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トヨタ自動車株の自己株TOBはいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説
- お知らせ
- (2026年1月15日追記)自己株TOBの条件変更が発表され、買付価格の上限が従来の2,691円から3,641円へ引き上げられました。これに伴い取得総額の上限も約3兆2,085億円から約4兆3,412億円へ拡大し、株価上昇を反映した見直しとなっています。
- (2025年10月6日追記)公開買付開始時期の延期が発表されました。延期後の公開買付開始時期は「2026年2月中旬以降(当初は2026年1月中旬目途)」です。
トヨタ自動車(7203)が自己株TOB(自己株式の公開買付)の実施を発表しました。豊田自動織機が保有するトヨタ株を取得し、持ち合い解消と資本効率の向上を図ることを目的とした自己株TOBです。株価上昇を受けて買付条件が見直され、公開買付価格は上限3,641円、公開買付期間は2026年2月中旬以降に変更されています。
なお、今回の条件変更は、豊田自動織機の非公開化を目的とした公開買付けを成立させるための調整の一環です。豊田自動織機側のTOB価格引き上げ(16,300円→18,800円)に伴い、トヨタ自動車による買収目的会社への出資額も、当初予定の7,060億円から最大8,000億円へ増額されることが決まりました。
このコラムでは、トヨタ自動車の自己株TOBの概要や今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社はどこなのかを、株初心者向けにわかりやすく解説しています。ぜひ最後まで読んでくださいね。
トヨタ自動車の自己株TOB【公開買付価格・期間・応募方法など】
トヨタ自動車の自己株TOBの概要を、下の表に整理しました。
| 公開買付者 | トヨタ自動車(7203) |
|---|---|
| 被買収企業 | トヨタ自動車(7203) |
| 公開買付価格 | 上限3,641円※1 |
| プレミアム | 未定 |
| 公開買付期間 | 2026年2月中旬以降(予) |
| 買付株数 | 1,192,330,920株 |
| 買付予定株数の下限 | - |
| 買付予定株数の上限 | 1,192,331,020株 |
| 公開買付代理人 | 野村證券 |
| 公開買付復代理人 | - |
| 上場 | 維持 |
| 目的 | 豊田自動織機が保有する株式を取得し 持ち合い解消と資本効率の向上を図るため |
| 取得総額(上限) | 約4兆3,412億円 |
※1 公開買付価格は、「①買付価格決定の取締役会決議日の前営業日の東証プライム市場における終値」、「②同日までの過去1か月間の終値の単純平均」のいずれか低い方の価格に対して10%ディスカウントして算出されます。ただし、その価格が3,641円を上回る場合は3,641円が適用されます。
並行して豊田自動織機が株式を非公開化
今回の自己株TOBと並行して、豊田自動織機(6201)が株式を非公開化します。この理由として、下の3点が挙げられます。
豊田自動織機が株式を非公開化する理由
- トヨタグループのモビリティカンパニーへの変革を推進するため
- 長期的な視点での事業戦略の加速とシナジー効果が期待できるため
- 経営基盤の強化とグループ連携の深化のため
また、報道によると、豊田自動織機では、自動車事業における電動化対応への投資に加え、フォークリフトや物流事業でのM&A資金が必要となっています。上場を維持することで発生するコストが増えている状況を考えると、株式非公開化を選ぶべきという判断に至ったようです。
このほかにも、投資家と企業の見ている時間軸の違いも理由として挙げられています。豊田自動織機のような製造業は、10年先を見据えて投資する必要があります。しかし、投資家は目先の利益を追う傾向にあり、投資家の利益を優先すると、製造業にとって必要な投資を実行できなくなるリスクがあるのです。
トヨタ自動車の自己株TOBと並行して、豊田自動織機が保有するデンソー株、アイシン株、豊田通商株に関する自己株TOBも実施されます。各社の自己株TOBについては、下記のとおりページを作成していますので、気になる方はぜひご覧ください。
トヨタグループ各社による自己株TOB
トヨタ自動車の株式を保有している場合はどうすれば良い?
トヨタ自動車のTOBは「一部株式取得」です。トヨタ自動車の株式を保有している方は、「①市場で売る」、「②指定の証券会社で申し込む」、「③そのまま保有する」のどれかを選択することになります。
しかし、今回は公開買付価格が株価を下回る「ディスカウントTOB」です。応募してしまうと、株式市場で売るよりも低い株価で取引することになってしまいます。「③そのまま保有する」が望ましいでしょう。
トヨタ自動車の公開買付代理人・復代理人はどこの証券会社?
トヨタ自動車のTOBに応募する場合、指定の証券会社で申し込む必要があります。指定の証券会社のうち、公開買付者から業務・権限を委託された証券会社を「公開買付代理人」、公開買付代理人の業務を請け負う証券会社を「公開買付復代理人」と呼びます。
| 公開買付代理人 | 野村證券 |
|---|---|
| 公開買付復代理人 | - |
トヨタ自動車の株式を保有している方で、市場で売却せずTOBへの応募を考えている方は、野村證券に口座開設して株式を移管する必要があります。
公開買付代理人や復代理人には、SBI証券やマネックス証券などのネット証券が指定されるケースがあります。TOBの応募をスムーズに進めるためにも、今のうちに口座開設しておくのがおすすめです。





