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【ソフトバンクグループ劣後債】第8回ハイブリッド社債は危険?買うべきか、高利回りの理由と注意点を解説(2026年3月)
ソフトバンクグループが、「ソフトバンクグループ ハイブリッド社債(第8回)」の募集を発表しました。利率は年4.65%~5.25%(税引前・仮条件)と高めで、「かなり条件がよいのでは?」と気になる方も多いでしょう。
ただし、ハイブリッド社債は「危険」と言われることもあります。さまざまな特約がついており「利息の支払いが停止・先送りされる場合がある」、「最長で35年間、資金が拘束される可能性がある」、「普通社債より返済順位が低い」といったリスクがあるからです。
この記事では、ソフトバンクグループ ハイブリッド社債(第8回)の発行条件を整理したうえで、高い利率の理由や注意したいポイントをわかりやすく解説します。
[新発債情報]ソフトバンクグループ ハイブリッド社債(第8回)
「ソフトバンクグループ株式会社 第8回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)」の内容を、一覧表にまとめました。
| 商品名 | ソフトバンクグループ株式会社 第8回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債 (劣後特約付) |
|
|---|---|---|
| 取得予定格付 | BBB+(JCR) | |
| 期間 | 35年 | |
| 利率・金利 | ①当初5年間の利率 年4.65%~5.25%(税引前・仮条件) [2026年4月10日に決定予定] |
②5年後以降※1 1年国債金利に 上乗せする変動金利 |
| 購入金額 | 100万円以上、100万円単位 | |
| 申込期間 | 2026年4月13日(月)~4月21日(火) | |
| 発行日(払込期日) | 2026年4月22日(水) | |
| 満期償還日 | 2061年4月22日(金)※2 | |
| 利払日 | 毎年4月22日および10月22日 初回:2026年10月22日 |
|
| 担保・保証 | なし(無担保) | |
| 特約 | 劣後特約、利払繰延条項、期限前償還条項あり | |
| 引受会社 (ネット証券) |
SBI証券、楽天証券 | |
| 引受会社 (総合証券) |
大和証券、みずほ証券、東海東京証券、岡三証券、 水戸証券、岩井コスモ証券 |
|
※1 5年後以降は変動金利に移行し、「1年国債金利+当初スプレッド+0.25%」となります。さらに20年後以降は累計+0.30%、25年後以降は累計+1.00%へ段階的に上昇します。
※2 満期は2061年4月22日ですが、2031年4月22日以降の各利払日に繰上償還される可能性があります。
この社債は、ソフトバンクグループが個人投資家向けに発行する「ハイブリッド社債(劣後債)」です。年4.65%~5.25%という高い利率が設定されており、普通社債とは異なる仕組みを持っています。
満期は35年後ですが、5年後以降はソフトバンクグループの判断で早めに返済される場合があります。そのため、実際には5年ほどで返ってくることを想定して検討する人も多い社債です。ただし、返済されなければ、そのまま長く持ち続ける可能性もあります。
今回調達する資金は、2026年6月に初回任意償還日を迎える第5回ハイブリッド社債の借換え資金などに充てられる予定です。新たな大型投資のためというより、既存の社債を借り換えるための発行と考えるとわかりやすいでしょう。
では、なぜこれほど利率が高いのか、そして投資家はどのような点に注意すべきなのかを解説していきます。
ハイブリッド社債は危険?利率が高い理由
ソフトバンクグループ ハイブリッド社債(第8回)の利率は、当初5年間で年4.65%~5.25%(税引前・仮条件)と高めに設定されています。数字だけみると魅力的な利率ですが、普通社債にはない「劣後特約」、「利払繰延条項」、「期限前償還条項」の3つの特約がついているため、その分だけリスクも高めです。
| 劣後特約 | 会社が経営危機になった場合、銀行借入れや普通社債よりも返済が後回しになります |
|---|---|
| 利払繰延条項 | 会社の判断で、利息の支払いが先送りされる場合があります |
| 期限前償還条項 | 5年後以降、会社の判断で早めに返済される場合があります |
このように、普通社債よりも投資家が負うリスクが大きいため、その分だけ高い利率が設定されています。つまり、「利率が高いから得」というより、「リスクが高いから利率も高い」と考えるとわかりやすいでしょう。
5年後に繰上償還される可能性が高い
ソフトバンクグループ ハイブリッド社債(第8回)の満期は35年後です。ただし、5年後以降はソフトバンクグループの判断で早めに返済される場合があります。
実際、ソフトバンクグループがこれまでに発行したハイブリッド社債は、初回の返済タイミングを迎えたものが5年で償還されています。2021年に発行した第5回ハイブリッド債も、5年で繰上償還することが決定しました。
➡第5回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の期限前償還に関するお知らせ[PDF]
このように、過去の発行分では5年で返済する流れが続いています。ただし、今回も同じように返済されるとは限らず、そのまま保有が続く可能性もあります。
5年後に返済されなかった場合は、以後の利率が変動金利に変わります。さらに、5年後以降は+0.25%、20年後以降は累計+0.30%、25年後以降は累計+1.00%まで上乗せされる仕組みです。発行体にとっては、長く残すほど支払う利息が増えるため、5年で返済する可能性が高いと見られています。
ソフトバンクグループ ハイブリッド社債は買うべきか?
ソフトバンクグループ ハイブリッド社債(第8回)は、年4.65%~5.25%という高い利率が魅力です。過去のハイブリッド社債は5年で返済されてきたため、今回も5年程度で返済される可能性が高いと考えられます。
なお、この社債は1口100万円からのため、少額では買えません。5年程度使う予定のない余裕資金で考えたい商品です。
一方で、普通社債よりもリスクは高めです。利息の支払いが先送りされる場合があり、5年で返済されず、そのまま長く保有する可能性もあります。また、万一の場合は、銀行借入れや普通社債より返済が後回しになります。
今回の社債には、日本格付研究所の予備格付「BBB+」が付く予定です。投資適格ではありますが、安全性が高い社債という位置づけではありません。高い利率は、その分のリスクを反映したものといえます。
どういう人におすすめ?
- 100万円を5年程度、使わずに置いておける
- 高い利率を重視したい
- ソフトバンクグループの信用力に納得している
- 普通社債よりリスクが高いことを理解できる
高い利率は魅力ですが、それは普通社債よりも高いリスクを引き受ける対価です。買うなら、「5年で返ってくる可能性が高いが、そうならない場合もある」という前提で、余裕資金の範囲で考えるのがよさそうです。
SBI証券の口座があれば、ネットからかんたんに申し込める
どちらの社債もSBI証券の口座をお持ちの方であれば、ネットからかんたんに申し込めます。個人向け社債の申し込み期間は10日ほどです。すぐに完売してしまう社債も多いので、SBI証券の口座をお持ちでない方は、今のうちに口座開設をしておきましょう。
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ソフトバンクグループ ハイブリッド社債の買い方
ソフトバンクグループ ハイブリッド社債の買い方を、SBI証券を例に解説します。
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SBI証券にログインをしたら、メニューから『債券』のページへ移動します。購入したい債券を選び、銘柄詳細画面を確認します。

(出典:SBI証券)
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商品の条件を確認したら、『注文』をクリックします。

(出典:SBI証券)
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目論見書等の書面を最後のページまで確認したら、チェックをして、『同意して注文入力』をクリックします。

(出典:SBI証券)
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買付額面(金額)と取引パスワードを入力したら、『注文確認』をクリックします。

(出典:SBI証券)
- 注文内容を確認したら、『注文発注』をクリックします。

(出典:SBI証券)
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注文受付画面が表示されたら注文完了です。

(出典:SBI証券)
- 注文内容は、注文履歴画面から確認できます。

(出典:SBI証券)
まとめ
ソフトバンクグループ ハイブリッド社債(第8回)は、年4.65%~5.25%という高い利率が魅力の社債です。ただし、普通社債よりもリスクが高く、利息の支払いが先送りされたり、5年で返済されなかったりする可能性もあります。
過去の発行分では5年で返済された例が続いていますが、今回も同じように返済されるとは限りません。高い利率だけで判断せず、仕組みとリスクを理解したうえで検討したい社債です。「5年程度の運用で高い利率を狙いたい」という人には、有力な選択肢のひとつになるでしょう。
申し込みには証券会社の口座が必要ですが、SBI証券、楽天証券なら、口座開設から購入までネットでかんたんに手続きが進められます。まだ口座をお持ちでない方は口座開設しておきましょう。
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