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イオン無担保社債とは?第28回の利率や条件・評判、メリット・デメリットを解説(2026年1月最新)

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2025年12月10日

「イオン無担保社債」は、全国でショッピングモールやスーパーを展開するイオンが発行する個人向け債券です。発行元が大手企業であることから注目度が高く、個人投資家からも関心を集めています。

「イオン株式会社 第28回無担保社債」は、年利率2.025%(税引前)に決定し、2025年9月1日(月)から販売がはじまりましたが、申込開始直後に完売となりました。

この記事では、第28回の最新情報や口コミ・評判を交えながら、無担保社債のメリット・デメリット、さらに少しむずかしく感じる「社債間限定同順位特約」についてもわかりやすく解説します。

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イオングループの社債

イオングループが過去に発行した社債を一覧表にまとめました。

イオングループの社債
発行体 商品名・愛称 直近の発行日
イオン 無担保社債 2025年9月17日
イオンフィナンシャルサービス 無担保社債 2025年2月27日
イオンモール※1 無担保社債
(ハピネスモール債)
2024年4月26日
イオン 利払繰延条項・
期限前償還条項付無担保社債
2021年9月9日
イオンリート 無担保投資法人債 2020年12月4日

※1 2025年6月27日に上場廃止

これまでさまざまな社債を発行してきたイオングループ。今回は、2025年9月1日に販売が開始され、申込開始直後に完売となった「イオン株式会社 第28回無担保社債」について、詳しくご紹介します。

[新発債情報]イオン株式会社 第28回無担保社債【完売】

イオン株式会社 第28回無担保社債

2025年9月17日発行の「イオン株式会社 第28回無担保社債(社債間限定同順位特約付/個人向け)」は、利率が年2.025%(税引前)に決定しましたが、2025年9月1日の販売開始後、すでに完売となりました。

商品名 イオン株式会社 第28回無担保社債
(社債間限定同順位特約付/個人向け)
取得予定格付 A-(R&I)
期間 7年
利率・金利 2.025%(税引前)
購入金額 100万円以上、100万円単位
申込期間 2025年9月1日(月)~2025年9月16日(火)
※完売しました
発行日(払込期日) 2025年9月17日(水)
満期償還日 2032年9月17日(金)
利払日 毎年3月17日、9月17日(年2回)
担保・保証 なし(無担保)
特約 社債間限定同順位特約、担保提供制限、担付切換条項
引受会社
ネット証券
SBI証券
引受会社
総合証券
みずほ証券、SMBC日興証券、野村證券、大和証券、
三菱UFJモルガン・スタンレー証券、岡三証券

今回の「イオン株式会社 第28回無担保社債(社債間限定同順位特約付/個人向け)」は、格付投資情報センター(R&I)から「A-」と評価されており、返済能力は比較的高めとみられています。

期間は7年、利率は年2.025%(税引前)に決定しましたが、2025年9月1日の販売開始後、すでに完売となりました。

イオンは大きく安定した会社ですが、7年間という長期の商品なので、金利の変動や会社の業績もしっかり確認して検討することが大切です。

SBI証券の口座があれば、ネットからかんたんに申し込める

SBI証券の口座をお持ちの方であれば、ネットからかんたんに申し込めます。個人向け社債の申し込み期間は10日ほどです。すぐに完売してしまう社債も多いので、SBI証券の口座をお持ちでない方は、今のうちに口座開設をしておきましょう。

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イオン株式会社 第28回無担保社債の評判

「イオン株式会社 第28回無担保社債」について、投資家の間ではどのような声があるのでしょうか。口コミや評判をいくつかピックアップしてご紹介します。

口コミや評判では「7年は長すぎる」という意見が目立ちますが、発行元がイオンということから投資家の関心は高く、X(旧Twitter)でも多くの投稿が見られました。

無担保社債とは?メリット・デメリットを解説

無担保社債(むたんぽしゃさい)とは、名前のとおり、特定の担保(たとえば土地や建物など)をつけずに発行される社債のことです。

社債は、企業が資金を集めるために発行する「借用証書のようなもの」ですが、なかには担保をつけて発行する社債(=担保付社債)もあります。

無担保社債のメリット

無担保社債のメリットは、次の3つです。

無担保社債のメリット

  1. 利回りがやや高め
  2. 少額から購入できる
  3. 信用力のある企業が発行していることも

無担保社債は、担保がつかない分、投資家に魅力を感じてもらう必要があります。そのため、預金や国債より高めの利回りが設定されることが多いのはメリットです。

また、10万円程度から購入できる商品も多く、少額から債券投資をはじめられます。

さらに、上場企業や知名度の高い企業が発行している無担保社債もあり、企業の信用力を確認しながら選べる安心感があるのも魅力ですね。

無担保社債のデメリット

無担保社債のデメリットは、次の3つです。

気をつけたいポイント

  1. 元本保証がない
  2. 返済順位が低い
  3. 中途換金がしにくい

無担保社債は、その名のとおり担保がないため、企業が倒産した場合でも元本が守られるとは限りません

さらに、担保がない分、返済の優先順位も低くなりがちです。万が一のときには、ほかの借金(銀行からの融資など)が先に返されることになり、投資家はあと回しになる可能性があります。

また、途中で売りたいと思っても、債券市場での売却はかんたんではありません。価格が下がっているときに売ると損をすることもあり、基本的には「満期まで持ちきるつもり」で買う必要があります。

銀行預金のように「預金保険」で守られている商品とは異なるため、元本保証がない点をしっかり理解しておきましょう。

社債間限定同順位特約とは?メリット・デメリットも解説

社債間限定同順位特約(しゃさいかんげんていどうじゅんいとくやく)は、少しむずかしそうな言葉ですが、かんたんに言うと、同じ会社の無担保社債同士に、不公平が出ないようにするための約束です。

たとえば、SBIホールディングスがいくつかの社債を発行しているとします。あとから出す社債にだけ担保をつけて発行すると、「前に買った社債より後から出た社債のほうが安全で有利」になってしまいますよね。

この特約がついていると、「もし新しく担保をつけた社債を出すときは、すでにある無担保社債にも同じような条件や担保をつけなければならない」というルールになるのです。

社債間限定同順位特約のメリット

社債間限定同順位特約のメリットは、次の4つが挙げられます。

社債間限定同順位特約のメリット

  1. あとから出た社債だけが有利にならない
  2. 古い社債が「格下げ」されるリスクが少ない
  3. 同じ会社の社債なら、条件がそろっていると考えやすい
  4. 契約で公平性が守られている

つまり、この特約があることで、この社債だけ不利な扱いを受ける心配がないということが契約上保証されているのです。

逆に、この特約がついていないと、発行企業が後から他の社債にだけ担保や優先権をつけて発行することもありえます。その場合、元々持っていた社債が相対的に劣後(順位が下がる)扱いになってしまうリスクがある点には、注意が必要です。

社債間限定同順位特約は、そうした不公平を防ぐための、投資家にとって安心できる仕組みなのです。

社債間限定同順位特約のデメリット

社債間限定同順位特約のデメリットは、次の4つが挙げられます。

社債間限定同順位特約のデメリット

  1. 他の優先債権より順位が低い
  2. 担保がないことに変わりはない
  3. 特約がある=安心、ではない
  4. 企業の自由度をしばる可能性がある

社債間限定同順位特約は、同じ企業が出している無担保社債の間で、公平な取り扱いがされるようにするためのルールです。

ただし、このルールは「同じ会社の無担保社債」同士しか守られません。銀行からの融資や担保付きの借入よりは後回しになる点には注意が必要です。

また、この特約があっても担保はついていないため、企業が倒産した場合に元本が返ってくる保証はありません。これは無担保社債としての基本的なリスクと同じです。

さらに、特約がついているからといって「安心できる商品」と思いすぎるのも危険です。この特約はあくまで“平等な扱い”を保証するだけであり、返済そのものを約束するものではありません。

発行企業にとっても、すべての社債を平等に扱う必要が出てくるため、将来の資金調達の自由度をしばることにもつながります。その結果、この特約を使わなくなるケースもあるかもしれません。

まとめ

イオン無担保社債の概要やメリット・デメリット、社債間限定同順位特約について解説してきました。

無担保債は担保が付いていない分、返済の優先順位が低くなってしまいます。その代わり、預金や国債よりも高めの利回りが設定されている点が特徴です。

今回の「イオン株式会社 第28回無担保社債」は、販売開始後すぐに完売となりました。次回の募集に備えて、まだSBI証券の口座をお持ちでない方は、事前に口座を開設しておくと安心です。

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やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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