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【ゲーム関連株・銘柄まとめ】家庭用ゲーム機やオンラインゲームなど高配当な有望株はある?今後の見通しも解説
ゲーム関連株は、ゲーム機やゲームの制作、ゲームセンターの運営などを手がける会社の株です。代表的な銘柄には、家庭用ゲーム機『Nintendo Switch 2』で話題の任天堂(7974)や、『モンスターハンター』で知られるカプコン(9697)などが挙げられます。
ゲーム関連株には、家庭用ゲーム機やゲームアプリを開発する企業に加えて、カードゲームの会社やゲームセンター運営企業なども含まれます。高配当は期待できませんが、成長による値上がり益が期待できる銘柄が多いです。この記事では各ジャンルに分けて、関連株と見通しを解説します。
ゲーム関連株が注目を集めている理由
2025年現在、ゲーム関連株が注目を集めている理由の一つには、「米国の関税の影響が小さい」とされている点が挙げられます。
米国のトランプ政権は、全世界を対象に関税を引き上げる方針を検討中です。しかし、WTO(世界貿易機関)はデジタルコンテンツ(ゲームのソフトウェア配信など)は非課税で合意しています。そのため、PC・スマホ向けのゲームを展開する会社は、その影響を受けにくいと見られているのです。
一方で、日本のゲームメーカーの強みである家庭用ゲーム機や関連商品は関税の対象となるため、影響は無視できません。任天堂(7974)とソニーグループ(6758)では、2025年度の家庭用ゲーム機関連の事業利益が押し下げられると予想しています。
関税リスクはあるものの、米国は世界最大のゲーム市場であり(第2位:中国、第3位:日本)、無視できない存在です。今後は、現地生産化やM&A(合併・買収)などの対応によって、米国事業の維持・拡大を進めていくことになるでしょう。
出典:内閣官房 | 基礎資料(第26回新しい資本主義実現会議の基礎資料の改訂・再編版)[PDF]
それでは、ゲーム関連株を大手から中小型銘柄までご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ゲーム関連株・銘柄一覧
ゲーム関連株は、米国の関税の影響を受けにくい点で投資家の人気が高まっています。「高配当」のゲーム株を探している方も多いようですが、基本的には成長による「値上がり益」が期待できる銘柄が多いです。
今回は、安定感がある大型株を7銘柄、値動きや成長性に期待したい中小型株から3銘柄を取り上げました。
大型株
ゲーム関連の大型株を、次の2つに分けて紹介します。
ゲーム関連の大型株
- 家庭用ゲーム機メーカー
- ゲームメーカー
それぞれ見ていきましょう。
家庭用ゲーム機メーカー
家庭用ゲーム機メーカーからは、ソニーグループ(6758)と任天堂(7974)を取り上げます。両社は、家庭用ゲーム市場で世界シェアを二分しています。
ゲームメーカー
ゲームメーカーからは、『パックマン』などの人気ゲームタイトルを展開しているバンダイナムコHD(7832)や『龍が如く』が有名で米国での知名度も高いセガサミーHD(6460)、『ドラゴンクエスト』シリーズでファンが多いスクウェア・エニックスHD(9684)、『モンスターハンター』シリーズで有名なカプコン(9697)を取り上げます。
このほか、スポーツクラブ運営を手がけており、野球などのスポーツゲームに強みを持っているコナミグループ(9766)もピックアップしました。
中小型株
中小型株からは、トレーディングカードゲーム※1を提供しているブシロード(7803)、ゲームセンター『GiGO(ギーゴ)』を運営するGENDA(9166)を紹介します。
※1 トレーディングカードゲームは、カードに書かれた能力や点数で勝敗を競う対戦ゲームです。
また、関連領域として、ゲーム業界に特化した人材派遣・紹介事業を手がけるコンフィデンスインターワークス(7374)を取り上げます。
| 銘柄名 (クリックタップで最新株価) |
事業内容 |
|---|---|
| ソニーグループ (6758) |
大手総合電機メーカー。ゲームを中心に音楽・映画のエンタメ事業を展開。家庭用ゲーム機『プレイステーション』が欧米で人気。大手出版会社KADOKAWA(9468)への出資を10%に引き上げた。海外売上比率は8割強で、米国が約3割、欧州が2割。 |
| 任天堂 (7974) |
世界大手のゲームメーカー。2025年6月発売の主力家庭用ゲーム機『Nintendo Switch 2』が話題を呼んでいる。海外売上比率は8割弱で、米国が4割弱、欧州が2割強。 |
| バンダイナムコHD (7832) |
おもちゃメーカー大手。有名キャラクターをベースに、おもちゃやゲームソフト、映像音楽作品などの制作・販売をおこなう。アミューズメント施設『namco』を全国に展開。海外売上比率は約3割で、米国、欧州、アジアが各1割。 |
| セガサミーHD (6460) |
ゲームメーカー大手。青いハリネズミのキャラクター『ソニック』が海外で人気。パチンコやカジノのゲーム機の開発も手がける。海外売上比率は4割で米国が2割強。米国の関税が大型ゲーム機や家庭用ゲーム機ソフトなどにかかるものの2025年度の影響は軽微となる見込み。 |
| スクウェア・エニックスHD (9684) |
大手ゲームメーカー。代表作『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』が中高年に人気。若いユーザー層の取り込みが課題。海外売上比率は3割強で、米国が2割。欧米向けゲームソフトの9割近くが関税がかからないダウンロード版。 |
| コナミグループ (9766) |
大手ゲームメーカー。代表作は『実況パワフルプロ野球』や『ときめきメモリアル』など。トレーディングカード『遊戯王』の販売枚数でギネス記録を獲得。eスポーツの大会やスポーツクラブの運営も手がける。海外売上比率は3割で、米国は2割弱。 |
| カプコン (9697) |
『モンスターハンター』で知られる大阪のゲームメーカー。売上高の約7割が家庭用ゲームやモバイルコンテンツのデジタルコンテンツ事業。アミューズメント施設の運営や、『ストリートファイター』の大会などのeスポーツの開催も手がける。海外売上比率は約6割で、米国は2割強。 |
| ブシロード (7803) |
トレーディングカードが人気のゲームメーカー。『ヴァイスシュヴァルツ』や『カードファイト!! ヴァンガード』が人気。スマホ向けゲームも手がける。海外売上比率は2割強で、米国は約1割。 |
| GENDA (9166) |
アミューズメント施設の運営会社。ゲームセンターやカラオケ店を内外に展開。セガサミーHD(6460)のゲームセンター事業を2020年に買収した。M&A(合併・買収)によって米国の事業を拡大中。海外売上比率は2割強で大半が米国。 |
| コンフィデンス・ インターワークス (7374) |
ゲーム・エンタメ業界を強みとする人材派遣会社。求人情報サイトを運営するインターワークスと2023年に合併。創業以来増収増益。上場以来連続増配。グロース市場銘柄。プライム市場への移行に意欲。 |
ゲーム関連株・銘柄の見通し
ゲーム関連株の見通しを「良い・普通・悪い」で表すと、「良い」と言えます。ゲーム業界は成長産業であり、米国の関税の影響を受けにくいとされているからです。ただし、家庭用ゲーム機やゲームのパッケージソフトを米国に輸出する場合、関税がかかる点に注意が必要です。
まずは、ゲーム業界についてかんたんに解説しましょう。「ファミ通ゲーム白書2024」によると、日本のゲーム市場は、2008~2009年を底におおむね右肩上がりで成長してきました。2023年の国内ゲーム市場規模は2兆円を超えており、その約7割がPC・スマホ向け、約3割が家庭用ゲーム機関連です。ちなみに、世界全体でもほぼ同様の構成となっています。
出典:ファミ通.com | 2023年の国内ゲーム市場規模は前年比4.6%増の2兆1255億円。“ファミ通ゲーム白書2024”で過去20年の国内市況推移を紹介
一方、家庭用ゲーム機の需要が先細りするという見方もあります。スマホ版ゲームの普及やPCの性能向上、日本国内の人口減などが理由として挙げられるようです。
ただし、2025年6月に発売された任天堂の新型ゲーム機『Nintendo Switch 2』は、国内における発売後1か月間の販売台数が153.8万台となり、過去最高の初月販売台数を記録したとの報道があります。
ファミ通は、量販店など全国約3000の協力店などから売り上げデータを収集しており、スイッチ2発売5週目まで約1か月の販売台数は153万826台だった。同期間のゲーム機の売れ行きとしては、集計を開始(1996年)して以降、過去最高だった。
出典:読売新聞オンライン | ニンテンドースイッチ2、発売1か月で150万台突破…初代やプレステ2を超え史上最高ペース
このような状況を踏まえると、人口減を理由とした家庭用ゲーム機の需要減少については、深刻に考えすぎる必要はないと言えるでしょう。
それでは、各分野別に少し詳しくご説明します。
① 家庭用ゲーム機
家庭用ゲーム機分野では、ソニーグループ(6758)と任天堂(7974)が主な企業です。2025年における家庭用ゲーム機市場において、ソニーグループの『PlayStation』は世界シェア45%、任天堂の『Nintendo Switch』は27%となっており、2社合わせて約7割を占めています。
両社の主力市場である米国で関税が引き上げられると、2025年度において任天堂は数百億円、ソニーグループは1,000億円程度の利益を失う見通しとなっています(各社の発表より)。
② ゲームメーカー
日本のゲームメーカーは、家庭用ゲーム機向けのゲーム開発が強みです。『Nintendo Switch』向けのゲームソフトの大半は日本メーカーが供給しています。ここがPCやモバイルゲーム中心の海外勢とは違う点です。
PCやスマホ向けの開発に特化している銘柄には、グリーホールディングス(3632)やアカツキ(3932)などが挙げられます。韓国発のネクソン(3659)も中国、韓国で人気です。
③ ゲームセンター運営
ショッピングモール内のゲームセンターが見直されています。各地のイオンモール内ではイオンファンタジー(4343)やバンダイナムコホールディングス(7832)がゲームセンターを展開しており、特にクレーンゲームが若年層やファミリー層に人気です。
④ 人材派遣
クリエイター専門の派遣会社クリークアンドリバー社(4763)には、ゲーム業界向けの人材も豊富です。
銘柄スカウターを使ってテーマ株・関連株を深掘りする方法
まとめ
ゲーム業界は世界的に成長を続けており、ゲーム関連株の人気は今後も続くと見られています。特に、PCやスマホ向けのゲームや、ゲームソフトの配信(デジタル販売)は関税の対象外となるため、日本メーカーにとっては注力すべき分野といえるでしょう。
任天堂(7974)やソニーグループ(6758)が手がける家庭用ゲーム機は米国市場への依存度が高く、関税の影響を受けやすい点には注意が必要です。とはいえ『Nintendo Switch』と『PlayStation』はブランド力が強いため、影響は小さいとの見方も出ています。日本のゲーム業界をリードする両社の今後にぜひ注目したいですね。







