資産配分を決めるときに、投資信託で株式の割合はどのくらいが最適ですか?
投資信託のポートフォリオを組むときに、「リターンの大きい“株”とリスクが低い“債券”を組み合わせましょう」、というのを良く聞きます。具体的には、どのくらいの割合で組み合わせたら良いのでしょうか?
投資信託の資産配分で、一つの目安となる計算式があります。
目安となる計算式
100 - 自分の年齢 = 株式の割合
例えば30歳ですと、「100 - 30 = 70」なので、「70%株式:30%債券」です。若い人は、その後の運用期間も長いので、一時的に株が下がったとしてもリカバリーに期待ができます。そのため、リスクの高い株式の比率を多めにします。
50歳ですと、「100 - 50 = 50」なので、「50%株式:50%債券」です。リスクの高い株式を減らして、安定性の高い運用にシフトしていくと良いでしょう。
今回は、“100”から年齢を引きましたが、「人生100年時代」と言われるように、平均寿命が延びているため“120”から引く計算方法もあります。
30歳ですと、「120 - 30 = 90」で「90%株式:債券10%」ですね。先ほどと比べて運用期間が延びているので、リスクが高くなっています。自分の資産形成のゴールに応じて、どちらかの計算方法を選んでください。
★この方法は“絶対”ではないので、ご自身の人生計画に合わせて微調整しましょう。投資をはじめる時や、資産配分を見直す時の目安として覚えておくと便利です。
サイト内の参考ページ
この質問を見た人は、こちらも読んでいます
お悩みをキーワードで検索する
お悩み検索
他のお悩みを検索できます
投資歴19年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。