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松井証券の優待クロス取引機能を紹介!やり方やコスト、メリット・デメリットも解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2024年11月11日

松井証券には、株主優待を狙ったクロス注文(つなぎ売り)に便利な機能が豊富に揃っています。

なかでも特に便利な機能は「優待クロス注文」です。「現物買い」と「信用売り」を1回の注文でまとめて発注できる画期的な機能で、クロス取引でネックとなる「手間の多さ」を解消できます。

このコラムでは、松井証券のクロス取引機能「優待クロス注文」や、松井証券でクロス取引をするメリット・デメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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松井証券の優待クロス注文とは?やり方も解説

松井証券の「優待クロス注文」は、一度の発注操作で「現物買い」と「信用新規売り」をまとめてできる注文方法のことです。

通常であれば、「現物買い」の注文、「信用売り」の注文、現渡し※1の注文を、それぞれ別々におこなう必要があるので、手間がかかってしまいます。

※1 現渡しとは、信用取引で売り建てた株に対して、証券会社に手持ちの現物株を返済することです。

そこで、松井証券の「優待クロス注文」を使えば、清算注文の予約まで一度の操作で完結するので、手間が大幅に省けるのです。

優待クロス

(出典:松井証券

優待クロス注文のやり方は、とてもかんたんです。まず、優待クロス注文をしたい銘柄のページで、『優待クロス』を選択します。

優待クロス

(出典:松井証券

その後、注文内容を入力して発注するだけです。

優待クロス

(出典:松井証券

このように、松井証券の「優待クロス注文」は、少ない手間でクロス取引ができる機能です。

これだけでも画期的な機能ですが、松井証券でクロス取引をするメリットはほかにも3つあります。次の項目でそれぞれ解説するので、ぜひ参考にしてください。

松井証券でクロス取引をするメリット

松井証券でクロス取引をするメリットは、主に次の3つです。

それぞれご紹介します。

① 1日の約定代金50万円以下なら手数料無料

松井証券は、1日の現物取引・信用取引の約定代金を合算した金額が50万円以下なら、売買手数料が無料です。

1日の約定代金 売買手数料
~50万円 0円
~100万円 1,100円
~200万円 2,200円
以降、100万円増えるごとに +1,100円
1億円超 110,000円(上限)

(※手数料は税込です)

現物取引と信用取引を合算して50万円以内なので、株価2,500円以下の銘柄であれば、売買手数料無料で優待タダ取り狙いのクロス取引ができます。

② 取引時間中でも発注できる

優待取りのクロス取引は、「東証の取引時間外」に注文を出す必要があります。取引時間内に別々に注文を出した場合、現物買いと信用売りの約定金額に差が出て、損をしてしまう可能性があるからです。

ところが、松井証券の「優待クロス注文機能」を使えば、現物買いと信用売りの約定を同時にしてくれるので、取引時間中であっても損をすることなくクロス取引ができます。

取引時間中でも発注できる

(出典:松井証券

これにより、平日であればほぼ24時間※2クロス取引の注文ができるので、通勤途中の電車の中や、会社のお昼休み、就寝前など、スキマ時間でいつでも優待狙いの投資ができます。

※2 注文受付時間は、3時15分~15時30分、17時~翌2時15分です。

③ 短期信用プレミアム空売りで限定銘柄をクロス取引できる

松井証券の短期信用プレミアム空売りは、返済期限14日で信用売り(空売り)ができるサービスのことです。対象銘柄は、松井証券の一日信用取引で人気の銘柄が、週替わりで選ばれます。

売買手数料は通常の信用取引と同じなので、1日の約定代金が50万円以下なら無料です。

ほかの証券会社では取り扱い・在庫がない銘柄であっても、クロス取引できるかもしれないので、短期信用プレミアム空売りの対象銘柄はチェックしておきましょう。松井証券の公式サイト内「短期信用取引 プレミアム空売り 取扱銘柄」で毎週更新されています。

松井証券でクロス取引をするデメリット

松井証券でクロス取引をするデメリットは、クロス取引ができる銘柄数がやや少ないことです。ほかの証券会社と比較してみましょう。

クロス取引できる銘柄数と在庫数の比較
証券会社 クロス取引できる銘柄数 在庫数
SMBC日興証券 約2,000 ◎
auカブコム証券 約2,000 ◎
SBI証券 約2,000 ◎
松井証券 約1,000 ○
GMOクリック証券 約200 ▲
マネックス証券 約300 ▲

(2022年7月現在)

このように、クロス取引できる銘柄数や在庫数で比較すると、SMBC日興証券やauカブコム証券より少ないです。とはいえ、松井証券の「優待クロス注文」は、ほかの証券会社にはない便利な機能です。クロス取引したい銘柄が松井証券で取引できるなら、特に問題ないデメリットと言えるでしょう。

松井証券でクロス取引できる銘柄一覧

松井証券の「優待クロス注文」を使ってクロス取引するなら、一般信用取引(無期限信用取引)の「売り注文」ができるかどうか確認しましょう。クロス取引ができる最新の銘柄一覧は、松井証券の公式サイトにある「無期限信用取引「売建」可能 優待銘柄一覧」で確認できます。

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まとめ

このコラムでは、松井証券の画期的な機能「優待クロス注文」や、松井証券でクロス取引(つなぎ売り)をするメリット・デメリットを紹介しました。

優待狙いのクロス取引は、通常、現物買いと信用売りを別々に発注する必要がありますが、松井証券の「優待クロス注文」を使えば一度の発注でクロス取引が完結します。

1日の約定代金が50万円以下なら手数料が無料になりますし、松井証券は優待投資にはぴったりの証券会社です。

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やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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