SBI証券の「OCO注文」、「IFD注文」、「IFDOCO注文」とは?

SBI証券の「OCO注文」、「IFD注文」、「IFDOCO注文」とは?

OCO注文、IFD注文、IFDOCO注文

(※出典:SBI証券ホームページより)

社会人の多くの方は、株式相場が開いている時間帯に株の売買をおこなったり、頻繁に株価チェックをしたりするのはむずかしいですよね。そこで便利なのが、SBI証券の「OCO注文」、「IFD注文」、「IFDOCO注文」です。株式市場が開いていなくても、買い注文と売り注文を、自分の好きな価格で予約することできます。株価がその価格に到達したら、自動で売買をおこなってくれるので、日々、株価を追う必要もありません。

SBI証券の場合は、上記の注文を出してから最長15営業日後まで有効です。毎日予約注文をおこなう必要がなく、しばらく放置できるのが魅力です。それでは、3つの注文方法の違いを、詳しく見ていきましょう。

※発注しても、取引相手がいない場合は約定しません

※「IFD注文」または「IFDOCO注文」で買い注文をおこなう場合は、余力資金分までしか注文が出せません。複数銘柄を同時に注文する場合も、余力資金に影響されます。

1.OCO(オーシーオー)注文

「OCO注文」は、株を売るときに『利益確定』と『損切り』の両方を同時にセットできる注文方法です。

保有株に対して、「①指定した株価以上なら売る(利益確定)」、「②指定した株価以下なら売る(損切り)」、という2つの価格を指定します。どちらかの株価に到達すると、自動的に売り注文がおこなわれます。①を「指値注文」と呼び、②を「逆指値注文」と呼びます。

OCO注文

【例:現在の株価が1,000円の場合】

  • 1.上限1,200円、下限800円の売り注文を同時に出す(OCO注文)
  • 2.株価が1,200円以上になれば利益確定、株価が800円以下になれば損切りができる

このように、OCO注文をおこなうメリットは、株価が上がったらしっかり利益確定できることと、株価が下がったら損切りで大きな損失を回避できることです。

「損切りが大事なのはわかるけど、利益確定(上限)は別にいらないのでは?」 と思うかもしれません。私の考えは、「自分で想定した株価に到達したのであれば、さっさと売ってしまおう」です。なぜなら、その先は自分の想定外のシナリオなので、判断がしにくいからです。また、どれだけ含み益が出ていても、売らないと利益にはなりません。売り時を決めておかないと、「もっと上がるかも…」という心理が邪魔をして、得られたはずの利益を逃してしまうこともあります。

OCO注文は、このような人間の感情・心理に左右されることなく、きっちりと売り注文を出してくれるので、とても有効な手段です。日中忙しくて株価チェックができない方も、安心して取引できます。

2.IFD(イフダン)注文

「IFD注文」は、『買い注文』と『売り注文』を同時にセットできる注文方法です。

あらかじめ、買い注文と売り注文をそれぞれ指定した株価でセットしておき、買い注文が成立したら売り注文が出されます。売り注文は、OCO注文のように2つの価格を指定することはできません。あらかじめ、「①株価上昇を見込んで利益確定したい」か、「②大きな下落リスクを防ぐために損切りしたい」か、決めておきましょう。

IFD注文

「直近は株価が下がりそうだけど、そのあと株価が上がる」と予想したとすると、下記のような流れになります。

【例:現在の株価が1,000円の場合】

  • 1.900円の買い注文と、1,100円の売り注文を同時に出す(IFD注文)
  • 2.株価が900円になると買い注文が出される
  • 3.株価が1,100円以上になれば利益確定

3.IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文

「IFDOCO注文」は、上記の2つの注文をすべて合わせた注文方法です。

「①買い注文」と、売り注文の「②利益確定(上限)」、「③損切り(下限)」の価格が指定できます。買い注文が成立したあとに、利益確定と損切りの売り注文がセットされます。このあと、株価がどちらかの価格に到達したら、売り注文が成立します。

IFDOCO注文

「直近は株価が下がりそうだけど、そのあと株価が上がるか、下がるか自信がない」という方は、下記のような流れになります。

【現在の株価が1,000円の場合】

  • 1.900円の買い注文と、1,100円の売り注文(上限)、800円の売り注文(下限)を同時に出す
  • 2.株価が900円になると買い注文が出される
  • 3.株価が1,100円以上になれば利益確定、株価が800円以下になれば損切りができる

IFDOCO注文は、自分の理想の株価で買い注文を出せて、売るときも損切りと利益確定の両方を設定できる、良いとこ取りの注文方法です。はじめにしっかり価格を決める必要はありますが、運用計画を立てやすいのがメリットです。

…いかがでしたか?今回は、忙しいサラリーマンの方にピッタリな、SBI証券の「OCO注文」、「IFD注文」、「IFDOCO注文」の3つの注文方法についてご紹介しました。この方法を使えば、時間に縛られることなく、株式投資を楽しむことができます。ぜひ試してみてください。