株主優待は、なぜ実施しているのですか?
企業が株主優待を出すと、利益が減ると思います。なぜ、企業は株主優待を実施しているのでしょうか?何か良いことがあるのですか?
株主優待による企業側のメリットは3つあります。
- 株主が増える
- 株価が安定する
- 宣伝効果
まず、株主優待をおこなうと、株主優待目当てで株主が増えやすくなります。上場を維持するための条件に、「一定の株主数」が含まれており、これを満たせないと上場廃止となることがあります。また、株主が増えるとTOB(敵対的買収)されにくくなるなど、上場企業にとっては株主が増えることは大事なことです。
次に、株主優待目当ての個人投資家は、そう簡単に売却しない人が多いので、株価が安定しやすい傾向にあります。さらに、株主が増えたこともあり、機関投資家による大量の売りが出にくいので、株価が安定しやすくなっています。
最後に、自社製品を実際に使ってもらい、良さをアピールするという狙いがあります。株主優待から、その企業のファンになったという人も意外と多いのです。 自社製品やサービスであれば原価で株主に貢献できるため、配当金よりも安いコストでアピールできるのもメリットですね。
★株主優待は、企業と個人投資家の両方にメリットがある制度です。どの企業でどんな優待がもらえるかは、姉妹サイトの「楽しい株主優待&配当」で網羅しているので、いろいろ探してみてください。実際に届いた優待を写真付きで紹介しているので、見ているだけでも楽しいですよ!
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投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。