三菱HCキャピタル無担保社債とは?第24回の利率や条件、メリット・デメリットを解説(2026年2月)

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2026年2月17日

三菱HCキャピタルが「第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」を発行します。期間は5年で、利率は年1.800%~2.400%(仮条件・税引前)、2026年2月27日に利率が決定する予定です。

最低購入金額は100万円からで、まとまった資金は必要ですが、利息を安定的に受け取りたい投資家に注目されています。

本記事では、発行条件や格付、購入できる証券会社をわかりやすく紹介します。さらに、無担保社債や社債間限定同順位特約の仕組みについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

三菱UFJ eスマート証券では、2026年2月16日~2月26日まで需要申告期間が設けられています。期間中に購入希望数量を申告しておくことで、需要を参考に販売数量を調整する仕組みです。販売時に購入できる可能性が高まる点がメリットです。

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[新発債情報]三菱HCキャピタル株式会社 第24回無担保社債

三菱HCキャピタル株式会社 第24回無担保社債
(出典:楽天証券

「三菱HCキャピタル株式会社第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の内容を、一覧表にまとめました。

商品名 三菱HCキャピタル株式会社
第24回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)
取得予定格付 AA(JCR)、AA(R&I)
期間 5年
利率・金利 1.800%~2.400%(仮条件・税引前)
※2026年2月27日(金)条件決定予定
購入金額 100万円以上、100万円単位
申込期間 2026年3月2日(月)~3月11日(水)
発行日(払込期日) 2026年3月12日(木)
満期償還日 2031年3月12日(水)
利払日 毎年3月12日、9月12日(年2回)
【初回利払日:2026年9月12日】
担保・保証 なし(無担保)
特約 社債間限定同順位特約、担保提供制限、担付切換条項
引受会社
ネット証券
三菱UFJ eスマート証券楽天証券マネックス証券
引受会社
総合証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券、大和証券、みずほ証券、
SMBC日興証券、野村證券、東海東京証券、岡三証券

信用格付は、JCR・R&Iともに「AA」となっています。これは、三菱HCキャピタル株式会社の信用力を反映したもので、国内でも高い水準にあるといえるでしょう。

最低購入金額は100万円以上と、まとまった資金が必要です。ただし、利息は年2回(毎年3月12日、9月12日)受け取れるため、安定した収入を重視する投資家に適しています。

また、「社債間限定同順位特約」に加え、「担保提供制限」、「担付切換条項」といった財務上の保護条項も整備されており、無担保ながら一定の投資家保護が意識された設計です。

担保提供制限とは?

担保提供制限とは、企業が将来新たに借金をするとき、特定の資産を「この人だけのための担保」として差し出すのを制限する約束です。

すでに社債を持っている投資家の立場が、あとから出る有担保の借金のせいで極端に不利にならないように守る役割があります。

つまり、「あとから来た人にだけ安全な担保がつく」ことを防ぐためのルールです。

担付切換条項とは?

担付切換条項とは、企業が将来新たに借金をするときに、もし担保をつけたら、すでに発行しているこの社債にも同じ担保を適用する条項です。

かんたんに説明すると「あとから出た借金にだけ担保がつくのは不公平だから、古い社債にも同じ権利をつけましょう」というルールです。

投資家の立場からすると、後回しにされるリスクを減らせる安心材料のひとつとなります。

三菱UFJ eスマート証券の需要申告

三菱UFJ eスマート証券では、2026年2月16日~2月26日まで需要申告期間が設定されています。

需要申告期間中に購入希望数量を入力しておくことで、三菱UFJ eスマート証券が需要をもとに販売数量の調整(=仕入れ数量の確保)をしてくれるので、販売時に購入できる可能性が高まるでしょう。

三菱UFJ eスマート証券の需要申告

申告したからといって配分が確約されるわけではありませんが、需要申告しておくことで、販売開始後に買える可能性が高くなる仕組みです。先着負けがこわい方は、三菱UFJ eスマート証券を利用してみてはいかがでしょうか。

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無担保社債とは?メリット・デメリットを解説

無担保社債(むたんぽしゃさい)とは、名前のとおり、特定の担保(たとえば土地や建物など)をつけずに発行される社債のことです。

社債は、企業が資金を集めるために発行する「借用証書のようなもの」ですが、なかには担保をつけて発行する社債(=担保付社債)もあります。

無担保社債のメリット

無担保社債のメリットは、次の3つです。

無担保社債のメリット

  1. 利回りがやや高め
  2. 少額から購入できる
  3. 信用力のある企業が発行していることも

無担保社債は、担保がつかない分、投資家に魅力を感じてもらう必要があります。そのため、預金や国債より高めの利回りが設定されることが多いのはメリットです。

また、10万円程度から購入できる商品も多く、少額から債券投資をはじめられます。

さらに、上場企業や知名度の高い企業が発行している無担保社債もあり、企業の信用力を確認しながら選べる安心感があるのも魅力ですね。

無担保社債のデメリット

無担保社債のデメリットは、次の3つです。

気をつけたいポイント

  1. 元本保証がない
  2. 返済順位が低い
  3. 中途換金がしにくい

無担保社債は、その名のとおり担保がないため、企業が倒産した場合でも元本が守られるとは限りません

さらに、担保がない分、返済の優先順位も低くなりがちです。万が一のときには、ほかの借金(銀行からの融資など)が先に返されることになり、投資家はあと回しになる可能性があります。

また、途中で売りたいと思っても、債券市場での売却はかんたんではありません。価格が下がっているときに売ると損をすることもあり、基本的には「満期まで持ちきるつもり」で買う必要があります。

銀行預金のように「預金保険」で守られている商品とは異なるため、元本保証がない点をしっかり理解しておきましょう。

社債間限定同順位特約とは?メリット・デメリットも解説

社債間限定同順位特約(しゃさいかんげんていどうじゅんいとくやく)は、少しむずかしそうな言葉ですが、かんたんに言うと、同じ会社の無担保社債同士に、不公平が出ないようにするための約束です。

たとえば、三菱HCキャピタルがいくつかの社債を発行しているとします。あとから出す社債にだけ担保をつけて発行すると、「前に買った社債より後から出た社債のほうが安全で有利」になってしまいますよね。

この特約がついていると、「もし新しく担保をつけた社債を出すときは、すでにある無担保社債にも同じような条件や担保をつけなければならない」というルールになるのです。

社債間限定同順位特約のメリット

社債間限定同順位特約のメリットは、次の4つが挙げられます。

社債間限定同順位特約のメリット

  1. あとから出た社債だけが有利にならない
  2. 古い社債が「格下げ」されるリスクが少ない
  3. 同じ会社の社債なら、条件がそろっていると考えやすい
  4. 契約で公平性が守られている

つまり、この特約があることで、この社債だけ不利な扱いを受ける心配がないということが契約上保証されているのです。

逆に、この特約がついていないと、発行企業が後から他の社債にだけ担保や優先権をつけて発行することもありえます。その場合、元々持っていた社債が相対的に劣後(順位が下がる)扱いになってしまうリスクがある点には、注意が必要です。

社債間限定同順位特約は、そうした不公平を防ぐための、投資家にとって安心できる仕組みなのです。

社債間限定同順位特約のデメリット

社債間限定同順位特約のデメリットは、次の4つが挙げられます。

社債間限定同順位特約のデメリット

  1. 他の優先債権より順位が低い
  2. 担保がないことに変わりはない
  3. 特約がある=安心、ではない
  4. 企業の自由度をしばる可能性がある

社債間限定同順位特約は、同じ企業が出している無担保社債の間で、公平な取り扱いがされるようにするためのルールです。

ただし、このルールは「同じ会社の無担保社債」同士しか守られません。銀行からの融資や担保付きの借入よりは後回しになる点には注意が必要です。

また、この特約があっても担保はついていないため、企業が倒産した場合に元本が返ってくる保証はありません。これは無担保社債としての基本的なリスクと同じです。

さらに、特約がついているからといって「安心できる商品」と思いすぎるのも危険です。この特約はあくまで“平等な扱い”を保証するだけであり、返済そのものを約束するものではありません。

発行企業にとっても、すべての社債を平等に扱う必要が出てくるため、将来の資金調達の自由度をしばることにもつながります。その結果、この特約を使わなくなるケースもあるかもしれません。

まとめ

三菱HCキャピタルの「第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」は、期間5年、利率年1.800%~2.400%(仮条件・税引前)で募集されます。信用格付はJCR・R&Iともに「AA」と高水準にあり、安定した信用力を背景にした商品といえるでしょう。

最低購入金額は100万円からと資金面のハードルはありますが、利息は年2回支払われるため、安定的な収入を求める投資家に注目されています。

取り扱いは大手証券を中心に予定されており、三菱UFJ eスマート証券SMBC日興証券楽天証券マネックス証券ならネットからかんたんに申し込みできる点も魅力です。

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やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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