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アウトソーシング株のMBO(TOB)はなぜ?今後どうなる?買付価格や株価、上場廃止になるのか解説
アウトソーシング(2427)がMBO(経営陣買収)を実施すると正式発表しました。今回のMBOはベインキャピタルの完全子会社である「株式会社BCJ-78」を通じておこなわれます。2023年12月7日終値1,172.5円を基準にすると、プレミアムは49.68%です。
なお、アウトソーシングのMBOの公開買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、公開買付復代理人はauカブコム証券です。アウトソーシングの株を保有していてMBOに参加したい方は、口座開設しておきましょう。
アウトソーシングのMBO【公開買付価格・期間・応募方法など】
株式会社BCJ-78のアウトソーシングに対するMBOの概要を、下の表に整理しました。
公開買付者 | 株式会社BCJ-78 |
---|---|
被買収企業 | アウトソーシング(2427) |
公開買付価格 | 1,755円※1 |
プレミアム | 49.7%※2 |
公開買付期間 | 2024年2月28日(水)~3月27日(水) |
買付株数 | 126,022,608株 |
買付予定株数の下限 | 83,961,300株 |
買付予定株数の上限 | - |
公開買付代理人 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
公開買付復代理人 | auカブコム証券 |
上場 | 上場廃止 |
目的 | 経営効率化のため |
※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 2023年12月7日終値に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。
アウトソーシングの株式を保有している場合はどうすれば良い?
株式会社BCJ-78によるアウトソーシングのMBOは「全部買付」です。アウトソーシングの株式を保有している方は、下の画像の「全部買付の場合」に書かれているように「①市場で売る」、もしくは「②指定の証券会社で申し込む」のどちらかを選択することになります。
それでは、どちらを選べば良いのでしょうか。いますぐに利益確定したい方は「①市場で売る」を、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」を選ぶのがおすすめです。その理由をかんたんに説明しますね。
いますぐに利益確定したい方
いますぐに利益確定したい方は「①市場で売る」がおすすめです。
MBOが発表された後、その株式の市場価格は市場売買を通じて、公開買付価格付近まで上昇します。公開買付価格ぴったりでは売れませんが、売却ボタンを押すだけで手続きが完了するので、特別な手続きは不要です。手間をかけずに利益確定できます。
指定の証券会社で申し込む場合は、申込手続きが必要です。現金化までに時間がかかるので注意しましょう。
公開買付価格ぴったりで売りたい方
一方で、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」がおすすめです。
指定の証券会社で申し込んだ場合、保有する株式を公開買付価格で買い取ってもらえます。市場で売る場合には、公開買付価格ぴったりでは売れず、それよりも少し安い価格で取引することになります。
MBOのプレミアムをまるっと受け取りたい場合は、市場では売らず、MBOに申し込みましょう。申込は、次に紹介する指定の証券会社でおこなってください。
アウトソーシングの公開買付代理人・復代理人はどこの証券会社?
アウトソーシングのMBOに応募する場合、指定の証券会社で申し込む必要があります。指定の証券会社のうち、公開買付者から業務・権限を委託された証券会社を「公開買付代理人」、公開買付代理人の業務を請け負う証券会社を「公開買付復代理人」と呼びます。
公開買付代理人 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
---|---|
公開買付復代理人 | auカブコム証券 |
アウトソーシングの株式を保有している方で、市場で売却せずMBOへの応募を考えている方は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に口座開設して株式を移管する必要があります。
公開買付代理人や復代理人には、SBI証券やマネックス証券などのネット証券が指定されるケースがあります。MBOの応募をスムーズに進めるためにも、今のうちに口座開設しておくのがおすすめです。
アウトソーシングのMBOに応募する方法
続いて、MBOに応募する方法を説明します。3つの手順で応募可能です。
アウトソーシングのMBOに応募する方法
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券/auカブコム証券に口座開設する
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券/auカブコム証券に株式移管する
- MBOに申し込む
それぞれ説明しますね。
① 三菱UFJモルガン・スタンレー証券/auカブコム証券に口座開設する
三菱UFJモルガン・スタンレー証券/auカブコム証券の口座を持っていない方は、口座開設しましょう。
② 三菱UFJモルガン・スタンレー証券/auカブコム証券に株式移管する
アウトソーシングのMBOに応募するためには、三菱UFJモルガン・スタンレー証券/auカブコム証券の口座に、アウトソーシングの株式を入れておかなければなりません。
ほかの証券会社の口座で株式を持っている方は、株式移管の手続きが必要です。株式移管の方法については、三菱UFJモルガン・スタンレー証券/auカブコム証券にお問合せください。
③MBOに申し込む
三菱UFJモルガン・スタンレー証券/auカブコム証券にログインして、MBOに申し込みましょう。具体的なMBOの応募方法については、三菱UFJモルガン・スタンレー証券/auカブコム証券のQ&Aページや、問い合わせフォームから確認してください。
TOBの公開買付代理人に選ばれやすい証券会社
最後に、TOBの公開買付代理人や公開買付復代理人に選ばれやすい証券会社がどこかを紹介します。2023年中に終了したTOB事例を基に、公開買付代理人・公開買付復代理人に選ばれた証券会社とその件数をまとめました。ぜひ参考にしてください。
証券会社 | 担当件数 |
---|---|
SMBC日興証券 | 22 |
野村證券 | 16 |
大和証券 | 15 |
みずほ証券 | 13 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 11 |
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9 |
auカブコム証券 現金2,000円がもらえる |
6 |
三田証券 | 5 |
東海東京証券 | 5 |
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2 |
アイザワ証券 | 1 |
フィリップ証券 | 1 |
公開買付代理人を務めた件数が最も多かったのは、総合証券のSMBC日興証券で22件の取り扱いがありました。2位が野村證券で16件、3位が大和証券で15件となっています。
ネット証券では、SBI証券が9件取り扱っていました。SBI証券を追う形で、auカブコム証券が6件、マネックス証券が2件となっています。
TOBに応募する際は、株式の移管手続きやTOBの申込手続きが必要です。手続きに加えて口座開設もしなければならない場合、どうしても時間がかかってしまいます。スムーズにTOBへの応募ができるよう、今のうちから複数の証券会社に口座開設しておくと良いでしょう。次に紹介するおすすめネット証券では、当サイト限定のキャンペーンを展開中です。この機会にぜひ口座開設してください。
おすすめネット証券①:SBI証券
SBI証券は、ネット証券の中で公開買付代理人の実績が最も多い証券会社です。今後TOBやMBOへスムーズに申し込みできるよう、口座開設しておくと良いでしょう。上の表で紹介したように、SBI証券では当サイト限定の口座開設キャンペーンを実施しています。この機会にぜひ、口座開設してくださいね。
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おすすめネット証券②:auカブコム証券
auカブコム証券は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券と同じMUFGグループの一員です。協働している関係で、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が公開買付代理人を引き受けた場合に、復代理人として担当するケースが多くなっています。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の担当件数がそれなりにあるので、auカブコム証券に口座開設しておくのもおすすめです。
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おすすめネット証券③:マネックス証券
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