単元未満株(ミニ株)は手数料負けする?8社の手数料を計算して比較

担当・やさしい株のはじめ方編集部
最終更新日:2023年2月1日
単元未満株(ミニ株)は、1株から株式投資をはじめられるので、投資初心者や資金がたくさん用意できない方におすすめです。多くの証券会社が単元未満株(ミニ株)サービスを展開しており、取り扱っているネット証券は9社もあります(2023年2月現在)。SBI証券なら「S株」、マネックス証券なら「ワン株」など、それぞれ独自の名前が付いていてややこしいですよね。
また、単元未満株(ミニ株)の手数料は、証券会社によってまちまちで、買付手数料が無料であったり、手数料負けするほど高く設定されていたりします。そのため、取引する証券会社によっては、取引コストが想像以上に膨らんでしまうかもしれません。
そこで、単元未満株(ミニ株)のサービス・手数料を比較紹介します。おすすめの証券会社も紹介するので、証券会社選びに迷っている方は参考にしてください。
このページの目次
- 1.単元未満株(ミニ株)の手数料を計算して比較
- 2.単元未満株(ミニ株)で手数料負けしないおすすめ証券会社
- 2-1.S株(SBI証券)
- 2-2.ワン株(マネックス証券)
- 3.まとめ
単元未満株(ミニ株)の手数料を計算して比較
単元未満株(ミニ株)を取引できるネット証券会社は、9社あります(2023年2月現在)。
単元未満株(ミニ株)の取引コストは、約定金額に対して売買手数料が発生する証券会社と、取引金額にあらかじめ取引コストが含まれている「スプレッド方式」の証券会社があります。どちらもほぼ同じなので、取引コストには2種類あるということだけ、覚えておく程度で大丈夫です。
それでは、各社の売買手数料・スプレッドを比較するので、参考にしてください。
証券会社 | 売買手数料 (税込) |
手数料例 (1万円の取引) |
ネット証券別 詳細へ |
|
---|---|---|---|---|
買付 | 売却 | |||
ワン株 (マネックス証券) |
無料 | 0.55% | 55円 | ![]() |
S株 (SBI証券) |
無料 | 0.55% | 55円 | ![]() |
プチ株 (auカブコム証券) |
0.55% | 55円 | ![]() |
|
まめ株 (野村證券) |
1.1%※2 | 550円 | ![]() |
※1 期間固定Tポイントが200ポイントもらえるので、実質ほぼ無料です(自己負担20円のみ)。
※2 最低手数料金額は550円(税込)です。
証券会社 | スプレッド (非課税) |
スプレッド例 (1万円の取引) |
ネット証券別 詳細へ |
|
---|---|---|---|---|
買付 | 売却 | |||
日興フロッギー | 無料 | 0.5% | 50円 | ![]() |
ひな株 (CONNECT) |
0.5% | 50円 | ![]() |
|
いちかぶ (LINE証券) |
0.35%~1.0%※3 | 35円~100円 | ![]() |
|
PayPay証券 | 0.5%~1.0%※4 | 50円~100円 | ![]() |
※3 立会時間内に取引する場合は0.35%、立会時間外に取引する場合は1.0%のスプレッドが発生します。
※4 立会時間中の9時~11時半、12時半~15時は0.5%、それ以外の時間帯は1.0%のスプレッドがかかります。
手数料を比較すると、買付手数料が無料になるマネックス証券のワン株とSBI証券のS株、日興フロッギー、また、スプレッドが最低0.35%になるLINE証券のいちかぶは、手数料が節約できます。
また、ネオモバは月額220円(税込)固定で、何回でも取引できるので、たくさん取引したい方におすすめです。ただし、月間の約定代金合計が50万円を超えると利用料が1,100円になるので、注意が必要です。
単元未満株(ミニ株)で手数料負けしないおすすめ証券会社
単元未満株(ミニ株)を取引できる9社の中でも、とくにおすすめの2社を紹介します。手数料負けしないのはもちろん、単元未満株(ミニ株)のサービスやキャンペーンが充実している証券会社を厳選したので、ぜひ参考にしてください。
S株(SBI証券)
(出典:SBI証券)
売買手数料 (税込) |
買付 | 売却 | 売買手数料の例 (税込) |
|
---|---|---|---|---|
1万円 | 5万円 | |||
無料 | 0.55% | 55円 | 275円 | |
取扱商品 | 国内株・ETF・REIT(東証に上場する全銘柄) | |||
その他特徴 | ・4,000銘柄以上を取引できる ・NISA口座にも対応している ・スマホアプリでも取引できる ・「テーマキラー」でテーマ株の分散投資ができる |
SBI証券のS株は、買付手数料が無料で取扱銘柄数が約4,000銘柄以上あり、株初心者がはじめて株を購入するサービスとしておすすめです。NISAでの取引に対応していたり、テーマ株投資に役立つ「テーマキラー!」というサービスがあったり、機能面も充実しています。
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ワン株(マネックス証券)
(出典:マネックス証券)
売買手数料 (税込) |
買付 | 売却 | 売買手数料の例 (税込) |
|
---|---|---|---|---|
1万円 | 5万円 | |||
無料 | 0.55% | 55円 | 275円 | |
取扱商品 | 国内株・ETF・REIT(東証に上場する全銘柄) | |||
その他特徴 | ・注文は成行注文(買付する株価は後場の始値) ・貸株として株を貸し出すことで、0.1%~0.5%の金利収入を得られる ・無料ツール「銘柄スカウター」でプロ並みの銘柄分析ができる ・SNS型投資アプリ「ferci」で投資家と交流できる |
ワン株は、マネックス証券が運営する単元未満株(ミニ株)のサービスです。買付時の売買手数料が無料なので、低コストで取引ができます。
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まとめ
この記事では、単元未満株(ミニ株)を取り扱っている証券会社の手数料やサービスを紹介しました。手数料が割高な証券会社も多い中、手数料負けしにくい証券会社は、買付手数料が無料なマネックス証券のワン株、SMBC日興証券の日興フロッギー、また、月額サービス料しかかからないネオモバです。
単元未満株(ミニ株)は1株単位で取引でき、配当や株主優待(一部銘柄のみ)ももらえるので、なるべく手数料が安い証券会社を選んでお得に取引しましょう。
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この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部
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