単元未満株(ミニ株)は手数料負けする?9社の手数料を計算して比較

担当・やさしい株のはじめ方編集部
最終更新日:2022年8月1日
単元未満株(ミニ株)は、1株から株式投資をはじめられるので、投資初心者や資金がたくさん用意できない方におすすめです。多くの証券会社が単元未満株(ミニ株)サービスを展開しており、取り扱っているネット証券は9社もあります(2022年8月現在)。SBI証券なら「S株」、マネックス証券なら「ワン株」など、それぞれ独自の名前が付いていてややこしいですよね。
また、単元未満株(ミニ株)の手数料は、証券会社によってまちまちで、買付手数料が無料であったり、手数料負けするほど高く設定されていたりします。そのため、取引する証券会社によっては、取引コストが想像以上に膨らんでしまうかもしれません。
そこで、単元未満株(ミニ株)のサービス・手数料を比較紹介します。おすすめの証券会社も紹介するので、証券会社選びに迷っている方は参考にしてください。
このページの目次
- 1.単元未満株(ミニ株)の手数料を計算して比較
- 2.単元未満株(ミニ株)で手数料負けしないおすすめ証券会社
- 2-1.いちかぶ(LINE証券)
- 2-2.ワン株(マネックス証券)
- 2-3.ネオモバ
- 3.まとめ
単元未満株(ミニ株)の手数料を計算して比較
単元未満株(ミニ株)を取引できるネット証券会社は、9社あります(2022年8月現在)。
単元未満株(ミニ株)の取引コストは、約定金額に対して売買手数料が発生する証券会社と、取引金額にあらかじめ取引コストが含まれている「スプレッド方式」の証券会社があります。どちらもほぼ同じなので、取引コストには2種類あるということだけ、覚えておく程度で大丈夫です。
それでは、各社の売買手数料・スプレッドを比較するので、参考にしてください。
証券会社 | 売買手数料 (税込) |
手数料例 (1万円の取引) |
ネット証券別 詳細へ |
|
---|---|---|---|---|
買付 | 売却 | |||
ワン株 (マネックス証券) |
無料 | 0.55% | 55円 | ![]() |
S株 (SBI証券) |
無料 | 0.55% | 55円 | ![]() |
ネオモバ | 月額利用料220円(税込)で取引放題※1 | ![]() |
||
プチ株 (auカブコム証券) |
0.55% | 55円 | ![]() |
|
まめ株 (野村證券) |
1.1%※2 | 550円 | ![]() |
※1 期間固定Tポイントが200ポイントもらえるので、実質ほぼ無料です(自己負担20円のみ)。
※2 最低手数料金額は550円(税込)です。
証券会社 | スプレッド (非課税) |
スプレッド例 (1万円の取引) |
ネット証券別 詳細へ |
|
---|---|---|---|---|
買付 | 売却 | |||
いちかぶ (LINE証券) |
0.35%~1.0%※3 | 20円~50円 | ![]() |
|
日興フロッギー | 無料 | 0.5% | 50円 | ![]() |
ひな株 (CONNECT) |
0.5% | 50円 | ![]() |
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PayPay証券 | 0.5%~1.0%※4 | 50円~100円 | ![]() |
※3 立会時間内に取引する場合は0.35%、立会時間外に取引する場合は1.0%のスプレッドが発生します。
※4 立会時間中の9時~11時半、12時半~15時は0.5%、それ以外の時間帯は1.0%のスプレッドがかかります。
手数料を比較すると、買付手数料が無料になるマネックス証券のワン株とSBI証券のS株、日興フロッギー、また、スプレッドが最低0.35%になるLINE証券のいちかぶは、手数料が節約できます。
また、ネオモバは月額220円(税込)固定で、何回でも取引できるので、たくさん取引したい方におすすめです。ただし、月間の約定代金合計が50万円を超えると利用料が1,100円になるので、注意が必要です。
単元未満株(ミニ株)で手数料負けしないおすすめ証券会社
単元未満株(ミニ株)を取引できる9社の中でも、とくにおすすめの3社を紹介します。手数料負けしないのはもちろん、単元未満株(ミニ株)のサービスやキャンペーンが充実している証券会社を厳選したので、ぜひ参考にしてください。
いちかぶ(LINE証券)
スプレッド※5 (取引コスト) |
買付 | 売却 | スプレッドの例 (非課税) |
|
---|---|---|---|---|
1万円 | 5万円 | |||
0.35%~1.0%※6 | 20円~ 50円 |
100円~ 250円 |
||
取扱商品 | 国内株・ETF・REIT(東証に上場する全銘柄) | |||
その他特徴 | ・対象銘柄を3~5%オフで購入できるタイムセールがお得 ・信用取引はスプレッドが無料 ・IPOの取扱いあり |
※5 立会時間内に取引する場合は0.35%、立会時間外に取引する場合は1.0%のスプレッドが発生します。
※6 取扱銘柄がグループA~Dの4つに分かれており、グループに応じて取引コストが変動します。立会時間外に取引する場合は、グループに関係なく1.0%のスプレッドです。
LINE証券は、普段お使いの「LINEアプリ」から、株や投資信託などの取引をおこなうスマホ投資サービスです。取り扱っている商品は、「国内株」、「ETF」、「投資信託」と、わかりやすいラインナップです。スプレッドは最低0.35%と、業界最安値水準です。
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ワン株(マネックス証券)
売買手数料 (税込) |
買付 | 売却 | 売買手数料の例 (税込) |
|
---|---|---|---|---|
1万円 | 5万円 | |||
無料 | 0.55% | 55円 | 275円 | |
取扱商品 | 国内株・ETF・REIT(東証に上場する全銘柄) | |||
その他特徴 | ・注文は成行注文(買付する株価は後場の始値) ・貸株として株を貸し出すことで、0.1%~0.5%の金利収入を得られる ・無料ツール「銘柄スカウター」でプロ並みの銘柄分析ができる ・SNS型投資アプリ「ferci」で投資家と交流できる |
ワン株は、マネックス証券が運営する単元未満株(ミニ株)のサービスです。買付時の売買手数料が無料なので、低コストで取引ができます。
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ネオモバ
売買手数料 (税込) |
月額利用料220円(税込)で取引放題 | ||
取扱商品 | 国内株・ETF・REIT(東証に上場する全銘柄) | ||
その他特徴 | ・1株からIPOに申し込みができる(ひとかぶIPO) ・Tポイントで株を買える ・毎月期間固定Tポイントが200ポイントもらえる |
ネオモバは、SBIネオモバイル証券が運営するスマホ専用の株取引アプリです。Tポイントを使って株を購入できるポイント投資に最適な証券会社と言えます。手数料は、従来の取引ごとに発生する手数料体系ではなく、月額サービス料金のみのスッキリしたシステムです。
1か月の約定代金合計額が50万円以下であれば、月額220円(税込)で取引し放題。しかも、毎月200円分の期間固定ポイントが付与されるので、実質消費税分の20円のみが自己負担額になります。
まとめ
この記事では、単元未満株(ミニ株)を取り扱っている証券会社の手数料やサービスを紹介しました。手数料が割高な証券会社も多い中、手数料負けしにくい証券会社は、買付手数料が無料なマネックス証券のワン株、SMBC日興証券の日興フロッギー、また、月額サービス料しかかからないネオモバです。
単元未満株(ミニ株)は1株単位で取引でき、配当や株主優待(一部銘柄のみ)ももらえるので、なるべく手数料が安い証券会社を選んでお得に取引しましょう。
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この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部
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