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太平洋工業のMBO・買収はいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2025年11月7日

お知らせ
(2025年11月7日追記)公開買付期間の延長が発表されました。延長後の公開買付期間は「2025年11月21日(金)まで(延長前は2025年11月7日(金)まで)」となります。

太平洋工業(7250)MBO(経営陣買収)を実施すると正式発表しました。今回のMBOは「株式会社CORE」を通じておこなわれます。2025年7月24日終値1,461円を基準にすると、プレミアムは99.79%です。

なお、太平洋工業のMBOの公開買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、復代理人は三菱UFJ eスマート証券(旧 auカブコム証券)です。太平洋工業の株を保有していてMBOに参加したい方は、口座開設しておきましょう。

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太平洋工業のMBO【公開買付価格・期間・応募方法など】

株式会社COREの太平洋工業に対するMBOの概要を、下の表に整理しました。

太平洋工業のMBOに関する基礎情報
公開買付者 株式会社CORE
※太平洋工業の小川社長が設立
被買収企業 太平洋工業(7250)
公開買付価格 2,050円
2,919円※1
プレミアム 40.31%
99.79%※2
公開買付期間 2025年7月28日(月)~11月7日(金)
2025年7月28日(月)~11月21日(金)
買付株数 55,209,117株
買付予定株数の下限 35,841,900株
買付予定株数の上限 -
公開買付代理人 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
公開買付復代理人 三菱UFJ eスマート証券
(旧 auカブコム証券)
上場 廃止
目的 長期的視点の経営に切り替えるため

※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 2025年7月24日終値に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。

太平洋工業がMBOを実施する理由

日本経済新聞によると、太平洋工業がMBOを実施する理由は「長期的視点の経営に切り替えるため」とのことです。

太平洋工業は、トヨタ自動車向けの部品を製造しています。自動車業界は変革期に突入しており、従来のガソリン車から電気自動車(EV)、自動運転車など新技術を使った自動車の製造にシフトしています。

このような中、太平洋工業も電動化関連部品や新規事業の立ち上げに注力しています。実用化まで多額の設備投資が必要となるため、株式を非公開化し、長期目線で経営できるようにしたいという事情があるようです。

太平洋工業の中長期経営構想

出典:太平洋工業 | 統合報告書2024(Creating Tomorrow Report)[PDF]

太平洋工業の事業内容

太平洋工業は、自動車用部品を製造する会社です。タイヤにはめるホイールキャップやエンジンのカバー、タイヤの空気注入口に使われるバルブなど、さまざまな部品を製造しています。主要取引先はトヨタ自動車(7203)です。

スチールホイール用ホイールキャップ

出典:太平洋工業 | 樹脂製品

また、同社は国内唯一の「タイヤ空気圧監視システム(TPMS)送信機メーカー」でもあります。タイヤ空気圧監視システムとは、車の走行中にタイヤの空気圧や温度を監視し、異常があった場合にドライバーへ通知するシステムです。タイヤがバーストしてしまったり、パンクしたりするのを未然に防ぐ重要なシステムと言えます。

TPMS(タイヤ空気圧監視システム)

出典:太平洋工業 | TPMS製品

同社の売上構成は、下のグラフのようになっています。先ほど紹介したホイールキャップなどのプレス・樹脂製品が売上高全体の7割を、残りの3割はバルブ製品で構成されています。

太平洋工業(7250)のセグメント構成>

太平洋工業(7250)のセグメント構成

(出典:マネックス証券銘柄スカウター

太平洋工業の株式を保有している場合はどうすれば良い?

株式会社COREによる太平洋工業のMBOは「全株式取得」です。太平洋工業の株式を保有している方は、下の画像の「全部買付の場合」に書かれているように「①市場で売る」、もしくは「②指定の証券会社で申し込む」のどちらかを選択することになります。

自分の保有株がMBOされた場合のイメージ例

それでは、どちらを選べば良いのでしょうか。いますぐに利益確定したい方は「①市場で売る」を、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」を選ぶのがおすすめです。その理由をかんたんに説明しますね。

いますぐに利益確定したい方

いますぐに利益確定したい方は「①市場で売る」がおすすめです。

MBOが発表された後、その株式の市場価格は市場売買を通じて、公開買付価格付近まで上昇します。公開買付価格ぴったりでは売れませんが、売却ボタンを押すだけで手続きが完了するので、特別な手続きは不要です。手間をかけずに利益確定できます。

指定の証券会社で申し込む場合は、申込手続きが必要です。現金化までに時間がかかるので注意しましょう。

公開買付価格ぴったりで売りたい方

一方で、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」がおすすめです。

指定の証券会社で申し込んだ場合、保有する株式を公開買付価格で買い取ってもらえます。市場で売る場合には、公開買付価格ぴったりでは売れず、それよりも少し安い価格で取引することになります。

TOBのプレミアムをまるっと受け取りたい場合は、市場では売らず、MBOに申し込みましょう。申込は、次に紹介する指定の証券会社でおこなってください。

太平洋工業の公開買付代理人・復代理人はどこの証券会社?

太平洋工業のMBOに応募する場合、指定の証券会社で申し込む必要があります。指定の証券会社のうち、公開買付者から業務・権限を委託された証券会社を「公開買付代理人」、公開買付代理人の業務を請け負う証券会社を「公開買付復代理人」と呼びます。

太平洋工業の公開買付代理人
公開買付代理人 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
公開買付復代理人 三菱UFJ eスマート証券

太平洋工業の株式を保有している方で、市場で売却せずMBOへの応募を考えている方は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券か、三菱UFJ eスマート証券に口座開設して株式を移管する必要があります。

代理人・復代理人によって、公開買付期間や公開買付価格が変わるわけではなく、同じ条件で応募できるので、どちらかひとつの口座があればOKです。

太平洋工業のMBOに応募する方法

続いて、MBOに応募する方法を説明します。3つの手順で応募可能です。

太平洋工業のMBOに応募する方法

  1. 三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券に口座開設する
  2. 三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券に株式移管する
  3. MBOに申し込む

それぞれ説明しますね。

① 三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券に口座開設する

三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券の口座を持っていない方は、口座開設しましょう。

当サイト限定で、三菱UFJ eスマート証券とタイアップキャンペーンを実施中です!まだ三菱UFJ eスマート証券の口座を持っていない方は、ぜひ参加してください。

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② 三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券に株式移管する

太平洋工業のMBOに応募するためには、三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券の口座に、太平洋工業の株式を入れておかなければなりません。

ほかの証券会社の口座で株式を持っている方は、株式移管の手続きが必要です。株式移管の方法については、三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券にお問合せください。

③ MBOに申し込む

三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券にログインして、MBOに申し込みましょう。具体的なMBOの応募方法については、三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三菱UFJ eスマート証券のQ&Aページや、問い合わせフォームから確認してください。

TOBの公開買付代理人に選ばれやすい証券会社

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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