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逆指値注文とは?使い方や注意点をわかりやすく解説します

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2022年3月31日

ここでは、使える注文方法として、逆指値注文を紹介します。逆指値注文とは、指値注文から一歩先に進んだ注文方法です(基本の参考:買い注文の出し方-指値注文)。

どんな部分が一歩進んでいるかというと、通常の指値注文とは逆の発想で、指定した価格より株価が高くなったら「買い」安くなったら「売る」ことができます。うまく使えば、リスクを最小限に抑えたり、一定の条件で利益を確定することができるようになります。

逆指値注文が使える主な証券会社と、逆指値注文の有効期限

証券会社によって異なりますが、7~30日程度の有効期限があるので、普段仕事で忙しく、昼間に株価を見ていられないサラリーマンの方には特におすすめの注文方法です。

次の項目から、逆指値注文を使った“売り注文”をわかりやすく、図を使って解説します。

一般的な指値注文の例

まず、一般的な「指値注文」の例を紹介します。あなたが100円で株を買ったとします。株価が下がった時は90円で損切りしようと決めていたのですが、会社から帰ってきたら、なんと85円まで下がっていました…。あわてて90円で売り注文を出しましたが、90円で買い手がいなければ株を売ることができないので、結局、次の日に85円で売ることになりました。

一般的な指値注文のイメージ画像

逆指値注文の例(買い注文も売り注文も逆指値注文を使用した場合)

次に、「逆指値注文」の例を紹介します。あなたは、直近の高値である100円まで上がったら株を買い付けようと決めていました(株価100円で予約)。100円で買った後は、損失をあらかじめ限定しておこうという思いから、90円で逆指値注文を出しておきました(90円まで下がったら、自動的に売り注文が出るように予約)。

その後、株価はずるずる下がっていき、終値で85円まで下がってしまいました。しかし、90円での逆指値注文が効いていたので、90円で売ることができ、損失を限定することができました(言うまでもないようなことですが、株価が85円に下がらずに120円、130円と上がっていった場合には、売り注文は発動せず、株価上昇分の利益が出ます)。

逆指値注文のイメージ画像

このように、あらかじめ価格設定をしておけば自動的に注文を出してくれるので、普段株価の変動を追いかけられない方にとって、強い味方になります!心理に左右されない堅実なトレードができるばかりでなく、証券会社の口座を頻繁にチェックしたり、株価ボードに張り付いていなくても大丈夫なわけです。ぜひ使いたい機能の一つです。

☆逆指値注文をうまく活用して、投資の幅を広げましょう♪

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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