ETFってなんですか?
株価をチェックしていると、ふつうの企業とは違う表記の「○○ETF」というものがありました。取引単位も違うし、株とは違うものなのでしょうか?
ETF(イーティーエフ)は株ではなく、東京証券取引所などに上場している投資信託のことです。「上場投資信託」、「上場投信」などとも呼ばれます。
ETFの中身は投資信託なので、基本的なところは投資信託と同じです。株と投資信託の違いが、ほぼそのまま株とETFとの違いに当てはまります。「株」と「ETF」の違い、「投資信託」と「ETF」の違いを、それぞれ見ていきます。
株との違い① 投資対象が幅広い
株はその企業のみに投資しますが、投資信託はプロが決めた組み合わせに投資します。自動でリスク分散されるので、急な価格変動が起こりにくく、個別株に比べると低リスクです。
株との違い② 持っているだけでコストがかかる
株は売買するときだけ手数料がかかりますが、投資信託は売買手数料のほか「信託報酬(運用管理費用)」がかかります。プロに運用をお任せしているので、その報酬として毎日コストがかかるのです。
続いて「ETF」と「投資信託」の違いについて説明します。
投資信託との違い① 価格変動
投資信託は通常1日1回だけ価格が決まりますが、ETFは上場しているので、株と同じようにリアルタイムで価格が動きます。
投資信託との違い② 取得単位
投資信託は、ネット証券であれば100円から1円単位で買うことができます。しかしETFは1口単位でしか買えません。例えば、日経平均に連動するタイプのETFは、1口が日経平均※と同じくらいかかります。
※2022年2月現在の日経平均は、約27,000円
投資信託との違い③ 取引できる場所が違う
投資信託は銀行などでも買えますが、ETFは上場しているので株と同じ証券会社でしか買えません。証券口座を持っていないと買えないのです。
★このように、さまざまな違いはあるものの、買い方は「株」とほぼ同じですし、値動きは「投資信託」とほぼ同じです。買いやすく、分散投資もできるので、投資デビューするのにちょうどよい商品です!
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投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。