買付可能金額がなぜか下がります
株式投資をしていると、損をしているわけでもないのに、なぜか買付可能金額が預かり金よりも下がることがあります。同じ株を売買しているときに起こりますが、どうしてでしょうか?
結論から申し上げると、同じ株を売買すると、差金決済取引(さきんけっさいとりひき)に該当するからです。差金決済取引とは、「株券の受け渡しを行わずに、売りと買いの差額を相殺する取引」のことです。言葉だけで説明するのは難しいので、詳しくは、別のお悩みでご質問いただいた「買った株はその日のうちに売却できますか?(差金決済取引)」を参照してください。
<差金決済取引の例>
要するに、買った株をその日のうちには売却できない決まりになっているので、同じ銘柄を何度も売買していると、買付可能金額(買付余力)は、その分減ることになります。買付可能金額が減って困ってしまう場合は、資金を追加するか、信用取引を使って取引できる枠を増やす必要があります。なお、同じ銘柄にこだわらなければ、預かり金を使って、他の銘柄では引き続き売買することができます。
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投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。