配当金が無配の株はダメな株でしょうか?
投資先を探しているのですが、とある会社の株は配当を出していないようです。業績はよさそうですが、ダメな株なのでしょうか?
投資家にとって、配当金はとても魅力的で、もらえるとうれしいものです。できるだけたくさん欲しいと思うのが人情です。ただ、配当金を出さない、いわゆる「無配」の会社が必ずしもダメかというと、そういうわけではありません。なぜなら会社の“成長ステージ”によっては、配当を出さないほうが適切な経営と言えるからです。例を出して見ていきましょう。
①成長期の会社には配当は向かない
成長期の会社は、あまり配当を出さないほうが賢明です。なぜなら、事業を進めていくにあたり、たくさんの資金を必要としているからです。事業で稼いだお金を、配当として株主に返すのではなく、そのお金をまた事業に投資をしたほうが会社は大きくなるからです。「稼いだお金を投資に回してまた稼ぐ」といった循環を、何度も何度も繰り返せる会社が大きく成長します。どんどん繰り返して、雪だるま式に利益を生んでいく会社を見つけたいものです。
(出典:SBI証券)
②業績が悪くて無配の会社は見送るべき
一方、無配の会社でも、赤字決算が続いて、配当を出す余力がないような会社への投資は、控えたほうが無難です。証券会社のウェブサイトや会社四季報を使って、業績を調べてみましょう。
(出典:SBI証券)
実は、つぶれそうな会社が窮地からV字回復するような会社は株価の上昇も大きくなるので、ベテランの投資家は狙って投資をすることもありますが、株価の変動も激しくなりやすく、最悪倒産することも十分に考えられるので、初心者の方は投資を避けましょう。
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投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。