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ROBOT PAYMENTの久野様に突撃取材!事業内容や中期経営計画の変更理由などをお聞きしました

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2023年5月1日

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様

(株式会社ROBOT PAYMENT 久野様)

やさしい株のはじめ方の管理人ひっきーとやさしい株のはじめ方編集部(にしけい)が、サブスクリプションビジネス※1を展開する企業向けに、決済システム請求管理クラウドサービスなどを提供しているROBOT PAYMENT(4374)(以下、ROBOT PAYMENT社)に突撃取材しました!

※1 サブスクリプションビジネスとは、月単位や年単位で定期的に料金の支払いが発生するビジネスです。「サブスク」と略されることもあります。動画配信サービス『Netflix(ネットフリックス)』や音楽配信サービスの『Apple Music(アップルミュージック)』などが代表例です。

今回は、ROBOT PAYMENT社で取締役を務めていらっしゃる久野様に、事業内容最新の決算今後の経営計画をお聞きしました。株初⼼者の⽅でもROBOT PAYMENT社への理解を深められるよう、わかりやすい⾔葉で解説します。ぜひ最後まで読んでくださいね。

サブスクビジネスを⽀える重要なサービス!ROBOT PAYMENT社 の事業内容やビジネスモデルをわかりやすく解説

ROBOT PAYMENT(4374)は、サブスクリプションビジネスを展開する企業向けに、決済システムや請求管理クラウドサービス、代金の請求・回収サービスを“ワンストップで”提供している会社です。同社が展開しているサービスは、①サブスクペイと②請求管理ロボ、③請求まるなげロボ、④1click後払いの4つがあります。

<ROBOT PAYMENT社が展開しているサービス>

ROBOT PAYMENT社が展開しているサービス

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

ROBOT PAYMENT社の事業をかんたんにまとめると、下の表のようになります。

ROBOT PAYMENT社のサービスの説明
サービス名 サービス内容
サブスクペイ あらゆるサブスクビジネスが必要とする顧客管理と定期課金機能を提供するサービス
請求管理ロボ 毎月の請求管理業務を、請求書発行から集金・消込・債権管理まで一気通貫で自動化するサービス
請求まるなげロボ 与信や督促までの請求業務をすべて代行し、売掛金を100%保証するサービス
1click後払い 請求書払い(銀行振込)をクレジットカード決済することでお支払いの延長を可能にするサービス

このうち、ROBOT PAYMENT社の主要なサービスはサブスクペイ請求管理ロボの2つです。同社を分析する際は、この2つの事業を中心に見ていけば良いでしょう。

サブスクペイ

サブスクペイは、サブスクリプションビジネスに必要な「顧客管理機能」と「定期課金機能」を提供するサービスです。

<サブスクペイのプロダクト概要>

サブスクペイのプロダクト概要

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

サブスクリプションビジネス(以下、サブスクビジネス)は、“1度買ったら終わり”ではなく“継続的に利用料金を支払って使う”ものです。NetflixやApple Musicといったものをイメージするとわかりやすいでしょう。

このため、サブスクビジネスを運営する企業は、顧客から毎月利用料金を回収するとともに、長い付き合いをしていくために顧客を管理する必要が出てきます。サブスクペイでは、顧客管理機能と定期課金機能の2つが備わっているため、ワンストップでサブスクビジネスの運営を効率化してくれるのです。この部分が、類似サービスとの違いとなります。

2つの機能の特長について、もう少し詳しく説明しますね。「定期課金機能」の大きな特長は、顧客データとの連携の手間がかからない点です。他社から同じようなサービスが出されていますが、そちらはデータの連携を毎月おこなわなければいけません。一方、サブスクペイは初回のみ連携すれば良いので、企業の手間を省けるのです。

もうひとつの「顧客管理機能」は、下のスライドのような機能が備わっています。

<サブスクペイ Professionalのプロダクト概要>

サブスクペイ Professionalのプロダクト概要

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

顧客の利用状況を確認できる「リアルタイム分析」やLINEと連携した「顧客接触」、文字どおりの「解約防止」といった機能が付いています。そのため、サブスクペイを導入すれば、定期課金機能で業務を効率化すると同時に、売上最大化も目指せるわけです。

指さしひっきー

決済機能だけでなく、顧客管理まで対応しているのは、サブスクビジネスを運営している企業にとってありがたいポイントだと思います!

ありがとうございます。サブスクペイでは決済と顧客管理の両⽅をカバーしているので、利⽤企業は時間や⼿間、労⼒を省ける点が魅力です。類似サービスはいくつか存在していますが、「決済機能+α」を提供している点が差別化ポイントになっています。

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様久野様

サブスクペイの導入事例

このように、サブスクリプションビジネスに必要な機能が詰まったサブスクペイは、企業への導⼊事例が多くあります。

<サブスクペイの導⼊事例>

サブスクペイの導⼊事例

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

上のスライドからもわかるように、サブスクペイはKADOKAWAや毎⽇新聞社、学研など有名企業に導⼊されています。

例えばKADOKAWAでは、同社が発⾏している雑誌「週刊アスキー」の最新号やバックナンバーが読めたり、メルマガ受信ができたりするサービス『ASCII倶楽部』を2016年にリリースしました

この際に、サブスクリプションモデルに対応した決済サービスであること、セキュリティ性を兼ね備えていること、独⾃の顧客管理の仕組みを構築できることから、サブスクペイの導⼊を決めたそうです。

サブスクペイのビジネスモデル

最後に、サブスクペイのビジネスモデル(事業系統図)を確認しておきましょう。

<サブスクペイの事業系統図>

サブスクペイの事業系統図

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期有価証券報告書[PDF])

事業系統図を使って事業の流れを整理すると、下のようになります。

事業の流れとROBOT PAYMENT社の収益

  1. サブスクペイを導⼊した顧客企業から、ROBOT PAYMENT社が「初期費⽤」を受け取る
  2. 顧客企業の「売上代⾦」が、決済事業者※2からROBOT PAYMENT社に⼊⾦される
    (この際、決済事業者に対してROBOT PAYMENT社が⽀払う加盟店仕⼊⼿数料が差し引かれた状態で⼊⾦される)
  3. ROBOT PAYMENT社は、顧客企業に対して、決済事業者から受け取った「売上代⾦」を⼊⾦する
    (この際、ROBOT PAYMENT社は売上代⾦の中から、システム利⽤料や加盟店⼿数料、決済処理料を差し引いた⾦額を⼊⾦する)

※2 この場合の決済事業者とは、主にクレジットカード会社です。

したがって、サブスクペイの収益は以下の4つで構成されています。

サブスクペイの収益

  1. 顧客企業がサブスクペイを導⼊した際に⽀払う「初期費⽤(イニシャル)」
  2. ⽉額固定で受け取る「システム利⽤料(ストック)」
  3. 顧客企業の売上に応じた料率で課⾦する「加盟店⼿数料(スプレッド)」
  4. 決済データの処理件数に応じて受け取る「決済処理料(フィー)」

はてなにしけい

サブスクペイの収益を構成する4つの収益について、どのくらいの比率なのか教えていただけませんか?

もちろんです!決算書には載せていませんが、決算説明会などでは「サブスクペイの売上高全体を10とした場合の大まかな構成比率」をお伝えしています。具体的には、下の表のとおりです。

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様久野様

サブスクペイの収益の比率
項目 売上高全体を10とした場合の大まかな構成比率
初期費用
(イニシャル)
0.5
システム利用料
(ストック)
5
加盟店手数料
(スプレッド)
3
決済処理料
(フィー)
1.5

なお、久野様がおっしゃるように、サブスクペイの各収益の構成比や金額は、決算書では開示されていません。その代わり、「決済取扱高」や「決済処理件数」が紹介されています。ROBOT PAYMENT社の業績をチェックする際には、この2つの指標に注目しましょう。

請求管理ロボ

請求管理ロボは、「請求書の発⾏」から「回収・債権管理」まで一気通貫で自動化してくれるサービスです。

<請求管理ロボのプロダクト概要>

請求管理ロボのプロダクト概要

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

請求管理ロボも、「サブスクビジネスを展開する企業」を中⼼に導⼊されています。先ほども説明したように、サブスクビジネスは“毎⽉利⽤料⾦を回収する”仕組みでしたね。したがって、「利用料金の請求」をミスなく毎月繰り返しておこなう必要があります。

しかし、サブスクビジネスは1度購入したら終わりではなく“継続的に使うもの”なので、利⽤顧客数が積み上がっていきますよね。そのため、サービスを運営し続けていくにつれて、請求業務がどんどん大変になってしまうのです。

ここで請求管理ロボを導⼊すれば、サブスクビジネス特有の「毎⽉発⽣する請求業務」を、⼀気通貫で⾃動化できます。具体的には、請求書の発⾏や送付、代⾦を受け取ったかどうかの管理が、ボタン1つで完結するのです。

“一気通貫で自動化ができる”理由は、先ほど紹介した決済代行サービス『サブスクペイ』と連携可能だからです。これによって、請求書を発行するだけでなく代金を回収する(決済)ところまでROBOT PAYMENT社のサービスで対応可能です。加えて、Salesforce※3やマネーフォワード※4といった請求業務に関連したサービスとの連携もできるため、顧客管理から会計まで⼀気通貫でシステム化できるメリットもあるのです。

※3 Salesforce(セールスフォース)とは、顧客情報を管理できるサービスです。営業活動や顧客のサポートをするために必要な顧客情報を管理し、顧客の満⾜度向上に役⽴てることができます。インターネット経由で利⽤する「クラウド型」のアプリケーションとなっています。

※4 マネーフォワードには、消費者向けの「家計簿アプリ」と企業向けの「クラウド会計ソフト」があります。このうち、請求管理ロボと連携するのはクラウド会計ソフトです。

請求管理ロボ導⼊企業向けに『請求まるなげロボ』も提供

2019年からは、請求管理ロボの導⼊企業に対して、「与信※5・請求書発⾏・代⾦回収・⼊⾦管理・督促※6」といった請求業務をまるなげできる『請求まるなげロボ』の提供もはじめました。

※5 与信(よしん)とは、取引相⼿に信⽤を供与することを⾔います。ビジネスでは、サービスや商品を販売した後に代⾦をいただくことが多く、このような取引が「与信取引」です。

※6 督促(とくそく)とは、代⾦が未払になっている顧客に対して、代⾦の⽀払いを促すことです。

<請求まるなげロボのプロダクト概要>

請求まるなげロボのプロダクト概要

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

請求まるなげロボを導⼊すると、与信から督促までを完全アウトソースできるので、さらなる業務効率化が実現できますね。

また、請求管理ロボに登録された売掛⾦を、ROBOT PAYMENT社が利⽤者に代わって100%支払い保証をしてくれる機能も付いています。このため、顧客企業にとっては売掛⾦を確実に回収でき、キャッシュフローが安定する点がうれしいポイントです。

指さしひっきー

まさに“⾄れり尽くせり”なサービスですね!

請求管理ロボの導入事例

<請求管理ロボの導⼊事例>

請求管理ロボの導⼊事例

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

請求管理ロボも、KDDIやビズリーチ、スマートニュースなどの有名企業へ導⼊実績があります。請求管理ロボを導⼊すると、請求業務の時間短縮ができるだけでなく、⼈件費の削減もできる点が、⼤きなメリットと⾔えるでしょう。

請求管理ロボのビジネスモデル

最後に、請求管理ロボのビジネスモデル(事業系統図)も確認しておきましょう。

<請求管理ロボの事業系統図>

請求管理ロボの事業系統図

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期有価証券報告書[PDF])

事業系統図を使って事業の流れを整理すると、下のようになります。

事業の流れとROBOT PAYMENT社の収益

  1. 請求管理ロボを導⼊した顧客企業から、ROBOT PAYMENT社が「初期費⽤・導⼊⽀援費⽤」を受け取る
  2. 顧客企業から、利⽤状況に応じて「システム利⽤料」や「郵送費⽤」、「請求件数超過費⽤」を受け取る

基本的な流れは上のとおりです。事業系統図の中では「Salesforce」に対してライセンス利⽤料を⽀払っており、これが気になる⽅もいらっしゃるかもしれません。これは、同社が「請求管理ロボ for Salesforce」というサービスをSalesforce上で提供しており、その際にライセンス利⽤料の⽀払が発⽣するためです。

以上をまとめると、請求管理ロボの収益は、以下の2つで構成されています。

請求管理ロボの収益

  1. 顧客企業が請求管理ロボを導⼊した際に⽀払う「初期費⽤・導⼊⽀援費⽤(イニシャル)」
  2. ⽉額固定で受け取るシステム利⽤料と請求書の郵送費⽤、請求件数の超過費⽤といった「MRR※7

※7 MRRとは、「Monthly Recurring Revenue」の頭文字を取った言葉です。日本語では「月次経常収益」と言います。毎月繰り返し発生する収益を意味し、サブスクビジネスの経営指標として利用されるケースが多いです。

これらの収益に関して、細かい数値は非開示となっています。その代わり、「請求⾦額」や「請求書発⾏枚数」といった指標が決算説明資料の中で開⽰されており、サービスの成長を追いかけることが可能です。請求管理ロボはこの2つの指標に注目して、四半期ごとに業績を追いかけていきたいですね。

その他のサービス

ROBOT PAYMENT社では、その他サービスとして『1click後払い』を提供しています。

<1click後払いのプロダクト概要>

1click後払いのプロダクト概要

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

これは、サービス導入企業の資⾦繰りを改善するサービスです。顧客企業が受け取った請求書をカード決済すると、ROBOT PAYMENT社が請求書の発⾏元企業に⽴替払いしてくれます。こうすることで、利⽤企業は最⼤で60⽇間の⽀払延⻑ができるのです。

サブスクペイや請求管理ロボの市場動向をわかりやすく解説

ROBOT PAYMENT社が事業を展開している市場は、「サブスクリプション市場」と「BtoB決済市場」、「請求書発⾏システム市場」です。それぞれ、どのような市場環境なのかを説明しますね。

サブスクリプション市場

<サブスクリプション市場規模の拡⼤>

サブスクリプション市場規模の拡⼤

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

まずは、サブスクリプション市場を⾒ていきましょう。上のスライドの左側の棒グラフが、「国内のサブスク市場規模の推移」を表しています。この市場は右肩上がりで拡⼤しており、2023年には1.4兆円に拡⼤する⾒込みです。

また、サブスクビジネスの普及にともない、サブスク運営企業が抱える顧客数はどんどん増えています。これに比例して、「顧客管理」や「利⽤料⾦の回収」といった事務作業が急激に増えているのです。今後も、サブスクビジネスを運営する企業による、“事務作業の効率化ニーズ”はどんどん⾼まっていくと考えられます。

指さしひっきー

この「事務作業の効率化ニーズ」の受け⽫となるのが、ROBOT PAYMENT社が提供している『サブスクペイ』や『請求管理ロボ』です!

BtoB決済市場

<巨⼤なBtoB決済市場>

巨⼤なBtoB決済市場

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

次に、「BtoB決済市場」を⾒ていきます。BtoB決済市場とは、企業同⼠の取引で決済をおこなう市場です。2021年のBtoB決済市場規模は約372兆円あるのに対し、ROBOT PAYMENT社のサービスでカバーしている⾦額は約3,420億円です。市場シェアはたった0.09%なので、シェアの獲得余地は大きいと言えますね。

同社では、『請求まるなげロボ』と『1click後払い』の2つのサービスを組み合わせることにより、この市場でシェアを伸ばし売上を拡大できると考えています。

指さしひっきー

『請求まるなげロボ』と『1click後払い』の今後に期待ですね!

請求書発⾏システム市場と代⾦回収の必要性

<請求書発⾏システムと代⾦回収の必要性>

請求書発⾏システムと代⾦回収の必要性

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

最後に、「請求書発⾏システム市場」を⾒ていきましょう。請求書発⾏システムの市場規模は約1兆円あり、このうちROBOT PAYMENT社の『請求管理ロボ』の売上は約6.7億円です。同社の市場シェアは0.06%なので、こちらもシェアの獲得余地は大きいと言えます。

最近になって、「電⼦帳簿保存法改正※8」や「インボイス制度※9」という⾔葉を、ニュースやSNSで聞く機会が増えました。このような法制度の改正により、請求書を電⼦化して保存するニーズが⾼まってきています。国の制度変更が追い風となり、この市場でのシェア拡⼤が⾒込めるでしょう。

※8 電子帳簿保存法改正とは、2024年1月1日から実施される電子帳簿保存法の制度改正です。これにより、請求書や納品書、見積書などは印刷して保管できなくなり、電子帳簿保存法の要件に則って電子保存しなければなりません。

※9 インボイス制度とは、適格請求書(インボイス)の発行や保存により、消費税の仕入額控除を受けるための制度です。2023年10月1日からはじまります。

指さしにしけい

ROBOT PAYMENT社の『請求管理ロボ』は、法制度の改⾰が追い⾵になっています!この点で、同社は“国策銘柄”とも言えますね。

2022年12⽉期の業績と注⽬の指標をわかりやすく解説

ROBOT PAYMENT社の最新の業績(2022年12⽉期)と、決算資料を読む際に注⽬すべき指標をわかりやすく解説します。

最新決算の確認(2022年12⽉期)

決算ハイライト

<決算ハイライト>

決算ハイライト

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

指さしにしけい

最新決算の総括をお願いいたします!

2022年12⽉期は売上⾼17億円と、前期⽐+24.1%となりました。営業利益は▲5,900万円となりましたが、これは広告宣伝や採⽤に投資したためです。

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様久野様

<プロダクト別実績>

プロダクト別実績

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

プロダクト別実績を⾒ると、『請求管理ロボ』のほうが前期⽐で⼤きく成⻑しています。しかし、弊社としては『サブスクペイ』のほうが頑張って業績を伸ばせた印象を持っています。

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様久野様

指さしにしけい

2022年12⽉期の開始時点では、「サブスクペイはそれほど伸びないだろう」と考えられていたということでしょうか?

そうですね。2021年に“コロナ特需”があったので、その反動で2022年は前期⽐+10%程度になると予想していました。ところが、結果は前期⽐+18%と⼤きく成⻑しました。

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様久野様

営業利益が⾚字の理由

<決算ハイライト>

決算ハイライト

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

2022年12⽉期の業績では、営業利益が▲5,900万円(⾚字)となっています。この理由は、マーケティング強化や営業⼈員の拡⼤など、会社を成⻑させるための投資をおこなったためです。

ただし、想定では▲1億100万円となる⾒通しだったため、想定よりも⾚字が膨らまなかったといえるでしょう。この背景には、「経営戦略の変更」があります。

<営業損失縮⼩の背景>

営業損失縮⼩の背景

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

もともと、ROBOT PAYMENT社では「売上拡⼤」を重視していました。そのため、広告宣伝費や⼈件費などに積極的な投資をおこない、営業⾚字を出す計画だったのです。しかし、下期からは「費⽤効率化」を優先する戦略に変更したため、成⻑投資に回す⾦額が減り、営業⾚字が縮⼩しました。

注⽬すべき指標

ROBOT PAYMENT社では、下のスライドに載っている6つの指標と、「決済取扱⾼」と「決済処理件数」、「請求⾦額」、「請求書発⾏枚数」の合計10個の指標を「主要KPI※10」として紹介しています。

※10 KPI(けーぴーあい)とは、「Key Performance Indicator」の頭⽂字を取ったものです。⽇本語では「重要業績評価指標」と⾔います。経営⽬標が達成できているか、経営⽬標に対する進捗率がどれくらいかを⾒るのに役⽴つ指標です。

<ROBOT PAYMENT社の主要KPI>

ROBOT PAYMENT社の主要KPI

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

各KPIの説明を、かんたんに表にまとめました。

各KPIの説明
KPIの名称 指標の意味
ARR(えーあーるあーる) Annual Recurring Revenue」の略称で、⽇本語では「年間経常収益」と訳される。毎年決まって得られる収益を表す指標で、その事業の成⻑性や将来性を予測できる。
リカーリング収益⽐率 売上⾼に占める「リカーリング収益」の⽐率を表す指標。リカーリング収益とは、顧客から毎⽉⼀定額ずつ受け取る収益のこと。リカーリング収益⽐率の直感的な理解としては、「会社全体の売上に占める、継続利⽤している顧客の売上の割合」となる。
売上⾼成⻑率 当期の売上⾼が前期の売上⾼と⽐べて、何%成⻑したのかを表す指標。
アカウント数 サブスクペイや請求管理ロボに登録しているアカウントの数を表す。
顧客単価 サブスクペイや請求管理ロボに登録している顧客が、ROBOT PAYMENT社に対して「平均いくら⽀払っているか」を表す指標。
解約率 顧客のうち何%がサービスを解約したか」を表す指標。解約率は低い⽅が望ましい。別名「チャーンレート(Churn Rate)」とも呼ぶ。
決済取扱⾼ サブスクペイの中で、決済された⾦額の合計を表す指標。
決済処理件数 サブスクペイの中で、決済処理が何件あったかを表す指標。
請求⾦額 請求管理ロボの中で、請求された⾦額の合計を表す指標。
請求書発⾏枚数 請求管理ロボの中で、請求書が何枚発⾏されたかを表す指標。

このように、たくさんのKPIが開⽰されていますが、株初⼼者の⽅がROBOT PAYMENT社の業績を⾒る際に注⽬すると良い指標は、下の4つです。

株初⼼者が注⽬すべき指標

  1. サブスクペイの「顧客単価」と「アカウント数」
  2. 請求管理ロボの「顧客単価」と「アカウント数」

顧客単価とアカウント数が「増えているか」を確認すると良いでしょう。この指標が増えていれば、ROBOT PAYMENT社がサービスをしっかりと成⻑させていると⾔えます。

また、同社では顧客単価とアカウント数について「1年ごと」の指標と、「四半期ごと」の指標の2種類を開⽰しています。どちらを⾒ても良いのですが、今回は「四半期ごと」の推移を確認していきましょう。

サブスクペイの「顧客単価」と「アカウント数」

<サブスクペイの顧客単価とアカウント数>

サブスクペイの顧客単価とアカウント数

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

上のスライドの左側が「顧客単価」を、右側が「アカウント数」を表します。顧客単価は四半期によってブレがあるものの、おおむね右上がりで増えていますね。⼀⽅のアカウント数は、四半期ごとに順調に増えています。

顧客単価が四半期によってブレている理由は、すべての顧客がサブスクリプションビジネスの決済に使っているわけではなく、⼀部の顧客が通常の物販に使っているためです。そのため、クリスマス商戦の影響を受けやすい第4四半期は、顧客単価が⾼くなる傾向にあります。

指さしにしけい

顧客単価は四半期ごとにブレがあります。前の四半期と⽐べるよりも、前年の同じ四半期と⽐べて伸びているかを⾒ると良いでしょう。

請求管理ロボの「顧客単価」と「アカウント数」

<請求管理ロボの顧客単価とアカウント数>

請求管理ロボの顧客単価とアカウント数

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

サブスクペイと同様、左側が「顧客単価」を、右側が「アカウント数」を表しています。顧客単価は四半期によってブレあるのがわかりますね。また、2022年12⽉期第4四半期は前年の同じ四半期(2021年12⽉期第4四半期)と⽐べて、顧客単価が低下しています。

はてなにしけい

2022年12⽉期第4四半期の顧客単価が、前年同期⽐で低下しています。この理由は何でしょうか?

規模の小さいスタートアップ系企業の受注が一時的に多かったためです。このような企業に対しては、会社の成長に合わせて、将来的にアップセル※11が見込めます。したがって、今後の単価アップ余地があると考えております。

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様久野様

※11 アップセルとは、顧客が購入したその商品と種類が同じで、“より上位で単価の高いのもの”を購入してもらうことを指します。

次に、アカウント数を⾒ましょう。四半期ごとに順調にアカウントが増えており、きれいな右上がりになっています。また、2022年12⽉期第4四半期は前年同期⽐+23.6%と⾼い成⻑率となっています。

はてなにしけい

アカウント数が⼤きく伸びていますね!何か事業環境に変化があったのでしょうか?

「インボイス制度」の影響があり、顧客数を伸ばせました。

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様久野様

ROBOT PAYMENT社では、決算説明資料の中でこの他のKPIも紹介しています。慣れてきたら、他の指標もチェックするのがおすすめです。

中期経営⽬標の変更理由は?今後の成⻑戦略と合わせてわかりやすく解説

ROBOT PAYMENT社では、2022年12⽉期決算で「5ヵ年の中期経営⽬標の変更」を発表しました。どのように変更したのかなぜ変更したのかについて、決算説明資料を使って説明しますね。また、今後の成⻑戦略も合わせてご紹介します。

中期経営⽬標をどのように変更したか

<5ヵ年の中期経営⽬標の変更>

5ヵ年の中期経営⽬標の変更

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

上のスライドの左側が「変更前の中期経営⽬標」、右側が「変更後の中期経営⽬標」を表しています。中期経営⽬標の変更後に売上⾼の増加ペースが緩やかな見通しに変更された⼀⽅、営業利益の増加ペースは加速する見通しになりました。このグラフから、「営業利益の創出を重視した⽅針」に変わったと読み取れますね。

はてなにしけい

中期経営⽬標の変更後に売上の成⻑が鈍化しているため、「何か売上が伸ばせない理由があるのでは?」と勘ぐってしまう⼈も居そうです。

そういうわけではありません。この後詳しく説明しますが、外部環境の変化に対応するために、営業利益創出に重きを置く⽅針に変更しました。

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様久野様

中期経営⽬標をなぜ変更したか

<中期経営⽬標の⽅針変更>

中期経営⽬標の⽅針変更

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

今回の⽅針変更の理由は、上のスライドに書かれています。ポイントは「⾦利の上昇」です。この記事を書いている2023年4⽉現在、アメリカをはじめ各国の中央銀⾏が⾦利を引き上げています※12。⾦利が引き上げられると、「お⾦を借りて投資しよう」と考える⼈が減るため、景気の減速が予想できますね。

※12 「FOMCとは?株価への影響をわかりやすく解説【2023年の日程・スケジュールも紹介】」で、中央銀行の金利引き上げについてまとめています。こちらのページも併せてご覧ください。

また、中央銀⾏が⾦利を引き上げている理由は、「世界的なインフレを抑えるため」です。インフレを抑えるには、⾦利を引き上げて投資や買い物をする⼈が減らないといけませんが、このような状態になるまでタイムラグがあります。したがって、中央銀行が金利を据え置く“金利の高止まり”状態になるかもしれないのです。

このため、ROBOT PAYMENT社では、「⾦利の⾼⽌まり」とそれによる「景気停滞」を予想しています。このため、企業は利益を確保するため、リストラやコストカットをおこなうでしょう。投資家は「赤字の企業より黒字の企業に投資したい」と考えるので、“利益を確保している企業”が好まれる可能性が高いです。

ROBOT PAYMENT社では、⾦利の上昇をきっかけに、投資家の銘柄選びの基準が変わることを⾒越して、“売上拡⼤を重視し費⽤投下を積極的におこなう”⽅針から、“毎年営業利益を創出する利益重視の⽅針”へと変更したのです。

<中期経営⽬標を具体的にどう変更したか>

中期経営⽬標を具体的にどう変更したか

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

中期経営⽬標の変更については、上のスライドで詳しく説明されています。「営業利益の創出を重視する」とは⾔っても、成⻑のための投資をしないわけではありません。費⽤を抑えつつも、広告宣伝費や⼈件費への投資をおこなう計画です。

中期経営目標の変更についてもっと詳しく知りたい方は、ROBOT PAYMENT社の2022年12月期決算説明資料をご覧ください。46スライド目以降で詳しく解説されています。

はてなにしけい

売上拡⼤重視から利益創出重視へと戦略を変更されるとのことですが、競合の新規参⼊を許してしまうような事態にはなりませんか?

そうはならないと考えています!新規参⼊がむずかしい業界だからです。

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様久野様

決済サービスは新規参⼊がむずかしい

ROBOT PAYMENT社が事業を展開している決済サービス業界は、“新規参⼊がむずかしい”特長があります。この理由を説明したのが下のスライドです。

<競合の新規参⼊がむずかしい理由>

競合の新規参⼊がむずかしい理由

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

決済サービスを提供するためには、ゲートウェイシステムの構築強固なセキュリティ対応24時間体制のシステム保守といった体制の構築が必要です。このため、決済サービスを作ったから終わりではなく、⾃社で構築した決済サービスが悪⽤されないように、常に注意を払う必要があります。

また、カード会社との包括加盟店契約⾦融機関との契約・ネットワークも必要です。カード会社や⾦融機関などから信頼を獲得するには、⻑い時間が必要となります。⼀朝一夕では真似できないので、新規参⼊企業にとってハードルが⾼い業界なのです。

ひらめきにしけい

なるほど!確かに新規参⼊が起きにくく、安定的に業績を伸ばして⾏けそうですね。

安定的に成⻑できる理由

ROBOT PAYMENT社では、今後も「安定的に成⻑できる」と考えています。その理由として、決算説明資料の中で下の4つの理由が説明されています。

<ROBOT PAYMENT社が安定的に成⻑できる理由>

ROBOT PAYMENT社が安定的に成⻑できる理由

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

ROBOT PAYMENT社では、安定的に成⻑できる理由として、上の4つを挙げています。2つ⽬の競合の新規参⼊は、「決済サービスは新規参⼊がむずかしい」で紹介したとおりです。このほか3つの理由を、かんたんに紹介しますね。

毎年獲得した顧客がもたらす売上総額が減らずに永続的に積み重なる

<売上総額が永続的に積み重なる>

売上総額が永続的に積み重なる

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

ROBOT PAYMENT社のサービス⾃体、売り切りではなく継続的に課⾦してもらう“サブスクビジネス”です。そのため、顧客が解約しない限り、継続して売上が得られます。

この様⼦は、上のスライドの図を⾒ると理解しやすいでしょう。2017年に契約した顧客の売上の上に2018年の売上が、さらにその上に2019年の売上が積み上がっていますね。このように、毎年新しく顧客を獲得していけば、その分だけ売上が積み上がっていく仕組みなのです。

<顧客単価が毎年増加していく>

ダミー

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

また、ROBOT PAYMENT社のサービスの「顧客単価」に⽬を向けてみましょう。同社の利⽤料⾦は、毎⽉⼀定で発⽣する「固定費」と、利⽤状況によって変わる「従量費」に分けられます。

顧客単価の計算式

顧客単価=固定費+従量費

このうち、「従量費」に注⽬です。従量費は、サブスクペイや請求管理ロボなどを使えば使うほど増えていきます。つまり、顧客の事業が成⻑し、決済⾦額や請求書の発⾏枚数が増えれば増えるほど、ROBOT PAYMENT社が受け取る従量費が増えていくわけです。

指さしにしけい

顧客の成⻑に合わせて、ROBOT PAYMENT社が受け取る従量費が増えていく点も、安定成⻑できる理由のひとつとなります。

⾼単価の特定顧客に依存していない構造

<⾼単価の特定顧客に依存していない構造>

⾼単価の特定顧客に依存していない構造

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

ROBOT PAYMENT社のサービスは、「⾼単価の特定顧客に依存していない」点も特長と言えます。上のスライドの右側に載っているグラフを⾒てください。

左に⾏くほど顧客単価の⾼い企業が、右に⾏くほど顧客単価の低い企業が並んでいます。単価が高い顧客は数が少なく、大部分が単価の高くない顧客で構成されていますね。

したがって、万が⼀どこかの企業が同社のサービスを解約したとしても、売上⾼が⼤きく減る事態にはなりません。この点も、売上高の安定性に影響しています。

外部環境の変化があっても売上が乱⾼下しない顧客構造

<ROBOT PAYMENT社の顧客構造>

ROBOT PAYMENT社の顧客構造

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

上のスライドに載っている円グラフは、ROBOT PAYMENT社の顧客がどのような業種に属しているかを表しています。ペイメント事業は「スクール・eラーニング」が、フィナンシャルクラウド事業は「不動産」が主な顧客ですが、他の業種と⽐べてもそれほど差はなく、顧客の属性が分散されていると言えます。

そのため、特定の業種の経営環境が悪化した場合でも、売上へのマイナス影響はそれほど⼤きくないでしょう。

<外部環境の変化に左右されない業績成⻑>

外部環境の変化に左右されない業績成⻑

(出典:ROBOT PAYMENT 2022年12月期決算説明資料[PDF])

最後に、ROBOT PAYMENT社の過去の売上推移を⾒ると、業績の安定性がよくわかります。上のグラフでは、サブスクペイを提供開始した2000年以降の売上が並んでいます。

2008年にはリーマンショックが、2011年には東⽇本⼤震災が、2020年には新型コロナウイルスの流⾏がありました。しかし、外部環境の変化には影響されず、売上を伸ばせていますね。

個人投資家へのメッセージ

指さしひっきー

最後に、個人投資家へのメッセージをお願いいたします!

弊社には、サブスクペイや請求管理ロボといった“安定した収益源”があります。着実に売上を伸ばしていますし、これからも安定成⻑を⾒込んでいます。また、中期経営⽬標を変更し、これから利益を出していく段階です。着実な増収増益にコミットしますので、ぜひ応援していただければと思います。

株式会社ROBOT PAYMENT 久野様久野様

指さしひっきー

この度は取材にご協力いただき、ありがとうございました!

ROBOT PAYMENT社への取材は以上となります。同社の『サブスクペイ』や『請求管理ロボ』は、電子帳簿保存法改正やインボイス制度などが追い風となり、導入が進むと考えられます。この記事で紹介した「顧客単価」や「アカウント数」などの指標を四半期ごとに確認しながら、成長を見守っていきたいですね!

また、ROBOT PAYMENT社ではIR活動に力を注いでいます。特に決算説明資料での説明がていねいで、中期経営計画の変更について詳しく説明されており要注目です。このほかにも、IR室長を務める新藤様のTwitterでは、月次情報や決算情報などを発信されています。ぜひフォローして最新情報を見逃さないようにしましょう!

指さしひっきー

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ディスクレーマー

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やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会検定会員補を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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