CHEER証券(チア証券)のサービスや手数料を紹介!メリット・デメリットも解説
最終更新日:2022年5月20日
CHEER証券とは、東海東京フィナンシャル・ホールディングスが、2022年3月14日にリリースしたスマホ証券です。
サービスは米国株投資に特化しており、ワンコインから気軽に投資をはじめられるのが強み。アプリは、操作性・機能性に優れたスマホ証券ならではの仕様になっています。
この記事では、CHEER証券の手数料やサービス内容について紹介するので、ぜひ参考にしてください。
主なサービス
CHEER証券の主なサービスと取り扱い状況を表にまとめました(〇…取り扱いあり、△…一部取り扱いあり、×…取り扱いなし)。
国内株式 | 外国株式 | IPO |
---|---|---|
単元未満株 | 投資信託 | NISA・iDeCo |
ポイント付与 | 未成年口座 | ツール・アプリ |
CHEER証券は、取り扱いサービスは少ないものの、米国株・米国ETFを最低500円から取引できるので、少額から米国株投資をはじめたい方におすすめの証券会社です。
提供しているサービスについて詳しくご紹介するので、口座開設を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
国内株式
CHEER証券は、国内株・ETFの取り扱いがスタートしました。
投資家の売買注文を、CHEER証券が証券取引所に取り次いで取引を成立させる「委託取引」と、CHEER証券が直接売買の相手となる「店頭取引」の2つの取引ルールから選べます。
それぞれ特徴があるので表でまとめました。
委託取引 | 店頭取引 | |
---|---|---|
注文方法 | 価格、数量、執行条件、有効期限を指定 | 金額を指定 (最低500円以上) |
取扱銘柄 | 取引所の取扱銘柄 | 102銘柄 |
注文受付時間 | 原則24時間365日 (平日15時半~16時半は受付停止) |
平日5時~15時20分 (途中に受付停止あり) |
売買手数料 | 最低55円~ | 約定金額の0.5% |
(2024年12月現在)
それぞれ、かんたんに解説します。
委託取引
「委託取引」は、取引所の取扱銘柄はすべて取り扱っているので、約3,800銘柄を売買でき、売買手数料は最低55円~と低コストに設定されています。
取引金額 | 売買手数料(税込) |
---|---|
~10万円 | 55円 |
~20万円 | 110円 |
~50万円 | 275円 |
~100万円 | 535円 |
~150万円 | 640円 |
~3,000万円 | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
(2024年11月現在)
委託取引は、100株単位でしか取引できないので、数万円~数十万円ほどの投資資金がある方や、株主優待狙いの方におすすめです。
また、成行注文や指値注文などの注文方法も選べるので、取引の執行条件や有効期限などを決めて取引できます。
店頭取引
「店頭取引」は、全銘柄500円から金額指定で購入できるので、少額投資をしたい方に向いています。取扱銘柄は、東証プライムに上場している一流企業を中心とする102銘柄です。
少なく感じるかもしれませんが、優良銘柄を厳選されているので、銘柄があり過ぎて迷ってしまう投資初心者の方にとってはうれしいのではないでしょうか。
また、約定代金にあらかじめ手数料相当額が含まれる「スプレッド」という取引コストがかかります。取引金額にかかわらず約定代金の0.5%が取引コスにトなるので、株価1,000円の銘柄を1株購入する場合、支払うスプレッドは5円です。
外国株式
CHEER証券では、米国株・米国ETFを取引できます。取扱銘柄数・取引コストを見ていきましょう。CHEER証券の取引コストは、取引手数料ではなく、約定金額にあらかじめコストが含まれる「スプレッド」という形が採用されています。
外国株式 | 取扱銘柄数 | 1注文あたりのスプレッド(非課税) | |
---|---|---|---|
株式 | ETF | ||
米国 | 40 | 6 | 0.5%もしくは0.7%※1※2 |
※1 日本時間の23時半~6時(夏時間は22時半~5時)は0.5%、それ以外の時間帯は0.7%のスプレッドがかかります。
※2 スプレッドのほかに、円→米ドルへ外貨交換する際に発生する為替手数料が、1ドルあたり20銭かかります。
CHEER証券は、まだ取扱銘柄数がかなり少ないです。個別株は、AppleやAmazon、Google、マクドナルド、ディズニーなど、世界的な銘柄はひと通り揃っています。
スプレッドは、最低0.5%と低いほうなので、手数料負けする心配はありません。ほかのネット証券の米国株・米国ETFの取引手数料も気になる方は、「米国株(アメリカ株)の手数料は高い?ネット証券会社ごとの売買手数料・為替手数料を比較」を参考にしてください。9社の手数料・スプレッドを計算して比較しています。
CHEER証券の米国株・米国ETF
CHEER証券は、取扱銘柄数や取引コストで比較すると、ほかの証券会社より見劣りしてしまうかもしれません。しかし、ほかの証券会社よりも優れたポイントが2つあります。
- 24時間いつでも取引できる
- 米国株・米国ETFに500円から投資できる
CHEER証券は、24時間いつでも、米国株・米国ETFに最低500円から投資できます。これは、ほかの証券会社にない大きな強みです。
米国株の取引時間は、日本時間で23時半~6時(夏時間は22時半~5時)なので、深夜から早朝にかけて取引する必要があります。そのため、仕事をしている兼業投資家の方は、米国株のリアルタイム取引がむずかしい場合が多いのではないでしょうか。
CHEER証券は、市場を介さず取引できる「相対取引(あいたいとりひき)※3」が採用されており、24時間365日、いつでも米国株投資ができるのです。
※3 「相対取引」とは、証券会社があらかじめ市場から株やETFを仕入れておくことにより、投資家が証券会社と直接取引できる仕組みです。
また、相対取引は取引時間の制限がなくなるだけでなく、1株未満(端株)で取引できるメリットもあります。株価が1ドルでも100ドルでも500ドルでも、関係なく500円から投資できるのです。
少額から米国株に投資したい株初心者の方におすすめの証券会社と言えます。
投資信託
(出典:CHEER証券)
CHEER証券は、投資信託も取り扱っています。500円から購入でき、購入手数料はいずれのファンドも無料です。
取扱商品数は32ファンドと少なめですが、低コストで運用できる「eMAXIS Slim」シリーズをはじめ、たわらノーロードやお金のデザインなど、人気ファンドを取り扱っています。
ツール・アプリ
(出典:CHEER証券)
CHEER証券は、スマホの専用アプリを使って取引をします。直感的な操作性で使いやすく、入出金から売買まで、アプリひとつで完結する便利な取引ツールです。
資産は円グラフでわかりやすいデザインになっているので、ポートフォリオの確認や調整で重宝します。
(出典:CHEER証券)
また、CHEER証券のアプリは入出金や売買だけでなく、マーケット・ニュースのチェックもできます。時事通信社が提供する投資に関わるニュースを無料で読めるので、情報収集ツールとしても便利です。
メリット・デメリット
メリット
- 最低500円から投資できる
- 国内株の売買手数料が最低55円(税込)と安い
- 24時間365日、いつでも取引できる
- 取引アプリが高機能で使いやすい
デメリット
- IPOに対応していない
- NISAやiDeCoなどの非課税制度にも対応していない
- 米国株・米国ETF・投資信託の取扱数が少ない
CHEER証券のメリットは、24時間365日、いつでも最低500円から米国株・米国ETFに投資できることです。時間や資金にとらわれないので、気軽に投資をはじめられます。
一方、デメリットは、取り扱っているサービスや取扱数の少なさです。米国株投資しかできないので、国内株や投資信託の取引がしたい方は別の証券会社を選びましょう。
米国株を1株未満で購入できるのは、CHEER証券ならでは魅力です。少額からお試しで米国株投資をはじめてみたい方は、CHEER証券に口座開設してみてはいかがでしょうか。
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