②20代~30代の結婚、子育て世代は新NISAを優先する

新NISAがiDeCoより優れている点は、いつでも金融商品を売却できることです。住宅購入や教育資金など、家族の形が固まり、まとまったお金が必要になった時に、新NISAで投資していた資産を売却できます。

一方、iDeCoは原則として60歳以上でしか受け取れないので、注意しましょう。

③年齢が高い方は新NISAを優先する

iDeCoに加入できる年齢は65歳未満です。そのため、60代の方は積み立てできる期間が少ないため、新NISAを優先するべきです。

40~50代の方であれば、iDeCoによる積み立て期間が10年~20年あるので、老後資金の確保に向けてiDeCoを優先しても良いでしょう。

④株を買いたいときは新NISAを選択する

iDeCoでは、投資信託・定期預金・保険を買うことはできますが、株を買うことはできません。そのため、株式投資をしたい方は、新NISAの「成長投資枠」を使って株を買いましょう。

ただし、新NISAを使って損失が出ると、課税口座とは違って損益通算ができないので、気を付けてください。

⑤投資資金に余裕がある場合は、新NISAとiDeCoの両方を活用する

新NISAとiDeCoの優先順位は、①~④の通りですが、どちらか一方しか使えないわけではないので、資金的な余裕がある方は、両方に投資をしましょう!

★新NISAとiDeCoはどちらも優れた制度ですが、ライフステージによって、どっちを優先するべきかが異なります。ご自身の置かれている立場によって、できるだけ有利な方を使っていきましょう。

サイト内の参考ページ

この質問を見た人は、こちらも読んでいます

お悩みをキーワードで検索する

お悩み検索

他のお悩みを検索できます

ひっきー

この記事の執筆者

ひっきー(竹内弘樹)

投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。

ページ上部へ移動