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ダウの犬・ダウの子犬とは?メリット・デメリットを解説(2026年版)

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2025年12月11日

ダウの犬(Dogs of the Dow)」は、米国株の中でもかんたんで安定した投資戦略のひとつです。ダウ工業株30種平均(NYダウ)の銘柄の中から、配当利回りが高い10銘柄を選び、1年ごとに見直しながら運用する方法です。初心者でも取り組みやすいのが魅力。

この記事では、「ダウの犬」戦略の基本から実践方法、2025年の注目銘柄まで、やさしく解説します。配当を重視した長期投資に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

ダウの犬とは?3ステップで実践できる投資戦略

米国株の有名な投資戦略の1つに「ダウの犬(Dogs of the Dow)」と呼ばれる手法があります。1年に一度、ポートフォリオを配当利回りが高い銘柄に入れ替えるシンプルな手法です。

株価が低い「負け犬=underdog」銘柄に投資することが名称の由来とされています。

具体的な手順は、次の3ステップです。

ダウの犬戦略の3ステップ

  1. 「ダウ工業株30種平均(ダウ平均、NYダウ)」の構成銘柄の中で、配当利回りが高い上位10銘柄を選定して均等に買い付け
  2. 受け取った配当金は再投資
  3. 1年後にすべて売却し、その時点においてダウ平均の構成銘柄の中から配当利回りが高い上位10銘柄に再び均等に投資

このように、投資初心者でも実践しやすい戦略です。米国の代表的な株価指数であるダウ平均の中から、高配当株で構成されるポートフォリオをかんたんに構築できます。

負け犬とはいえ、米国の優良企業で構成されるダウ平均の中から投資する銘柄を選定するため、経営破綻の可能性が低く、安定した投資収益を期待できるでしょう。

ダウの犬の過去のパフォーマンスを見ると、1957年から2003年までの長期的な年間平均リターンは14.3%と、ダウ平均の11%を上回りました。最近では、2022年にダウの犬の年間リターンがダウ平均を上回りましたが、2023年は下回るマチマチの結果です※1

※1 参考:Dogs of the Dow(Desjardins)

2026年版ダウの犬構成銘柄

2026年版のダウの犬構成銘柄と、配当利回りをまとめました。

ダウの犬構成銘柄
順位 銘柄名(ティッカー) 配当利回り
1 ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ) 6.8%
2 シェブロン(CVX) 4.5%
3 アムジェン(AMGN) 3.7%
4 ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) 3.5%
5 メルク(MRK) 3.3%
6 コカ・コーラ(KO) 3.1%
7 IBM(IBM) 3.0%
8 シスコシステムズ(CSCO) 2.7%
9 マクドナルド(MCD) 2.4%
10 プロクター・アンド・ギャンブル(PG) 2.3%

米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が長期投資をおこなっている「コカ・コーラ」や62年連続増配中の「ジョンソン・エンド・ジョンソン」などは、日本投資家にも馴染みのある銘柄なのではないでしょうか。

2025年の「ダウの犬」戦略に基づく10銘柄の平均配当利回りは約3.5%であり、ダウ平均全体の配当利回りは約2%となっています。

ダウの子犬とは?

「ダウの子犬」とは、ダウの犬10銘柄のうち、株価の低い5銘柄に投資する投資戦略です。2025年は次の5銘柄です。

順位 銘柄名(ティッカー) 配当利回り
1 ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ) 6.8%
2 シスコシステムズ(CSCO) 2.7%
3 コカ・コーラ(KO) 3.1%
4 メルク(MRK) 3.3%
5 ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) 3.5%

ダウの子犬であれば、より投資金額に限りのある方でも少額投資を実践できるでしょう。

ダウの犬のメリット・デメリット

ダウの犬のメリット・デメリットをまとめました。

ダウの犬のメリット

ダウの犬のメリットには、次の3つがあります。

ダウの犬のメリット

  • 米国優良株の中から高配当株投資をかんたんに実践できる
  • 頻繁に売買することなく、1年に1回の売買で済む
  • 手順に沿って投資するだけなので投資初心者にもおすすめ

ダウ平均株価を構成する30銘柄は歴史ある企業が多く、財務基盤が強固なため、配当の安定性が期待できます。特に長期投資におすすめの戦略と言えるでしょう。

一度投資すれば、基本的に年1回のリバランスのみで済むため、時間をかけずに運用できるのも魅力。短期売買のような手間がかからず、初心者でも取り組みやすい手法です。

ダウの犬のデメリット

ダウの犬のデメリットは、次のとおりです。

ダウの犬のデメリット

  • 売却タイミングが暴落時だと株価がマイナスになり得る
  • 配当利回り重視の「バリュー株」でなく「グロース株」優位の局面ではパフォーマンスが悪くなる
  • 毎年、組み入れ銘柄が変わる可能性があり、その分の購入手数料がかかる
  • 10銘柄を均等に購入するので、まとまった資金が必要

年1回のリバランス時に相場が下落していると、含み損を抱えた状態で売却するリスクがあります。特に景気後退局面では注意が必要です。

また、成長株(グロース株)が主導する相場では、バリュー株中心の「ダウの犬」戦略は出遅れる可能性があります。近年はテクノロジー株が市場を牽引する場面も多く、相対的にリターンが劣ることも。

なお、毎年のリバランスで銘柄が入れ替わると、取引手数料や税金が発生するのもデメリットです。特に少額投資では、手数料の影響を受けやすいため注意しましょう。

ダウの犬を実践するには約45万円必要

ダウの犬を実践する場合、10銘柄を均等に購入する必要があります。2025年2月時点の株価で計算すると、各銘柄約300ドル×10銘柄で、日本円換算で約45万円の資金が必要です。

銘柄名(ティッカー) 最新株価
(2025年2月時点)
購入可能株数
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ) 40.99ドル 7株
シェブロン(CVX) 155.34ドル 2株
アムジェン(AMGN) 291.16ドル 1株
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) 156.15ドル 2株
メルク(MRK) 83.01ドル 3株
コカ・コーラ(KO) 68.87ドル 4株
IBM(IBM) 261.28ドル 1株
シスコシステムズ(CSCO) 64.87ドル 4株
マクドナルド(MCD) 308.55ドル 1株
プロクター・アンド・ギャンブル(PG) 162.89ドル 2株

「ダウの犬」を限られた資金でかんたんに実践方法

ダウの犬のデメリットを解消して実践したい方におすすめしたいのが、ブルーモ証券(Bloomo)です。

ブルーモの取引手数料は約定金額の0.495%と低コストで、頻繁な売買による手数料負担を軽減できます。さらに、ポートフォリオのリバランスも自動でおこなわれるため、手間をかけずに最新の「ダウの犬」戦略を維持できるのです。

また、ブルーモ証券は、1銘柄につき0.0001株単位で投資できます。資金が限られている方でも、最低10万円からダウの犬を実践可能です。

ブルーモ証券では、公式ポートフォリオをワンタップでコピーできる機能があり、画面下の「すべてコピーする」をタップすると、最新のダウの犬のポートフォリオをコピーして投資できます。

<ダウの犬戦略のポートフォリオ画面>

バフェット氏のポートフォリオ画面

「リバランス付き自動つみたて投資機能」を使うことで、月間最低1万円から投資できるので、少額からコツコツ資産を積み上げていきたい方にもおすすめといえます。

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まとめ

「ダウの犬」戦略は、年に一度、ダウ平均株価を構成する30銘柄の中から配当利回りが高い銘柄を選び、定期的に入れ替えるシンプルな手法であり、投資初心者にとっても簡単に実践できる投資戦略です。

ウォール街には、「年明け最初の5営業日の成績が1年のパフォーマンスを暗示する」というアノマリー※2があります。実際、2025年の年初5営業日では、ダウ平均とS&P500の両指数が前年末の株価を上回る好調なスタートを切りました。

※2 アノマリーとは、経験的に観測できるマーケットの規則性を指します。

大きな値上がり期待を持ちにくい中、配当利回りの高い大型優良株(ダウの犬)に投資妙味があるでしょう。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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