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楽天証券のかぶミニ®は手数料・スプレッドが高い?リアルタイム取引と寄付取引の違いも紹介

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日: 2024年4月18日

お知らせ
(2024年4月18日追記)
かぶミニ®の取扱銘柄が約1,600銘柄→1,776銘柄に拡充されました!
(2023年12月12日追記)
かぶミニ®の寄付取引で発生していたスプレッドが、2023年12月13日約定分から無料になりました。売買手数料は元から無料なので、寄付取引の取引コストは完全無料となります。

「かぶミニ®」とは、楽天証券の単元未満株(ミニ株)サービスのことです。かぶミニ®は、単元未満株(ミニ株)の「リアルタイム取引」、「寄付取引」ができます。

また、売買手数料は完全無料※1とお得です。

※1 ゼロコース以外の手数料コースを選択している方は、売却手数料が1回あたり11円(税込)発生します。また、リアルタイム取引は、0.22%のスプレッドが発生します。

このコラムでは、楽天証券の単元未満株(ミニ株)取引サービス「かぶミニ®」について詳しく解説します。ほかの単元未満株(ミニ株)取引サービスと比較しながら紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ついに楽天証券で1株購入できる!「かぶミニ®」の魅力とは?

おると

(出典:楽天証券

ついに楽天証券でも、単元未満株(ミニ株)を取引できるサービス「かぶミニ®」がはじまりました。

かぶミニ®は、立会時間中ならいつでも取引できる「リアルタイム取引」と、注文の約定タイミングが前場寄付のみの「寄付取引」に分かれているのが特徴です。

かぶミニ®のサービスの概要をかんたんにまとめてみました。

かぶミニ®のサービス概要
リアルタイム取引 寄付取引
取扱銘柄 745銘柄
(2024年4月18日時点)
1,776銘柄
(2024年4月18日時点)
取引時間 9時~11時30分、
12時30分~15時
前場寄付
注文受付時間 9時~11時30分、
12時30分~15時
17時~翌8時45分
売買手数料 無料※1
スプレッド
(寄付取引)
無料
スプレッド
(リアルタイム取引)
0.22%※2
(買付時・売却時どちらも)
取引形態 成行注文のみ
取引口座 特定口座、一般口座、NISA口座
ポイント投資 できる
日計り取引 できる

※1 ゼロコース以外の手数料コースを選択している方は、売却手数料が1回あたり11円(税込)発生します。
※2 スプレッド計算後の価格に小数点がある場合、買い注文は切り上げ、売り注文は切り捨てして計算されます。

かぶミニ®は、ほかのネット証券が提供している単元未満株サービスと同じように、配当金や株主優待※3が受け取れたり、NISA口座で運用できたりします。

※3 単元未満株の保有で株主優待がもらえる銘柄は限られています。どんな銘柄があるのか気になる方は、グループサイト「楽しい株主優待&配当」の「単元未満株(端株)でもらえる株主優待一覧」をご覧ください。

次に、気になる売買手数料について解説します。楽天証券に「かぶミニ®」の売買手数料が高いのかやすいのか、ほかの主要ネット証券と比較するので、ぜひ参考にしてください。

楽天証券の「かぶミニ®」の手数料・スプレッドは高い?安い?

楽天証券の「かぶミニ®」の取引コストは次のとおりです。

かぶミニ®の取引コスト
リアルタイム取引 寄付取引
売買手数料 無料※1
スプレッド
(寄付取引)
無料
スプレッド
(リアルタイム取引)
0.22%※2
(買付時・売却時どちらも)

※1 ゼロコース以外の手数料コースを選択している方は、売却手数料が1回あたり11円(税込)発生します。
※2 スプレッド計算後の価格に小数点がある場合、買い注文は切り上げ、売り注文は切り捨てして計算されます。

売買手数料は無料で、買売時0.22%のスプレッドが発生します。

では、「かぶミニ®」の取引コストは、ほかのネット証券と比較して低いのでしょうか。単元未満株を取引できるほかのネット証券の取引コストと比較してみました。

取引金額ごとのかぶミニ®の取引コスト
項目 手数料(税込) スプレッド 往復コスト例
(1万円分の取引)
買付 売却
S株
SBI証券
無料 - 無料
かぶミニ®(寄付取引)
楽天証券
無料 - 無料
かぶミニ®(リアルタイム取引)
楽天証券
無料 0.22% 44円
ワン株
マネックス証券
無料 0.55%
(最低手数料は52円)
- 55円
プチ株
auカブコム証券
0.55%
(最低手数料は55円)
- 110円
まめ株
(野村證券)
1.1%
(最低手数料は550円)
- 1,100円

※2 立会時間内に取引する場合は0.35%、立会時間外に取引する場合は1.0%のスプレッドが発生します。

上記のとおり、楽天証券の「かぶミニ®」は取引コストが主要ネット証券の中で最低水準です。寄付取引ならノーコストで取引でき、すぐにでも買いたい・売りたい場合に活用できる「リアルタイム取引」の場合でも、スプレッドはたった0.22%しか発生しません。

単元未満株(ミニ株)の取引がメインの方なら、楽天証券がおすすめです。

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口座開設料・年会費などは一切かかりません。

楽天証券の「かぶミニ®」の魅力

楽天証券の「かぶミニ®」は、売買手数料の安さ以外にも、次の3つの魅力があります。

それぞれ詳しく解説していきます。

① リアルタイム取引で取引タイミングを逃さない

楽天証券の「かぶミニ®」は、主要ネット証券として初の「リアルタイム取引」ができます。市場が開いている立会時間(9時~11時30分、12時30分~15時)の間であれば、リアルタイムで取引できるので、タイミングを逃しません。

証券会社 約定タイミング
かぶミニ®
楽天証券
リアルタイム取引 9時~11時30分
12時30分~15時
寄付取引 9時(前場寄り)
S株
SBI証券
9時(前場寄り)
12時30分(後場寄り)
15時(後場引け)
ワン株
マネックス証券
9時(前場寄り)

SBI証券のS株やマネックス証券は寄付取引しかできませんが、「かぶミニ®」のリアルタイム取引なら、立会時間中いつでも自由に取引できます。

例えば、業績の下方修正や不正の発覚、世界的な金融危機など、すぐにでも保有株を売りたい悪材料が発生した場合、SBI証券やマネックス証券で単元未満株を持っている方はすぐに売却できません。逆に、好材料が出てすぐに購入したい場合も、約定タイミングまで待つ必要があります。

しかし、「かぶミニ®」のリアルタイム取引であればリアルタイムですぐに約定されるので、材料に合わせて柔軟に売買できるのです。

② 楽天ポイント投資で資金力アップ

楽天証券ポイント投資

(出典:楽天証券

楽天証券では、楽天ポイントを「1ポイント=1円」として単元未満株を購入できます。また、楽天証券で楽天ポイント投資をすると、楽天市場でのショッピング時にポイントが「+最大1倍」になってお得です。普段のショッピングなどで楽天カードを使っている方は、貯まった楽天ポイントを有効活用できます。

国内株の楽天ポイント投資は、単元株(100株単位)の購入にしか使えませんでしたが、ようやく1株の購入から楽天ポイントと使えるようになりました。

楽天ポイントが数百~数千ポイント貯まれば、現金を使わずに国内株を購入できるので、手軽に株式投資をはじめられます。

楽天証券ポイント投資

(出典:楽天証券

③ 楽天銀行との連携でスムーズな資金管理&金利アップ

マネーブリッジ

(出典:楽天証券

楽天証券と楽天銀行を連携させるだけで、お得なサービス「マネーブリッジ」が使えます。マネーブリッジは、楽天証券と楽天銀行の資金移動を自動でしてくれる「自動スイープ」が魅力。資金移動の手間が省けるだけでなく、投資資金の管理も一元化されるため、投資をよりシンプルかつ効果的にしてくれます。

さらに、マネーブリッジを設定しておけば、普通預金の金利が0.02%→0.1%(5倍)にアップするので、かなりお得です。

ほかの金融機関・サービスと比較
金融機関・サービス 金利
マネーブリッジ
(楽天銀行×楽天証券)
0.1%
(預金残高300万円を超える分は0.04%)
SBIハイブリッド預金
(住信SBIネット銀行×SBI証券)
0.01%
三菱UFJ銀行 0.001%

三菱UFJ銀行の金利0.001%に対してマネーブリッジは0.1%なので、なんと100倍になります。仮に100万円預けている場合、三菱UFJ銀行でもらえる金利は1年でたった10円ですが、楽天銀行なら1,000円もらえます。

ただ預けているだけでお金がもらえる、いわゆる「不労所得」なので、楽天銀行の口座を持っているなら、楽天証券の口座も作ってマネーブリッジを利用するほうがお得です。

楽天証券の現金1,000円プレゼントキャンペーン

マネーブリッジ

(出典:楽天証券

楽天証券に口座開設し、楽天銀行と連携させてマネーブリッジに登録をすれば、もれなく現金1,000円がプレゼントされます(~2024年4月30日まで)。詳しい手順は次のとおりです。

プレゼント内容 🎁1,000円
プレゼント
受取手順
楽天証券に口座開設
(楽天銀行の口座も同時開設できます)
②プログラムにエントリー
③マネーブリッジに登録
口座開設
締め切り
2024年4月30日まで
エントリー締め切り 2024年5月31日まで

口座開設とかんたんな登録作業だけで現金1,000円がもらえるので、まだ楽天証券を持っていない方は、口座開設して現金を受け取りましょう。

楽天証券の申し込みページで口座開設をしてから、キャンペーンページでエントリーが必要なので注意してください。

口座開設締め切り(2024年4月30日)とエントリー締め切り(2024年5月31日)の間に、1か月の猶予があるので、まずは口座開設してキャンペーンにエントリーしておくといいでしょう。

楽天証券と楽天銀行の口座をどちらも持っていない方や、口座開設からキャンペーンへのエントリー手順を確認したい方は「楽天証券と楽天銀行の同時開設キャンペーン!デメリットや順番・流れを解説」の記事を参考にしてください。

楽天証券に口座開設

口座開設料・年会費などは一切かかりません。

楽天証券の「かぶミニ®」で単元未満株(ミニ株)の買い方

楽天証券のサイトやアプリはユーザビリティが高く、かなり使いやすい設計になっています。そのため、単元未満株(ミニ株)の取引も、かんたんな操作でできるでしょう。実際の取引画面を使って解説するので、完成までお待ちください。

まとめ

この記事では、2023年4月17日からスタートした楽天証券の単元未満株(ミニ株)サービス「かぶミニ®」について詳しく解説しました。

売買手数料は業界最低水準で、ポイント投資や自動スイープといった「かゆいところに手が届く」うれしい機能が満載です。リアルタイム取引を利用すれば、約定タイミングの制限なく自由に取引できるので、ここぞという投資機械を逃しません。

楽天証券は、外国株や投資信託の取扱数、サービスも豊富なので、国内株だけでなく幅広く投資できます。さらに、楽天証券に口座開設するだけで、投資本や日経テレコンを読めたり、楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」で多くの特典をもらえたり、総合的に優秀な証券会社です。

まだ楽天証券の口座を持っていない方は、ぜひ口座開設しておきましょう。

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やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会検定会員補を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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