2020年の運用成績と2021年の日経平均株価の見通しについて教えてください
株式投資をしている全国の個人投資家713名を対象に、「2020年の運用成績と2021年の日経平均株価の見通し」についてアンケート調査を実施しましたので、結果を発表いたします。
調査概要
調査対象:株式投資をしている男女713名
対象地域:全国
調査方法:インターネット調査、やさしい株のはじめ方メルマガ会員様調査
調査期間:2020年12月25日~2021年1月8日
調査結果をご利用いただく際は、必ず「出典:やさしい株のはじめ方」と明記いただけますようお願いいたします。引用・転載先がWebメディア、ブログなどである場合は、URL(https://kabukiso.com/)をリンクしてご掲載ください。
回答者の属性
性別
年齢
Q1. メインの投資手法を教えてください
投資手法の中でもっとも割合が多かったのは、割安株(バリュー株)投資でした。
Q2. 2020年の運用成績を教えてください
アンケート回答者の約7割がプラスで、約3割がマイナスという結果でした。
プラスの成績だった方の中で多かったのは、「コロナショックで相場が急落した際に、割安になった株を購入した」という回答でした。投資手法にかかわらず、相場の急落をチャンスととらえて投資した方は、良い運用成績を残すことができたようです。
そのほかの目立った回答として、「コロナ禍でも業績が伸ばせる銘柄を選んだから」、「業績を見て株を買ったので3月の底値でも継続保有できた」というものがありました。
一方、マイナスの成績だった方の中で多かったのが、「コロナショックで下がった株価が戻っていない」、「暴落で狼狽売りしてしまった(株価が急落したときに動揺して売ること)」という回答でした。 新型コロナウイルスの影響が大きい業界の株を持っている方や、日経平均株価の急落につられて狼狽売りしてしまった方は、悪い成績だったようです。
Q3. 2021年の日経平均株価の見通しを教えてください
予想の中でもっとも多かったのは、「2万4,000円~2万6,000円で推移する」という回答でした。2020年12月30日15:00時点の日経平均株価(終値)は27,444.17円なので、下がると予想した方のほうが多い結果です。
下がると予想した方の回答は、「コロナ収束の見通しが立たないから」、「株価の上昇だけで実態を反映していないから」というものが多く、上がると予想した方の回答は、「金融緩和が続くから」、「コロナが収束して好景気になるから」というものが多く見られました。
まとめ
今回は、「2020年の運用成績と2021年の日経平均株価の見通し」について、アンケート調査を実施しました。結果をまとめると、以下のようになります。
2020年の運用成績
プラスだった方のおもな回答
- コロナショックで相場が急落した際に、割安になった株を購入した
- コロナ禍でも業績が伸ばせる銘柄を選んだ
- 業績を見て株を買ったので3月の底値でも継続保有できた
マイナスだった方のおもな回答
- 新型コロナウイルスの影響が大きい業界の株を保有しており、コロナショックで下がった株価が戻っていない
- 暴落で狼狽売りしてしまった
- 投資の勉強や銘柄の分析をせず、日々の変動だけを見て売買してしまった
2021年の日経平均株価の見通し
上がると予想した方のおもな回答
- 金融緩和が続くから
- コロナが収束して好景気になるから
- 治療薬、ワクチン開発の成功
下がると予想した方のおもな回答
- コロナ収束の見通しが立たないから
- 株価の上昇だけで実態を反映していないから
- 日経平均が高くなりすぎている
新型コロナウイルスの影響で不透明な状況が続きますが、業績に関係ない外部要因で株価が大きく下落すれば、割安になった株を安く買うことができるチャンスです。冷静に判断して行動しましょう!