会社四季報は買うべきでしょうか?
株をはじめたばかりの初心者ですが、会社四季報は買ったほうが良いでしょうか?値段も高いし、内容もむずかしそうなのでどうしようかなと…。
結論として、会社四季報(以下、四季報)は、1冊手元にあってもいいのかなと思います。「1冊」と書いたのは、四季報というだけあって年に4冊発行されるので、これらをすべて買う必要はなく、単純に1冊という意味です。
正直言って、初心者のうちから四季報を読み込むのはむずかしいので、せっかく買っても宝の持ち腐れになってしまうかもしれません。それでも、まず1冊は持っておきたい理由をお伝えします。
①株の売買ができる企業を見つけることができる
株初心者がぶつかる壁のひとつとして、どの株が買えるのかわからないという問題があります。投資家が買える株は約3,600社ありますが、大きな会社はすべて売買の対象となっているわけではなく、証券取引所に上場していないと株を買うことはできません。四季報を辞書のように使えば、上場している会社をチェックすることができます。
②投資判断の情報源となる
四季報には、小さな文字で所せましと情報が詰め込まれています。この中には、これまでの会社の業績推移や記者による業績予想、株価チャートなどが載っています。むずかしい用語もたくさんありますが、それは少しずつ覚えていきましょう。私もまずは四季報を使って、簡易的な分析を行うので、手元に置いておくと便利です。気になるページに付せんを貼ったり、直接書き込めるのもメリットです。
③毎年買うことで、変化を読み解くことができる
実は、四季報はSBI証券やマネックス証券などに口座開設していれば、無料で見ることができます。1冊で2,300円(税込)するので、1年分買うと年間1万円近くになってしまいます。それであれば、四季報を買う必要はないのではと思うかもしれません。
しかし、ネット証券に載っている情報は3か月に一回、四季報の発売日に更新されてしまうので、過去にどのような評価を受けていたのか、わからなくなってしまいます。投資候補の会社がどのような経緯で成長してきたのか、記者はどのような視点で会社を見ていたかを知るためには、過去の四季報がメリットとして生きてくるのです。
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四季報にどんな内容が載っているか知るために、ネット証券の無料サービスで一度見てみるとよいと思います。はじめのうちは読んでいてもピンとこないと思いますが、慣れてくると重宝しますよ。私は2005年から毎号買っています…笑
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投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。