貸借銘柄ではないのに、信用売り残があるのはなぜですか?
証券会社の株情報を見ていたところ、貸借銘柄ではないのに信用売り残のある株を見つけました。空売り(信用売り)はできないはずですが、どうしてこのようなことになっているのでしょうか?
結論から申し上げますと、一般信用取引による空売りがあるからです。 質問者の方のおっしゃるとおり、貸借銘柄に選定されていない場合は、原則的には、信用取引(制度信用取引)はできませんが、一般信用取引を使えば空売りができるのです。個別企業の「信用データ」の欄を見ると、貸借銘柄なのかどうかは一発でわかります。
①貸借銘柄の場合

(出典:SBI証券)
②貸借銘柄でない場合(信用銘柄)

(出典:SBI証券)
このように、信用取引には「一般信用取引」と「制度信用取引」の2種類が存在していて、前者は、投資家が証券会社から株を借りる取引で、後者は証券会社が証券金融会社から株券を借りる取引です。このあたりの違いはややこしいので、詳しくは、一般信用取引と制度信用取引の違いをご覧ください。
サイト内の参考ページ
この質問を見た人は、こちらも読んでいます
お悩みをキーワードで検索する
お悩み検索
他のお悩みを検索できます
投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。