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LINE証券のアフタヌーンセールはお得?攻略方法や対象銘柄を紹介
注意
2023年6月12日、LINE証券は証券事業から撤退すると発表しました。口座開設の申し込み受付は速やかに終了し、取引機能も順次縮小して2024年中には終了する予定です。詳しくは「LINE証券(ライン証券)は撤退後どうなる?移管手数料や、SBI証券や楽天証券に移管すべきか解説」の記事で解説しています。
LINE証券のアフタヌーンセールは、対象銘柄の取引コストが無料になるセールです。毎週水曜日の12時30分~14時50分の間に開催され、対象銘柄は一定期間に「お気に入り」追加されたトップ300銘柄です。
このページではアフタヌーンセールの具体的な参加方法や、攻略方法、対象銘柄などを詳しくご紹介します。LINE証券のアフタヌーンセールが気になる方や参加したい方は、ぜひ参考にしてください。
アフタヌーンセールとは?

LINE証券のアフタヌーンセールは、指定された銘柄・期間中であれば、何回売買しても取引コストが買付時・売却時どちらも無料になるお得なセールです。
参加条件は特にないので、LINE証券の口座を持っていれば誰でも参加できます。まだ口座を持っていない方は、口座開設しておきましょう。口座開設の申し込み後、最短翌日から取引できるので、早く取引をはじめたい方にもおすすめです。
アフタヌーンセールの対象銘柄
アフタヌーンセールの対象銘柄は、事前に「お気に入り」に追加されたランキング上位の銘柄です。
2022年9月14日に開催されたアフタヌーンセールの対象銘柄を紹介するので、参考にしてください。(「もっと見る+」を押すと全300銘柄が表示されます)。
現実的に考えて、すべて当選することはむずかしいですが、IPOの大きな魅力は実感できるのではないでしょうか。 2021年に上場した全銘柄(125社)の損益については下の画像でまとめていますので、「+ もっと見る」のボタンをクリックタップしてご覧ください(かなり長い画像が開きます)。

(出典:LINE証券)
+ もっと見る
これらの銘柄は、投票で多くの投資家から選ばれた人気銘柄です。約4,000社の上場企業の中から投資先を選ぶのは大変ですが、アフタヌーンセールなら人気300銘柄の中から選べるので、ハードルはぐっと下がるのではないでしょうか。投資初心者の方にもおすすめのセールと言えます。
アフタヌーンセールEXは全銘柄の取引コストが無料!
LINE証券では、「アフタヌーンセールEX」というセールも、定期的に開催されています。通常のアフタヌーンセールと同じように、セール開催日の12時30分~14時50分の間、取引コストが無料になるセールです。
では、アフタヌーンセールEXと通常のアフタヌーンセールにどんな違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
項目 | EX | 通常 |
---|---|---|
対象銘柄 | LINE証券で取扱中の全銘柄 (約1,500銘柄) |
投票で選ばれた銘柄 (トップ300銘柄) |
取引コスト | 実質無料 (翌月キャッシュバック) |
無料 |
開催日 | 木曜日 | 水曜日 |
通常のアフタヌーンセールとアフタヌーンセールEXの大きな違いは、セール対象銘柄の数です。通常のアフタヌーンセールは、投票で選ばれたトップ300銘柄しか取引できませんが、アフタヌーンセールEXでは、LINE証券で取扱中の全銘柄を取引できます。
対象銘柄はいつもの約10倍なので、通常のアフタヌーンセールでは取引できなかった銘柄を、取引コスト無料で購入できるチャンスです。
ただし、通常のアフタヌーンセールと違って取引コストは「実質無料」です。支払ったコストは翌月の中旬頃に返金される予定ですが、取引時はコストが発生するので注意してください。
アフタヌーンセールはお得?攻略方法を紹介
LINE証券のアフタヌーンセールは、取引コストが無料になるセールです。そのため、「利益を増やす」というよりは「手数料」を減らすことが目的となるので、「攻略」といっても大きく儲けるような秘策はありません。「ちょっとお得なキャンペーン」くらいの認識をしておいてください。
アフタヌーンセールに参加する際は、次の2点を意識しましょう。
それぞれ詳細を解説します。
デイトレードには不向き
LINE証券のアフタヌーンセールは、デイトレードには不向きです。
アフタヌーンセールの「期間内なら無制限に取引コスト0円」というメリットは、1日に何回も取引するデイトレードと相性が良さそうに思えます。しかし、アフタヌーンセールは12時30分~14時50分に開催する、たった2時間限定のセールです。そのため、1回のアフタヌーンセールの時間内で、「株の購入」→「購入した銘柄の株価が上昇」→「値上がりした銘柄を売却」という流れで利益を得るのは現実的ではありません。
アフタヌーンセールに参加する場合は、デイトレードではなく、中長期投資を前提として参加しましょう。
単元未満株の取引で利用する
アフタヌーンセールで恩恵を受けやすいのは、単元未満株を取引する場合です。単元未満株の取引コストは、多くの証券会社で割高に設定されているので、ほかの証券会社や通常時のLINE証券で単元未満株の取引をしている場合は、取引コストを節約できるでしょう。
ではここで、単元未満株を10万円分売買した場合、アフタヌーンセールとそれ以外を比較すると、取引コストにどのくらい差が出るのか見ていきましょう。
証券会社 | 取引コスト | 取引コスト例 (10万円分の取引) |
ネット証券別詳細へ | |
---|---|---|---|---|
買付 | 売却 | |||
アフタヌーンセール (LINE証券) |
無料 (0.35%※1) |
無料 (350円※2) |
||
ワン株 (マネックス証券) |
無料 | 0.55% | 550円 (売却時のみ) |
|
まめ株 (野村證券) |
1.1% | 1,100円 |
(手数料は税込)
※1 アフタヌーンセール期間外のいちかぶの取引コストは、0.35%のスプレッドが加算される仕組みです。
※2 いちかぶの取引で0.35%のスプレッドが発生した場合の金額です。
このように、取引コストが無料のアフタヌーンセールと、コストが割高なまめ株を比較すると、2,200円も差があります。せっかく利益を出したなら、手元になるべく多く残したいですよね。売買したい銘柄がアフタヌーンセールの対象になっている場合は、アフタヌーンセールを利用して取引コストを節約しましょう。
まとめ
このコラムでは、LINE証券のアフタヌーンセールについてご紹介しました。タイムセールやナイトセールに比べると魅力は劣りますが、参加条件なしで取引コスト無料で取引できて、投資家に人気の銘柄もわかるので、投資初心者の方におすすめのセールです。
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