アナリストレポートとは何ですか?入手方法やおすすめの証券会社も教えてください
アナリストレポートって何が書いてあるんですか?入手方法やおすすめのレポートがあれば教えてください。
アナリストレポートとは、投資家への情報提供のためにアナリスト※が執筆した、企業分析や評価などを載せたレポートを指します。アナリストレポートには、証券会社が発行するものと、証券会社以外が発行するものがあり、いずれも無料で入手できます。
※アナリストとは、個別銘柄の業績や株価、相場全体の動きを分析し、情報提供する人のことです。
アナリストレポートを読むと、「分析のプロが企業をどう分析しているか」が学べます。気になっている銘柄を分析する際の参考資料として使うのがおすすめです。今回は、証券会社が発行するアナリストレポートを紹介していきます。
アナリストレポートの構成
証券会社が発行するアナリストレポートは、下のような構成で作られています。
レポートの実物は、下の画像のようになっています。例として、SBI証券が発行したINPEX(1605)のアナリストレポートを見てみましょう。
上の画像は、アナリストレポートの1ページ目と2ページ目です。1ページ目から2ページ目の半分にかけて、目標株価や投資判断、バリュエーションなどアナリスト独自の見解が載っています。2ページ目以降には、事業内容や業界動向など、会社に関する情報が載っています。
アナリストレポートの構造上、最初に目標株価や投資判断などに目が行きがちですが、これらの情報は参考程度に見ておくようにしましょう。目標株価や投資判断は有益な情報ですが、最初に意識して見てしまうと、その価格や判断が頭の中に残ってしまい、自分で投資判断するのがむずかしくなるからです。
一方、事業内容や業界動向、カタリストなどの情報は、企業分析に役立つ情報です。自分で探すと時間がかかる情報がまとまっているので、気になっている銘柄ができたら、自分で分析する前に目を通しておくとよいでしょう。
アナリストレポートが読めるおすすめ証券会社
ほとんどの証券会社がアナリストレポートを出しているので、選択肢が多く、どの証券会社を選べばよいかわかりづらいのが現実です。そこで、レベル別におすすめの証券会社を1社ずつピックアップしました。
レベル | 証券会社 | 特長 |
---|---|---|
初級 | SBI証券 レポート&2,500円 |
個別銘柄や経済動向などのアナリストレポートが掲載されています。情報がコンパクトにまとまっており、初心者でも無理なく読める分量です。 |
中級 | 野村證券 | 個別銘柄や経済動向などを詳しく解説したアナリストレポートが読めます。脱初心者を目指している方におすすめです。 |
上級 | 三菱UFJ eスマート証券 (旧 auカブコム証券) 現金最大2,500円 |
個別銘柄の事業内容や今後の展開に加えて、その銘柄に関連した経済トピックがセットで紹介されています。より丁寧に企業分析したい方は必見です。 |
私は、上記3社にすべて口座開設しており、レポートを読み比べています。証券会社によって書いてある内容に違いがあり、会社の事業内容や今後の展開に関する情報を手軽に知りたいときはSBI証券を、会社について詳しく知りたいときや、その銘柄に関連したマクロ経済の動向まで知りたいときは、野村證券や三菱UFJ eスマート証券(旧 auカブコム証券)を使っています。
アナリストレポートを読んだことがない方や、株式投資をはじめたばかりの方は、SBI証券が提供しているアナリストレポートがおすすめです。個別銘柄の事業内容や今後の展開など、企業分析に必要な最低限の情報を手に入れられます。レポートの分量もそれほど多くはないので、アナリストレポートの入門としても最適です。
SBI証券のレポートに慣れてきたら、野村證券など他の証券会社に口座開設し、いろいろなレポートに目を通すのがおすすめです。上級に載せている三菱UFJ eスマート証券では、親会社の三菱UFJモルガン・スタンレー証券が作ったレポートが公開されています。個別銘柄の事業内容や今後の展開だけでなく、その銘柄に関連した経済動向まで載っているのが特長です。本格的に、かつ入念に企業分析したい方が読むとよいでしょう。
三菱UFJ eスマート証券と当サイトは、現金がもれなく最大2,500円もらえる限定タイアップキャンペーンを実施中!
口座開設申し込みの翌月末までに、クイズに正解+エントリーするだけで現金500円、投資信託を合計3万円以上購入すると、さらに現金2,000円がもらえます。
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どのアナリストレポートも、証券会社に口座開設すれば誰でも無料で読めます。お金をかけずにプロの意見を入手できるので、口座開設しておかないと損です。
また、証券会社ごとにいろいろなアナリストがいます。同じ銘柄のアナリストレポートであっても、分析するアナリストが違えば、出てくる意見も異なります。複数の証券会社に口座開設して、同じ企業のアナリストレポートを読み比べると新たな発見があるのでおすすめです。
アナリストレポートはどこで入手できる?
証券会社が発行するアナリストレポートは、各証券会社のホームページで入手できます。ただし、誰もが入手できるわけではなく、その証券会社に口座開設した人のみが入手できます。口座開設の特典みたいなものですね。
今回は、SBI証券を使ってアナリストレポートを入手する手順を紹介します。SBI証券への口座開設が終わった前提で話を進めていくので、まだ口座開設していないという方は、【SBI証券】口座開設の方法・取引までの流れ・やり方を見ながら手続きを済ませてください。
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SBI証券にログインし、画面の左上にある「マーケット」をクリックしましょう。
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マーケットのページが開きます。画面の上側にある「レポート」をクリックします。
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レポートのページが開きます。個別銘柄のアナリストレポートは、「セクター別アナリストレポート」に載っています。画面の上側に目次があるので、その中の「セクター別アナリストレポート」をクリックしてください。
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下の画面が出てきたら、「セクター別アナリストレポート一覧」をクリックしましょう。
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アナリストレポートの一覧が表示されます。この中から、自分が気になる会社のレポートを探し、企業名をクリックするとレポートが読めます。
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投資歴19年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。