド>

募集ファンド一覧

(出典:CREAL

このように、不動産クラウドファンディングの想定利回りは、低くても3%、高くても8%程度のファンドが募集されています。

不動産クラウドファンディングには元本割れのリスクがある

不動産クラウドファンディングは、元本保証がされていないので元本割れのリスクがあります。不動産クラウドファンディングでの元本割れとは、出資したお金が満額償還されない場合です。

リターンだけに目を向けて、投資商品としてのリスクを把握せずに投資してしまうと、儲かるどころか損をしてしまう可能性もあるので、しっかりと把握しておきましょう。

不動産クラウドファンディングで元本割れになるのは、次のようなケースが想定されます。

ケース 概要
①不動産の価値が下がる 不動産価格は経済や不動産市況の影響を受けて変動するので「想定する賃料での入居ができない」、「想定価格での売却ができない」などが起こりうる
②テナントや施設運営に問題が発生する 対象不動産を借りているテナントやその他関係者の業績や財政状況が悪化した場合、賃料を回収できず予定どおりの配当を出せない場合がある
③自然災害の影響を受ける 大規模な自然災害が発生し、不動産市況に影響がある場合や、対象不動産が損壊した場合は収益の減少や費用の増加がある
④事業者や関係者が倒産する 不動産クラウドファンディング事業者が倒産すると、出資金が戻ってこない可能性がある。また、ファンド関係者や賃借人などが倒産した場合、収益が下がる場合がある

このように、不動産という現物資産ならではのリスクがあります。リスクは上記がすべてではなく、ファンドごとにさまざまなリスクが想定されるので、購入する際はリスクの説明を十分に理解してからにしましょう。

CREAL(クリアル)で不動産クラウドファンディングをやってみた

実際に、CREAL(クリアル)で不動産クラウドファンディングをやってみました。投資したのは「(仮称)CREAL ロジスティクス東京鹿浜」というファンドで、東京都にある好立地の物流施設です。

投資したファンドの概要
項目 概要
物件名 (仮称)CREAL ロジスティクス東京鹿浜
物件タイプ 物流倉庫
想定利回り 4.8%
インカムゲイン相当2.5%、キャピタルゲイン相当2.3%
想定運用期間 24か月
最小投資金額 1万円
s想定初回配当日 2023年10月31日

マンションやオフィスビルではなく、物流倉庫というのがおもしろいですね。コロナ禍によりリモートワークが普及したことをきっかけに宅配便の数が急増し、物流ニーズが拡大しているため、物流施設の需要も高いのではないでしょうか。

ファンドについてさらに詳しい情報は、投資家登録していなくても公式サイトで確認できるので、興味がある方はぜひご覧ください。

投資金額は10万円からはじめてみました。

CREALでの運用資産状況>

CREALでの運用資産状況

(出典:CREAL

想定初回配当日は2023年10月31日なので、しばらくは運用額に変わりはありません。株式投資のように、毎日資産が増えたり減ったりすることがないので、基本は放置をして気楽に待とうと思います。

CREALのマイページでは、運用資産の状況をひと目でチェックできるのも便利です。

CREALでの運用資産状況>

CREALでの運用資産状況

(出典:CREAL

まだCREALでの投資をはじめたばかりなので「今後1年の配当予定」には何も反映されていません。反映されたら随時記事でも反映していくので、ぜひ参考にしてください。

CREAL(クリアル)を選んだ理由

私が不動産クラウドファンディングをはじめる際に、CREAL(クリアル)を選んだ理由は、次のような強みがあるからです。

CREALの強み

  1. 1万円から投資できる
  2. 商品ラインナップが多い
  3. 優先劣後出資を採用している

現物の不動産に投資する場合、最低でも数百万円~数千万円の資金が必要です。CREALならたった1万円から投資ができるので、さまざまなファンドに分散投資をしてリスク管理しやすく、気軽に不動産投資ができます。

また、商品ラインナップが多いのも魅力です。マンションやオフィスビルなどの不動産だけでなく、保育園や学校・地域創生等のESG不動産や、物流・ホテル・レジデンスなど、さまざまな不動産に投資できます。

さらに、CREALは優先劣後出資(ゆうせんれつごしゅっし)を採用しているのもポイント。優先劣後出資とは、不動産クラウドファンディング事業者であるCREALも、投資家と同じファンドに投資することで、もし売却で損が発生したとしても、優先的にCREALが売却損を負担する仕組みのことです。

<優先劣後出資の仕組み>

優先劣後出資の仕組み

(出典:CREAL

そのため、万が一投資しているファンドで売却損が発生しても、投資家の損失が抑えられるので、優先劣後出資を採用していないファンドに比べて低リスクで投資ができます。

以上の特徴があるため、数ある不動産クラウドファンディング事業者の中でも安心できると判断したので選びました。クリアル株式会社の横田社長に、不動産クラウドファンディング事業について詳しくお聞きした取材記事も公開しているので、ぜひ参考にしてください。

CREALのAmazonギフト券が最大50,000円分もらえるキャンペーン

CREALのキャンペーン

CREAL(クリアル)に投資家登録・初回投資をすると、最大50,000円分のAmazonギフト券がもらえます。プレゼント内容と条件は次のとおりです。

条件 Amazonギフト券
①新規投資家登録 1,000円分
②30万円以上の初回投資 1,100円分
③100万円以上の初回投資 7,000円分
④300万円以上の初回投資 26,000円分
⑤500万円以上の初回投資 49,000円分

投資家登録するだけで1,000円分のAmazonギフト券がもらえるのはうれしいですね。初回投資の条件も、資金に余裕がある方はぜひ挑戦してみてください。

なお、キャンペーンは会員登録から60日以内に投資家登録と投資申し込みをする必要があるので、早めに対応しましょう。

Amazonギフト券は、条件を達成した月の翌月末にメールで届きます。私は2022年12月に投資家登録をしたので、2023年1月31日に届きました。

<CREALからAmazonギフト券コード1,000円分が届きました>

Amazonギフト券コード

CREALに投資家登録する手順は、下記のページで解説しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

このコラムでは、不動産クラウドファンディングについて解説しました。不動産クラウドファンディングは、期待利回り3%~8%程度程度のミドルリスク・ミドルリターンの投資商品です。数か月~数年の長期投資が前提なので、短期的に売買を繰り返して利益を出す投資手法ではないことに注意しておきましょう。

私も投資するCREAL(クリアル)なら、最低1万円から投資ができて、優先劣後出資の採用により低リスクで不動産クラウドファンディングに挑戦できます。不動産クラウドファンディングが気になっている方は、まずは1万円から挑戦してみてはいかがでしょうか。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会検定会員補を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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