投資家として成長すること

個別株の運用は、投資信託の自動積み立てとは違って、ご自身で売買の判断をする必要があるので、日々学ぶ姿勢が大切です。株式投資の知識のベースが将来にわたって運用成績のパフォーマンスに直結するといっても過言ではありません。

ですから、日々勉強しつつ、少額から運用をはじめつつ経験を積むのが良いでしょう(総額でも10万円くらいまで)。

虎の子の100万円をすべて使ってエイヤーと投資するのではなく、単元未満株(ミニ株)に投資をして、まずは投資の世界に少額で慣れながら、並行して必要な知識を学んでいくというスタイルが良いです。1年くらいは勉強しつつ、少額の株取引をするトライ&エラーの姿勢が良いでしょう。

少額からはじめる理由は、初心者で運用成績が上がりにくいのはもちろんのこと、投資初期で大きな損を出してしまうと心理的にも金銭的にも資産運用を継続することがむずかしくなるからです。

また、別の視点では、自分に合った証券会社を探すことも忘れないでください。私もたくさんの証券口座を試してみましたが、今はしっくり来ている証券会社(SBI証券マネックス証券松井証券)で取引をしています。

運用で成功すること

さて、ある程度の知識が付き、株の売買にも慣れたら、いよいよ100万円を使って投資をはじめましょう。2つ目の「運用で成功すること」に移ります。

投資家としてある程度成長している状態であれば、資金の管理も問題ないと思います。100万円のお金があれば、例えば5銘柄くらいに分散投資をして、それぞれの銘柄の情報を追いかけましょう。

情報というのは、決算(年に4回)や業績修正、新製品、サービス、月次情報など、会社が日々出していく情報です。公式サイトの「IR情報(投資家向け広報)」に載っているので、ぜひ挑戦してみてください。

当サイトでは、上場企業の社長や役員、IR担当者の方に取材をさせていただき、事業内容やIR情報をわかりやすくまとめています。気になる方はぜひ参考にしてください。

初心者のうちは株価の変動ばかり気になりますが、株価は無意味に動くことも多いので、一喜一憂することは精神的にもよくないです。もし、株価下落で株が売りたくなった場合には会社が公式に出している情報を読みこんで、本当に売るべき株なのか判断してください。

また、最初に選ぶ5銘柄は、できるだけ会社の事業内容が理解できる会社にするのが望ましいです。得てして、「名前もよく知らない会社だけど、株価が上がっている株を買いたくなる…」ものですが、このような株はリスクが高いので自重しましょう。

はじめのうちは高い運用成績を狙うのではなく、投資を継続することを重視してください。長く投資を続けていれば、運用の力も徐々についていき、パフォーマンスも上がってくるはずなので、あせらないでください。

★まずは、1銘柄何か買うことから長く続く投資生活ははじまります。初めての株を買うのは、大変勇気がいりますが、あまり気負わずにぜひチャレンジしてみてくださいね。

サイト内の参考ページ

この質問を見た人は、こちらも読んでいます

お悩みをキーワードで検索する

お悩み検索

他のお悩みを検索できます

ひっきー

この記事の執筆者

ひっきー

投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。

ページ上部へ移動