現引きとは、どういう意味ですか?
現引きとは、どういう意味ですか?メリットが分かりませんが、どんな時に現引きを使うとよいですか?
現引きとは、信用取引で買い建てた株を現物株にすることを意味します。通常は信用取引で買い建てた株は、反対売買によって決済しますが、現金を用意することで現物株に交換することができます。ちなみに、現引きにかかる手数料は無料です。
(出典:岡三オンライン)
現引きする2つのメリット
次に、現引きによって得られるメリットを2つ紹介しますね。
①信用取引の中でも、制度信用取引で買い建てていた株が6か月の期限を迎えたとき、通常は決済しなければなりませんが、そのまま持ち続けたいときに現引きして現物株にすることで、そのままのポジションをキープできます。例えば、「資金不足で信用取引を使って売買をしていたが、資金余力に余裕ができたので現引きをする」という使い方はかしこいですね。
②売買手数料が割安な信用取引を使って買い建てをした後、すぐに現引きすることで、売買にかかるコストを減らすことができます。ただし、信用取引の手数料が現物取引よりも割安である条件が必要なので、念のため手数料体系の確認をしてください。信用取引で取引すると手数料が安くなるカラクリは、証券会社側が信用取引の金利収入をあてにしているので、比較的安い手数料にしても元が取れるという裏事情があります。
現引きにはSBI証券がおすすめ
SBI証券では、2023年9月30日(土)発注分から国内株式の売買手数料がゼロになりました。現物取引だけでなく、信用取引やS株(単元未満株)も対象なので、現引きに有利な証券会社といえます。
先ほど、現引きのメリットを2つお伝えしました。手数料無料化で恩恵を受けられるのは、資金に余裕ができたことを理由に現引きする場合です。SBI証券を使うと手数料ゼロで現引きできるので、これまで以上に手数料を節約できます。
一方、売買手数料の節約については、手数料ゼロのSBI証券を使うことにより、そもそも現引きの必要がなくなりました。現引きの手間が省けるのでありがたいですね。
SBI証券を使えば、これまで以上にお得に現引きができます。まだSBI証券に口座を持っていない方は、これを機に口座開設してはいかがでしょうか。
豆知識
「信用買い建て→現物株」(現引き)はできますが、逆の「現物株→信用買い建て」はできないルールになっているので、気を付けてください。どうしても信用買い建てで保有したい場合には、一旦、現物株を売って信用取引で買いなおしてください。
サイト内の参考ページ
この質問を見た人は、こちらも読んでいます
お悩みをキーワードで検索する
お悩み検索
他のお悩みを検索できます
投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。