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セリングクライマックスとは、何ですか?

読者からのお悩み

保有株の株価がどんどん下落して、止まる気配がありません。Twitterでは「セリングクライマックス」という言葉が流れ始めました。セリングクライマックスとは、何ですか?

管理人ひっきーからの回答

かんたんに言うと、みんなが一斉に売り注文を出した結果、大暴落することです。くわしく見ていきましょう。

セリングクライマックスとは?

セリングクライマックスを英語表記にすると、selling climax。これを直訳すると「売りの最高潮」となります。具体的には、株価の下落が続いているときに、売るのを我慢していた株の売り手がもう我慢できなくなり、最終段階として株価が急落する状態を指します。省略して、「セリクラ」と呼ばれることもあります。

セリングクライマックスの特徴

セリングクライマックスが起きると、売り手はほとんどの株を投げ売り状態で放出してしまっているので、大きな売り手が不在となり、買い手が優位となります。リバウンドを狙っている買い手が買い注文を多く出すので、その後の株価は、急激に反発を始めます。

どの状態がセリングクライマックスかを見極めるのは、大変むずかしいのですが、1つの情報源として、信用評価損益率という指標を利用できます。これは、信用取引を手掛ける投資家がどれくらい損をしているかを知ることができる指標で、証券会社が提供しています。

セリングクライマックスの例

例えば、マザーズ市場の信用評価損益率が「-20%~-30%」くらいのときに、大きな下げがあった場合には、「セリングクライマックスを迎えたかもしれない」と予想できます。実際に、「-20%~-30%」くらいの水準まで下がると、その後の反発が見られます。

◎セリングクライマックスが起きるまでのチャート

セリングクライマックスのチャート
時間 投資家の心境 信用
買い残
余裕度
①下落初期 まだまだ耐えられる。むしろ、よい買い場キター! 増える
②下落中期 そろそろ反発する頃でしょ!?信用取引で買い増し! 増える
③下落後期
もう辛抱たまらん。信用取引の追証も出てきたし、全部売却しかない。
セリングクライマックス
減る
④反発 今頃になって反発してきた。遅いわ!(新しい投資家と交代する) 増える -

信用買い残の変化はここで見よう!

信用買い残の変化

(出典:SBI証券

<セリングクライマックスの注意点>

  • “売りが売りを呼ぶ”ような局面になった場合は、「そろそろセリングクライマックスがくるかも」と心の準備をしておく
  • セリングクライマックスかどうかは後になってからわかるので、実は「②下落中期かもしれない
  • (中長期投資の場合)株価下落にびっくりして、あせって売り注文を出さない
  • 割安に買いたいと狙っていた株があれば、株価の下落に臆することなく、買い注文を出すこと
  • 「④反発」したからといって、そのまま上がっていくとは限らないので、念のため第2波の下落にも備える
  • このような大きな下落にも対応するため、普段から投資余力は残しておく

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管理人ひっきーのプロフィール

・投資歴14年の株初心者アドバイザー
・2005年からの投資成績+2億円突破
・ファイナンシャルプランナーの資格あり

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