SBI証券のS株(単元未満株)とは?手数料が高い?メリット・デメリットも紹介

担当:やさしい株のはじめ方編集部

担当・やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2022年11月15日

SBI証券は、口座開設数が889万※1と、主要ネット証券の中でトップクラスの数を誇る証券会社です。業界最低水準の手数料、取扱商品の多さ、サービスの充実度など、総合的に優秀なので、多くの投資家が利用しています。

※1 SBI証券単体の口座数は非公開なので、SBIグループ全体の口座数を記載しています。

そんなSBI証券には、1株~99株の単元未満株(ミニ株)で取引できる「S株」というサービスがあります。少額投資ができて株初心者に人気のサービスですが、手数料の安さや機能の充実度が気になる方は多いのではないでしょうか。

そこで、このコラムではS株について詳しく解説します。メリット・デメリットはもちろん、S株(単元未満株)が100株になったらどうなるのか、お得キャンペーンなども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

SBI証券のS株とは

S株

(出典:SBI証券

SBI証券のS株とは、国内株を1株から購入できるサービスのことです。

国内株は、単元株制度というルールがあり、基本的には100株単位でしか購入できません。株価1,000円の銘柄の場合、100株購入すると10万円となり、株初心者の方がいきなりひとつの銘柄に投資するには、大きい金額ですよね。

一方、S株なら1株~99株(単元未満株)の範囲で自由に購入できるので、数百円から数千円程度の少額資金で株式投資にチャレンジできます。

S株

(出典:SBI証券

しかも、S株は買付手数料が無料、売却手数料は約定金額(売った株の金額)×0.55%と業界最低水準の安さです。取引できる銘柄数は約4,000銘柄と多く「投資先が少ない」という悩みを持つこともないでしょう。NISA口座での取引に対応しているのも魅力です。

また、「テーマキラー!」というサービスを使えば、好きな投資テーマを選ぶだけで複数のテーマ株に分散投資ができます。テーマ株投資に興味がある方におすすめです。

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SBI証券と当サイト「やさしい株のはじめ方」は、限定タイアップ企画を実施中です。口座開設+入金をするだけで、現金2,500円+オリジナルレポート「株初心者でも見つかる株の選び方」をプレゼントさせていただきます。

現金2,500円を使って、まずは1株からお試しで買ってみてはいかがでしょうか?S株で株価2,500円以下の銘柄は約3,000銘柄(2022年11月現在)と、豊富な投資先がそろっています。

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S株の手数料は高い?8社の手数料を徹底比較

結論からお伝えすると、S株の手数料はかなり安いです。上でも解説したとおり、買付手数料が無料で、売却手数料が約定金額0.55%で、低コストで取引できます。

では、ほかの証券会社と比べても本当に手数料が安いのでしょうか?1株~99株(単元未満株)で取引できる証券会社はSBI証券だけではないため、ほかの証券会社の手数料とも比較して見ていきましょう。

1万円分を取引した場合に実際にかかる手数料も記載しましたので、あわせて参考にしてください。

   
<売買手数料型の証券会社・サービス>
証券会社 売買手数料
(税込)
手数料例
(1万円の取引)
ネット証券別
詳細へ
買付 売却
日興フロッギー 無料 0.5% 50円
(売却時のみ)
日興フロッギーの詳細
S株
SBI証券
無料 0.55% 55円
(売却時のみ)
SBI証券の詳細
ワン株
マネックス証券
無料 0.55% 55円
(売却時のみ)
マネックス証券の詳細
ひな株
CONNECT
0.5% 50円CONNECT(コネクト)の詳細
プチ株
auカブコム証券
0.55% 55円 auカブコム証券の詳細
いちかぶ
LINE証券
0.35%~1.0%※2 35円~100円 LINE証券の詳細
PayPay証券 0.5%~1.0%※3 50円~100円PayPay証券の詳細
まめ株
野村證券
1.1%※2 550円 野村ネット&コールの詳細

※2 立会時間内に取引する場合は0.35%、立会時間外に取引する場合は1.0%のスプレッドが発生します。
※3 立会時間中の9時~11時30分、12時30分~15時は0.5%、それ以外の時間帯は1.0%のスプレッドがかかります。

単元未満株を取引できる8社の証券会社を比較したところ、日興フロッギーが最も安く、次いでS株とワン株(マネックス証券)が安いという結果になりました。

3社とも買付手数料が無料なので、売却するまでは手数料が発生しません。配当株投資のように、購入した株を長期間売却しない前提の投資スタイルなら、手数料をあまり意識しなくてもいいですね。

また、S株限定で売却手数料も無料にする方法があります。詳しくは次の項目で解説するので、参考にしてください。

S株(単元未満株)が100株になったらどうなる?(単元化)

SBI証券で購入したS株が100株になったら単元株扱い(単元化)になり、次の3つのメリットがあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

S株の売却手数料も無料にできる

S株は、100株になったら単元株扱いになり、手数料体系も変わります。

SBI証券の手数料コースは、1回の注文ごとに手数料がかかる「スタンダードプラン」と、1日の合計取引金額に対して手数料が発生する「アクティブプラン」の2つがあり、「アクティブプラン」を選ぶと、1日あたり100万円分の取引まで売買手数料が無料になるのです。

スタンダードプラン アクティブプラン
1回注文の取引金額 売買手数料 1日の取引金額 売買手数料
~5万円 55円 ~100万円 無料
~10万円 99円
~20万円 115円
~50万円 275円
~100万円 535円 ~200万円 1,238円
~150万円 640円 ~300万円 1,691円
~3,000万円 1,013円 以降100万円
増加ごとに
+295円
3,000万円超 1,070円

(手数料は税込)

100株まで買い集めるという条件はありますが、S株で購入した株でも売却手数料を無料にできるはうれしいですね。SBI証券は単元株の売買手数料も業界最低水準なので、資産が増えて単元株投資に切り替えてからも、そのまま活用できます。

銘柄によっては株主優待がもらえる

S株を買い集めて100株になったら、銘柄によっては株主優待がもらえます。100株を保有することで株主優待がもらえる銘柄を一部紹介するので、参考にしてください。

銘柄名
タップクリックで最新株価)
権利
確定月
優待内容※4
日本マクドナルドHD
(2702)
6月・12月 「マクドナルド」で使える食事券(ハンバーガー類、サイドメニュー、ドリンクの無料引換券が6枚ずつ)
ワタミ
(7522)
3月・9月 4,000円分の飲食優待券が年2回届きます。
「和民」「和み亭」「ゴハン」「わたみん家」などワタミグループで使用できます。
カゴメ
(2811)
6月 1,000円相当の自社製品が年に2回送られてきます。カゴメは個人株主を大切にする企業として有名で、株主向けに見学会や社長と語る会なども開催しています。
吉野家HD
(9861)
2月・8月 「吉野家」や「はなまるうどん」で使える食事券3,000円分が年に2回送られてきます。
ANA HD
(9202)
3月・9月 片道1区間が50%割引になる優待券およびANAグループ各社・提携ホテルの優待券がもらえます。
アトム
(7412)
3月・9月 回転寿司『にぎりの徳兵衛』などで使える優待食事券2,000円分のポイントが年2回もらえます。
オリエンタルランド
(4661)
3月・9月 「東京ディズニーランド」か「東京ディズニーシー」の1日パスポート券1人分(7,900円相当)。
100株保有だと年に1回もらえます。400株以上保有で年2回。
すかいらーく
(3197)
6月・12月 「ガスト」などの系列店で使える食事券が2,000円分が年2回もらえます。
イオン
(8267)
2月・8月 半年100万円までの買い物総額に対し、株数に応じた返金率でキャッシュバック。100株…3%、1,000株…5%など
ゼンショーHD
(7550)
3月・9月 「すき家」などで使える1,000円分の食事券が年2回届きます。

2022年11月1日現在)

※4 株主優待は内容が変更される場合があるので、企業のホームページをご確認ください。

ここで紹介した優待銘柄は、ほんの一部に過ぎません。株主優待がある銘柄や優待内容をもっと知りたい方は、当サイトのグループサイト「楽しい株主優待&配当」もご覧ください。1,000銘柄以上の株主優待情報を網羅しています。

株主優待がもらえる銘柄の多くは、100株以上の保有が条件になっています。そのため、S株メインで取引する場合は、コツコツ買い集めて100株にしていきましょう。

ただし、単元未満株しか持っていなくても、一部銘柄なら株主優待がもらえます。また、配当金は保有株数に関係なくもらえるので、高配当株を狙ってみてもいいですね。

【関連記事】

議決権が得られる

単元株(100株単位)で保有している株主には、通常、100株につき1つの議決権が得られます。

議決権とは、株主総会での決議に参加して、票を入れることができる権利です。株式会社の意思決定に直接関われる権利であり、経営参加権とも呼ばれます。

議決権を持っていないと株主総会に参加できないので、保有株の株主総会に参加したい方や、決議に加わって票を入れたい方は、100株以上保有するようにしましょう。

S株のメリットまとめ!知っておきたい2つのデメリットも紹介

ここまで紹介した内容のおさらいになる項目もありますが、S株の5つのメリットをまとめました。

<S株のメリット>

  • ① 買付手数料が無料
  • ② 4,000銘柄以上を取引できる
  • ③ NISA口座にも対応している
  • ④ スマホアプリでも取引できる
  • ⑤ 「テーマキラー」でテーマ株の分散投資ができる

このように、SBI証券の単元未満株(ミニ株)サービスであるS株には、メリットが豊富にそろっています。コストや取扱銘柄数、機能性など、総合的に優れたサービスです。

しかし、S株にはデメリットが2つあります。

それぞれ詳しく解説していきます。

デメリット① 約定タイミングに制限がある

S株は、約定タイミングに制限があることが最大のデメリットです。1日に3回(9時・12時30分・15時)しか約定タイミングがないので、注文してから約定されるまでにタイムラグがあります。

<S株の約定タイミング>
約定タイミング 注文時間
9時
(前場寄り)
前日13時30分~前日24時
当日0時~7時
12時30分
(後場寄り)
当日7時~10時30分
15時
(後場引け)
当日10時30分~13時30分

そのため「好材料が出たから今すぐ買いたい」、「保有株の決算が悪かったからすぐに売りたい」といった場合でも約定タイミングまで待つ必要があり、投資機会を逃したり、損切りが遅れてしまったりする可能性があるのです。

S株を使って投資をするなら、約定タイミングのルールはしっかり頭に入れておきましょう。なお、単元未満株(ミニ株)の取引で約定タイミングの制限が少ない証券会社は、次の3社です。

証券会社 即時約定時間
LINE証券
最大4,000円
がもらえる
9時~11時20分、11時30分~12時20分、12時30分~14時50分、17時~21時
CONNECT
最大3,000円
がもらえる
9時~11時30分、12時30分~14時55分
CHEER証券 9時~11時20分、12時30分~14時50分

2022年11月現在)

3社の中でおすすめなのはLINE証券です。単元未満株を、17時~21時の夜間に取引できます。口座開設+条件達成で現金が最大4,000円もらえるキャンペーンが実施されているので、口座開設の際は参加しておきましょう。

LINE証券の口座開設ボタン

デメリット② 指値注文できない

SBI証券のS株は、指値注文ができず、成行注文でしか取引できません。

指値注文(さしねちゅうもん)とは、定した段で取引できる注文方法で、成行注文(なりゆきちゅうもん)は、買値を指定せず、相場のきにまかせて取引する注文方法です。

それぞれのメリット・デメリットをかんたんにまとめました。

  指値注文 成行注文
メリット ・自分の希望する価格で取引できる
・注文後、指定した価格になったら自動で約定される
注文後、すぐに取引が成立する
デメリット 取引成立まで時間がかかる
想定外の価格で約定されるかもしれない

なお、単元未満株(ミニ株)の取引で指値注文が使える証券会社はありません(2022年11月現在)。指値注文で取引したい場合は、単元株で取引しましょう。

このように、S株にはメリットだけでなくデメリットもあるので、注意が必要です。あわせて単元未満株(ミニ)のメリット・デメリットも確認しておくと、より理解が深まるのでチェックしてみてください。

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まとめ

このコラムでは、SBI証券のS株について詳しく解説しました。

買付手数料が無料で取扱銘柄数が約4,000銘柄以上あり、株初心者がはじめて株を購入する証券会社としておすすめです。NISAでの取引に対応していたり、テーマ株投資に役立つ「テーマキラー!」というサービスがあったり、機能面も充実しています。

ただし「指値注文ができない」、「約定タイミングに制限がある」などのデメリットもあるので、メリット・デメリットを十分理解したうえでS株での取引をはじめましょう。

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この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部
「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。当サイトを見て、少しでも“勉強になった”と思っていただければ幸いです。

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