コラム・資料室

生体認証関連株まとめ

生体認証株式市場で注目を集める、生体認証関連株をまとめました。

生体認証とは、個々の人間によって異なる身体的特徴や行動的特徴によって個人の認証をおこなう技術のことです。指紋認証や静脈認証、虹彩認証などがこれにあたります。生体認証を用いれば、毎回パスワードや暗証番号を入力する必要がなくなるメリットがあります。

注目株は、顔認証技術を開発した「富士フィルムホールディングス(4901)」、金融機関向け静脈認証装置の製造会社を日立と共同設立した「オムロン(6645)」、ATM向け指紋認証システムを開発する「ユビテック(6662)」、水に強いフィルムタイプの指紋センサーを開発した「アルプス電気(6770)」などが注目されています。

銘柄
コード
銘柄名
(クリックで最新株価)
事業内容
4901 富士フィルムホールディングス 写真フィルムから液晶フィルム、カメラ、医療機器、医薬品など幅広く製造する会社。デジタルカメラ用に顔認証システムを開発したが、現在はそれをセキュリティシステムに応用するための研究を進めている。すでに、どんな天候や明るさ、背景でも個人を認証できるまでに精度が高まっているため、実用化も近いと考えてよいだろう。
6645 オムロン 産業向け制御機器やヘルスケア機器の製造をおこなう会社。日立と金融機関向け静脈認証システムを研究する子会社を設立したことで、生体認証関連株として注目されている。静脈は複製するのが困難であるため、他の認証方法に比べても安全性が高い。金融機関での取引をより安全なものに変える第一歩として、動向をチェックしておきたい銘柄である。
6662 ユビテック 紙幣鑑別センサーや車載機器、ビル省エネ装置などを製造する会社。金融機関向けのセンサーで培った技術を活かして、ATM用の指紋認証システムを開発した。イオン銀行で導入に向けた話が進んでいる。キャッシュカードが無くても指紋認証だけで本人確認ができるようになるため、より気軽でかつ安全な取引が実現可能。
6770 アルプス電気 電子部品大手メーカー。フィルム状で世界最薄の指紋センサーを開発した。このフィルムは水にも強い性質を持っているため、携帯電話やノートパソコンをはじめ幅広く使用することができる。
6703 沖電気工業 ATMなどの情報通信システムやプリンタなどを製造する会社。2014年には静脈認証機能が付いたATMを製造し、中国の蘭州銀行に納入した。蘭州銀行は沖電気工業の静脈認証ATMを高く評価しているとのこと。偽装がしづらく、キャッシュカードを使わなくても良い静脈認証ATMは、中国だけでなく他の国でも導入されることが十分考えられる。
8704 トレイダーズ
ホールディングス
傘下にトレイダーズ証券やバイオマス関連の会社を持っている。2015年3月からは、生体認証システムを開発するLiquidと共同で、生体認証を活用した金融取引システムやプリペイドカードの研究・開発を進めてきた。ビッグデータを使った認証方法で処理するため、高速で処理を済ますことができる。今後は指紋一つでいまよりも手間なく買い物ができるようになるかもしれない。