株ってギャンブルですか?
株って大儲けか大損するイメージがあります。ギャンブルとは何が違うのでしょうか?
ご相談に対するお答えですが、「やり方によってはギャンブルにもなるし、コツコツと増やすこともできる」という、ややあいまいな答えになってしまいます。
…と言うのも、株式投資は取り組み方によって、リスクの大きさが変わり、投資の経験値や習熟度によって、リスクを減らすことができるからです。
まず、ギャンブルになるパターンですが、フィーリングでなんとなく投資をしている人は、ほぼギャンブルと言えるでしょう。
何も考えずに根拠もなく、感覚的に、「なんとなく株価が上がりそうだから…」「儲かりそうだから…」買う。株価が下がっても、「そのうち上がるから…」とたいした根拠もなく、塩漬けにする。挙句の果てには、一発逆転を夢見て、信用取引を使って大勝負!→見事にこける…。
これではギャンブルになってしまいますね。
ギャンブルにならない方法は、実は単純なことです!誤解を恐れずに言いますと、成長企業への株式投資であれば、“中長期”というスパンで見ると、基本的にプラスになります。長期にわたって投資すればするほど、です。なぜなら、会社の価値が増大していく会社は、株価も同じように上がっていくからです。1年未満の短期的な話はわかりませんし、割高すぎる株の場合もわかりませんが、普通に成長している株を、普通の株価水準で買って持ち続けていれば、株価は上がります。
こんなことを言うと、『「投資家の9割は損をしている」と聞いたことがあるぞ!』とお叱りをうけるかもしれません。なぜ多くの投資家は儲けることができないのか?…それは我慢ができないからです。そのまま持っていれば利益が出る会社であっても、日々の株価変動に惑わされて我慢できずに売ってしまうのです。
成長してきた会社の過去の株価を見てください。歴史が証明しています。成長している会社の株は、しっかりと株価上昇をしています。そしてこれからも成長していく株は、株価上昇をしていくことでしょう。気になる会社の株価チャート(5年~30年)を調べてみてください。

(出典:SBI証券)
↑良品計画(無印良品)の5年チャートです。最大で株価4倍になっています。

(出典:SBI証券)
↑ファーストリテイリング(ユニクロやGU)の20年チャートです。1999年から見ると、上がりすぎていて、よくわかりません…。2011年からでも6倍になっています。
ちなみに、これらの会社は株価上昇にプラスして、配当金も出ていますので、よりパフォーマンスは高いです。
★安定的な結果を出したい場合は、安定的に成長していく株を見つけて投資しましょう。よい会社を見つけたら、結果をあせってはいけません。じっくりと待ちましょう。
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投資歴19年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。