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トヨタ不動産による豊田自動織機株のTOB・買収はいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2026年1月15日

お知らせ
(2026年1月15日追記)トヨタ不動産による豊田自動織機株の公開買付け(TOB)が開始されました。買付価格は従来の16,300円から18,800円へ引き上げられており、これを受けて豊田自動織機は「賛同し、かつ応募を推奨する」意見に変更しています。市場価格を上回るプレミアム水準が確保されたことで、少数株主にも配慮した条件になったとみられます。
(2025年11月13日追記)米投資ファンドのエリオット・インベストメント・マネジメントが、トヨタ不動産による豊田自動織機株のTOBについて、TOB価格が低すぎるとして反対の立場を表明したと報道がありました。エリオットは条件の見直しを求めているようです。

トヨタ不動産が設立予定の株式会社が、豊田自動織機(6201)に対するTOB(株式公開買付)を実施し、1株当たり16,300円→18,800円での全株式取得を目指すと発表しました。2025年4月25日終値13,225円を基準にすると、プレミアムは23.25%→42.16%です。

なお、豊田自動織機のTOBの公開買付代理人は野村證券です。豊田自動織機の株を保有していてTOBに参加したい方は、口座開設しておきましょう。

豊田自動織機のTOB【公開買付価格・期間・応募方法など】

トヨタ不動産の豊田自動織機に対するTOBの概要を、下の表に整理しました。

豊田自動織機のTOBに関する基礎情報
公開買付者 トヨタ不動産が設立予定の株式会社
被買収企業 豊田自動織機(6201)
公開買付価格 16,300円
18,800円※1
プレミアム 23.25%
42.16%※2
公開買付期間 2025年12月上旬
2026年2月以降(予)
買付株数 全株式取得
買付予定株数の下限 126,216,300株
買付予定株数の上限 -
公開買付代理人 野村證券
公開買付復代理人 -
上場 廃止
目的 非自動車領域、特に物流ソリューション事業における
成長の加速化を図るため

※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 2025年4月25日終値に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。

豊田自動織機が株式を非公開化する理由

豊田自動織機(6201)が株式を非公開化する理由として、下の3点が挙げられます。

豊田自動織機が株式を非公開化する理由

  1. トヨタグループのモビリティカンパニーへの変革を推進するため
  2. 長期的な視点での事業戦略の加速とシナジー効果が期待できるため
  3. 経営基盤の強化とグループ連携の深化のため

また、報道によると、豊田自動織機では、自動車事業における電動化対応への投資に加え、フォークリフトや物流事業でのM&A資金が必要となっています。上場を維持することで発生するコストが増えている状況を考えると、株式非公開化を選ぶべきという判断に至ったようです。

このほかにも、投資家と企業の見ている時間軸の違いも理由として挙げられています。豊田自動織機のような製造業は、10年先を見据えて投資する必要があります。しかし、投資家は目先の利益を追う傾向にあり、投資家の利益を優先すると、製造業にとって必要な投資を実行できなくなるリスクがあるのです。

今回の豊田自動織機に対するTOBでは、並行して豊田自動織機が保有するトヨタ自動車株、アイシン株、デンソー株、豊田通商株に関する自己株TOBも実施されます。各社の自己株TOBについては、下記のとおりページを作成していますので、気になる方はぜひご覧ください。

豊田自動織機の事業内容

豊田自動織機(6201)は、トヨタグループの本家にあたる企業です。フォークリフトや車両の組み立て、コンプレッサー、ディーゼルエンジンなどを製造しています。

豊田自動織機の事業内容

出典:豊田自動織機|製品

事業セグメントとしては、産業車両、自動車、繊維機械、その他の4区分です。売上高の6割強が産業車両、3割弱が自動車という構成になっています。

<豊田自動織機:セグメント構成>

豊田自動織機:セグメント構成

(出典:マネックス証券銘柄スカウター

豊田自動織機の株式を保有している場合はどうすれば良い?

トヨタ自動車による豊田自動織機のTOBは「全株式取得」です。豊田自動織機の株式を保有している方は、下の画像の「全部買付の場合」に書かれているように「①市場で売る」、もしくは「②指定の証券会社で申し込む」のどちらかを選択することになります。

自分の保有株がTOBされた場合のイメージ例

それでは、どちらを選べば良いのでしょうか。いますぐに利益確定したい方は「①市場で売る」を、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」を選ぶのがおすすめです。その理由をかんたんに説明しますね。

いますぐに利益確定したい方

いますぐに利益確定したい方は「①市場で売る」がおすすめです。

TOBが発表された後、その株式の市場価格は市場売買を通じて、公開買付価格付近まで上昇します。公開買付価格ぴったりでは売れませんが、売却ボタンを押すだけで手続きが完了するので、特別な手続きは不要です。手間をかけずに利益確定できます。

指定の証券会社で申し込む場合は、申込手続きが必要です。現金化までに時間がかかるので注意しましょう。

公開買付価格ぴったりで売りたい方

一方で、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」がおすすめです。

指定の証券会社で申し込んだ場合、保有する株式を公開買付価格で買い取ってもらえます。市場で売る場合には、公開買付価格ぴったりでは売れず、それよりも少し安い価格で取引することになります。

TOBのプレミアムをまるっと受け取りたい場合は、市場では売らず、TOBに申し込みましょう。申込は、次に紹介する指定の証券会社でおこなってください。

豊田自動織機の公開買付代理人・復代理人はどこの証券会社?

豊田自動織機のTOBに応募する場合、指定の証券会社で申し込む必要があります。指定の証券会社のうち、公開買付者から業務・権限を委託された証券会社を「公開買付代理人」、公開買付代理人の業務を請け負う証券会社を「公開買付復代理人」と呼びます。

豊田自動織機の公開買付代理人
公開買付代理人 野村證券
公開買付復代理人 -

豊田自動織機の株式を保有している方で、市場で売却せずTOBへの応募を考えている方は、野村證券に口座開設して株式を移管する必要があります。

公開買付代理人や復代理人には、SBI証券マネックス証券などのネット証券が指定されるケースがあります。TOBの応募をスムーズに進めるためにも、今のうちに口座開設しておくのがおすすめです。

豊田自動織機のTOBに応募する方法

続いて、TOBに応募する方法を説明します。3つの手順で応募可能です。

豊田自動織機のTOBに応募する方法

  1. 野村證券に口座開設する
  2. 野村證券に株式移管する
  3. TOBに申し込む

それぞれ説明しますね。

① 野村證券に口座開設する

野村證券の口座を持っていない方は、口座開設しましょう。

② 野村證券に株式移管する

豊田自動織機のTOBに応募するためには、野村證券の口座に、豊田自動織機の株式を入れておかなければなりません。

ほかの証券会社の口座で株式を持っている方は、株式移管の手続きが必要です。株式移管の方法については、未定にお問合せください。

③ TOBに申し込む

野村證券にログインして、TOBに申し込みましょう。具体的なTOBの応募方法については、野村證券のQ&Aページや、問い合わせフォームから確認してください。

TOBの公開買付代理人に選ばれやすい証券会社

最後に、TOBの公開買付代理人や公開買付復代理人に選ばれやすい証券会社がどこかを紹介します。2024年に開始したTOB事例を基に、公開買付代理人・公開買付復代理人に選ばれた証券会社とその件数をまとめました。ぜひ参考にしてください。

2024年のTOBで公開買付代理人・公開買付復代理人を担当した証券会社
証券会社 担当件数
野村證券 32
みずほ証券 27
SMBC日興証券 24
大和証券 17
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 13
三菱UFJ eスマート証券(旧 auカブコム証券)
現金最大2,500円がもらえる
10
東海東京証券 8
三田証券 7
楽天証券 5
SBI証券
現金2,500円オリジナルレポートがもらえる
3
マネックス証券
オリジナルレポートがもらえる
3
フィリップ証券 2

公開買付代理人を務めた件数が最も多かったのは、総合証券の野村證券で32件の取り扱いがありました。2位がみずほ証券で27件、3位がSMBC日興証券で24件となっています。

ネット証券では、三菱UFJ eスマート証券の取り扱い件数が13件と最多です。三菱UFJ eスマート証券を追う形で、楽天証券が5件、SBI証券マネックス証券が3件となっています。

TOBに応募する際は、株式の移管手続きやTOBの申込手続きが必要です。手続きに加えて口座開設もしなければならない場合、どうしても時間がかかってしまいます。スムーズにTOBへの応募ができるよう、今のうちから複数の証券会社に口座開設しておくと良いでしょう。次に紹介するおすすめネット証券では、当サイト限定のキャンペーンを展開中です。この機会にぜひ口座開設してください。

おすすめネット証券①:三菱UFJ eスマート証券

三菱UFJ eスマート証券(旧 auカブコム証券)は、ネット証券の中で公開買付代理人の実績が最も多い証券会社です。三菱UFJモルガン・スタンレー証券と同じMUFGグループの一員ということもあり、協働している三菱UFJモルガン・スタンレー証券が公開買付代理人を引き受けた場合に、復代理人として担当するケースが多くなっています。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の担当件数がそれなりにあるので、三菱UFJ eスマート証券に口座開設しておくのもおすすめです。

ダミー

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おすすめネット証券②:SMBC日興証券

SMBC日興証券<は、信頼のおける総合証券の一角です。オンラインの取引サービスも提供しており、大手ネット証券に近い手数料で取引できます。TOBやMBOの取り扱い件数が多いため、TOB・MBO狙いで投資したい方は口座開設しておきましょう。

また、SMBC日興証券はIPO投資に有利な証券会社です。IPOの取り扱い件数が多く、ダイレクトコース限定で当選確率が上がる「IPO優遇特典」もあるので、ぜひとも有効活用したいですね。

おすすめネット証券③:楽天証券

楽天証券は、2024年5月からみずほ証券の公開買付復代理人業務を開始しました。現状、みずほ証券が担当するTOB・MBO案件の一部について、楽天証券が復代理人を務める構図となっています。

すべての案件で復代理人を務めているわけではありませんが、みずほ証券が代理人を務めるTOB・MBOの件数は野村證券に次ぐ2位の多さを誇っています。今後TOB・MBOの件数が増えれば、楽天証券が復代理人を担当する件数も増えるかもしれません。

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また、楽天証券に口座開設するだけで、日経テレコン(楽天証券版)や投資関連の書籍が無料で読めるサービスがあります。口座開設するだけでもかなりお得なので、まだ楽天証券の口座を持っていない方は、ぜひ口座開設しておきましょう。

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やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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