令和の相場は株価下落が暴落状態ですが、株式投資を続けるべきでしょうか?
令和の時代に入ってから、日経平均株価が下がりっぱなしで、保有株の株価も大きく下落しています。このまま、株式投資を続けるのは少々不安がありますが、大丈夫でしょうか?
令和初日の取引開始(5月7日)から日経平均株価は6日連続下落していて、6日間の累計でなんと1,000円以上も暴落しています。日経平均株価は、4月末の段階では2万2,000円を超えていましたが、このままだと2万1,000円を割れてしまう勢いです。一部の投資家から、「投資つれいわ~(令和)」という声が聞こえてきます…。
(日経平均株価チャート)
日にち | 日経平均株価の前営業日比 |
---|---|
5月7日 | -335.01円 |
5月8日 | -321.13円 |
5月9日 | -200.46円 |
5月10日 | -57.21円 |
5月13日 | -153.64円 |
5月14日 | -148.32円 (21,067.23円) |
株価下落の一番の要因は、米中貿易摩擦です。GDP世界ナンバー1、2の米国と中国が自国の威信をかけて、相手国になめられないように意地を張っている状況で、この先どうなっていくのかが大変読みにくい状況です。
これに対して、有識者のホリコキャピタルマネジメントの堀古英司さんは、テレビ東京「モーニングサテライト」(5月14日放送分)の番組内で次のように述べています。
中国が報復関税を発表したことで先行きが見えなくなった。貿易問題が悪化すれば、S&P500指数(米国の代表的な株価指数)は2,600、改善すれば2,900と言う展開になっており、現状から7%くらいの下落余地がある。中国による報復関税で、米国が中国に売っている物はほぼ関税がかかるが、仮に、関税が25%に上がって、需要が25%下がったとしても300億ドル程度の影響であり、米国GDPの0.2%未満にすぎないので、投資家は冷静に対処するべき。
テレビ東京「モーニングサテライト」
米中貿易摩擦に関しては、いろいろな見方や意見があると思いますが、私はあまりに気にしていません。なぜなら、このようなマクロ経済(ブレグジット問題や雇用統計など)や地政学的リスク(北朝鮮問題やテロなど)は、いつも何かしらの問題を抱えていて、個別の影響が読みにくいからです。何かあるごとに日経平均株価は揺さぶられますが、これらを気にしていては、いつまでたっても投資を始められません。
もちろん、ニュースの内容によっては景気が悪くなることもありますが、私の知識レベルでそれを判断することは非常にむずかしいです。最適なタイミングで投資をできればベストですが、それはあきらめて、ほどほどに株価が安くなっているときに買うようにしています。実際に、令和に入ってからの暴落で大きく買い増しをしました。ベストではないにしても、まあ程よいタイミングで買い注文を出せたかなと満足しています。
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投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。