板を使いこなす

株の売買は、『株を買いたい人の注文』と、『株を売りたい人の注文』が一致したときに、初めて成立します。…ということは、株を売りたい人がいないと株を買うことはできません。こちらが注文を出す前に、【買いたい人はいくらの株価で買いたいのか? 売りたい人はいくらの株価で売りたいのか?】を知らないと、株の売買ができないこともあります。

その情報を得るためには、板を見る必要があります。板とは、いくらの株価にどれだけ注文が入っているかがわかる、一覧表のことです。買いたい人の集合体を買い板、売りたい人の集合体を売り板と呼びます。これを目安にして、株の注文を出します。この説明だけでは不十分でピンとこないと思いますので、実際に板の見方について具体的にご説明します。

まず下の表を見てください。これが板と呼ばれるものです(マネックス証券のマーケットボードという無料サービスから引用しています)。上段の青い数字部分が売り板、下段の赤い数字部分が買い板です。

板情報

例を上げて説明しますと、売り板3,195円のところを見ると、売りたい人が2,100株を指値で注文を出しています。(これは、1人の人が2,100株の売り注文を出しているのか、2人の人が「2,000株」と「100株」の売り注文を出しているのかはわかりません。) 同様に買い板で見てみると、3,190円では、1,800株の買い注文を出していることがわかります。

■それでは、あなたが『この株を今すぐ欲しい場合』は、どうすればいいでしょうか?

…答えは、成り行き注文を出すです。すぐに買い注文の出せば、売り板の一番安い値段、すなわち3,195円で買うことができます。“売り注文3,195円の2,100株に自分の買い注文をぶつける』というイメージがわかりやすいかもしれません。(この場合、指値買い注文で3,195円を指定しても同じ結果になります。)

■次に、『この株は欲しいけど、3,195円で買うのは高いからイヤだ!今すぐでなくていいから、できればもっと安く買いたい!』と思った場合は、どうすればいいでしょうか?

…答えは、買ってもよいと思う値段で指値買い注文を出すです。例えば、3,150円で1,000株欲しい場合は、【指値買い注文・3,150円・1,000株】という注文を出してください。そうすると、買い板の3,150円2,900株という表示が3,150円“3,900株”という表示に変わると思います。これは自分で出した注文が買い板の上にのったということです。

現在の株価(3,195円)よりも低い株価で注文を出していますから、注文した3,150円より高い買い注文がすべて成立した場合のみ、この株を買う順番がまわってきます。指値を下げるということは、株を安く買える代わりに、買える順番が遅くなるということです。

板を見ずに成り行き注文で買ってしまうと、とんでもなく高い株価で買うおそれがあるので、注文する前にあらかじめ板を確認しておくと安心です。