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トヨタ創業家による豊田自動織機株のTOB・買収はいつ?なぜ?今後どうなるか、公開買付代理人の証券会社も解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2025年4月28日

トヨタ自動車(7203)創業家が、豊田自動織機(6201)に対して株式非公開化を前提とした買収提案をおこなったと報道がありました。株式非公開化にあたり、トヨタ自動車などが出資する特別目的会社(SPC)を立ち上げ、豊田自動織機株をTOB(株式公開買付)する案が検討されています。

豊田自動織機のTOBについて、公開買付価格や公開買付期間、公開買付代理人は未定です。詳しい情報が発表され次第、こちらのページでお知らせします。

なお、公開買付代理人に選ばれやすい証券会社のうち、おすすめのネット証券は三菱UFJ eスマート証券SMBC日興証券楽天証券の3社です。まだ口座を持っていない方は、この機会に口座開設しておくとTOBの応募がスムーズにできます。

公開買付代理人に選ばれやすい証券会社

豊田自動織機が株式非公開化を検討している理由

豊田自動織機(6201)が株式非公開化を検討している理由は、「長期的な目線で企業価値を向上させるため」と言えます。企業価値向上のために株式非公開化を選ぶのは、上場を維持することで下記2つのデメリットがあるためです。

株式非公開化を選ぶ理由

  1. 上場維持コストが増えている
  2. 投資家と企業の見ている時間軸が違う

報道によると、豊田自動織機では、自動車事業における電動化対応への投資に加え、フォークリフトや物流事業でのM&A資金が必要となっています。上場を維持することで発生するコストが増えている状況を考えると、株式非公開化を選ぶべきという判断に至ったようです。

また、投資家と企業の見ている時間軸の違いも理由として挙げられています。豊田自動織機のような製造業は、10年先を見据えて投資する必要があります。しかし、投資家は目先の利益を追う傾向にあり、投資家の利益を優先すると、製造業にとって必要な投資を実行できなくなるリスクがあるのです。

豊田自動織機の事業内容

豊田自動織機(6201)は、トヨタグループの本家にあたる企業です。フォークリフトや車両の組み立て、コンプレッサー、ディーゼルエンジンなどを製造しています。

豊田自動織機の事業内容

出典:豊田自動織機|製品

事業セグメントとしては、産業車両、自動車、繊維機械、その他の4区分です。売上高の6割強が産業車両、3割弱が自動車という構成になっています。

<豊田自動織機:セグメント構成>

豊田自動織機:セグメント構成

(出典:マネックス証券銘柄スカウター

豊田自動織機のTOB【公開買付価格・期間・応募方法など】

豊田自動織機(6201)のTOBに関する概要を、下の表に整理しました。

豊田自動織機のTOBに関する基礎情報
公開買付者 トヨタ自動車などが出資する特別目的会社(SPC)
被買収企業 豊田自動織機(6201)
公開買付価格 未定
プレミアム 未定
公開買付期間 未定
買付株数 未定
買付予定株数の下限 未定
買付予定株数の上限 未定
公開買付代理人 未定
公開買付復代理人 -
上場 廃止
目的 企業価値向上のため

TOBの公開買付代理人に選ばれやすい証券会社

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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