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テーマ株とは?探し方や注意点を解説
「テーマ株」は、株式投資をするうえでチェックしておきたい情報のひとつです。テーマ株の最新情報を知っておくことで、利益を増やせるかもしれません。そこで、このページではテーマ株の探し方や注意点について、ご紹介します。
テーマ株とは
テーマ株とは、世の中で注目されているサービスやイベント、社会現象などのテーマに、関連している銘柄のことです。たとえば、AI(人工知能)やIoT、5Gなどの次世代技術や、コロナワクチン、巣ごもりなどの、「新型コロナウイルス」の影響で需要が発生したテーマなどがあります。
テーマの数は、誰もが知っているメジャーなものから、あまり知られていないマイナーなものまで含めると無数にあり、ざっと1,000種類以上です。「テーマ株・関連株まとめ」の記事で100種類以上のテーマをまとめているので、興味があればご覧ください。
テーマ株の例
過去にテーマ株として注目された銘柄はたくさんありますが、ここでは2つご紹介します。
【株価が約100倍】ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)
「ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)」は、スマホのゲームアプリを開発している会社で、代表作には「パズドラ」があります。パズドラは2012年にリリースにされましたが、当時ガンホーの株価はまだ170円前後と低位株でした。しかし、パズドラは爆発的に人気が上がり、ガンホーの株価はみるみるうちに高騰。1年後の株価は、約100倍の16,330円になりました。
株価が170円前後のときにガンホーの株を100万円分購入していれば、1億円に増えていた計算になります。
しかしガンホーの実力以上に株価が上がり過ぎたことや、スマホゲームのブームが落ち着いたこともあり、株価は大暴落。最高値の4分の1以下である、2,000~4,000円程度まで下がってしまいました。
【コロナワクチンで暴騰】テラ(2191)
「テラ(2191)」は、東京大学発のバイオベンチャーで、がん治療の研究している会社です。コロナワクチンのテーマ株で、2020年4月から6月にかけて、株価は約200円から2,175円まで上がりました。
テラもガンホーと同様、上がりに上がった株価はすぐに暴落し、元の200円~400円程度の株価に戻っています。
テーマ株の探し方
ガンホーやテラのような儲かるテーマ株を見つけるのは、プロの投資家でもむずかしいと言われています。それは、世間で流行しそうなものや、注目されそうなサービスなどを、事前に予想しなければならないからです。「これが流行るかも!」と思ったときには、すでに株価が上がっています。
テーマ株の探し方はたくさんありますが、まずはニュースや新聞、ツイッターやインスタグラムなどで、情報を集める習慣を付けること大切です。とはいえ、どうやって情報収集したらいいかわからない場合や、気になるテーマがあってもどの銘柄に投資すべきかわからない場合があるでしょう。
そこで、テーマ株投資に役立つ、おすすめのツール・サービスをご紹介します。
テーマキラー!(SBI証券)
(出典:SBI証券)
SBI証券の「テーマキラー!」は、成長が期待される複数のテーマ株に、5万円から分散投資できるサービスです。一度に投資できる銘柄は最大10社で、売買手数料が完全無料※です。まずは少額から、テーマ株投資へチャンレンジしたい人におすすめです。
※ 各種交付書面を郵送から電子交付に変更するだけで、約定金額にかかわらず売買手数料が無料になります。
たとえば、EV(電気自動車)のテーマ株であるトヨタ自動車(7203)の株を買おうとすると、株価が約2,605円(2023年10月時点)なので、必要資金は約26万円かかります。「テーマキラー!」であれば、トヨタ自動車だけでなく「ホンダ」の本田技研工業(7267)や、自動車部品メーカー大手のデンソー(6902)など、同じテーマの複数銘柄に5万円から投資できます。
なぜ複数銘柄に少ない資金で投資できるのかというと、SBI証券のS株(単元未満株)を活用したサービスなので、1銘柄1株から購入できるためです。
詳しい内容は、「SBI証券のテーマ投資は儲かる?テーマキラー!でお得に分散投資」の記事で紹介しているので、テーマ株の分散投資に興味があればぜひ参考にしてください。
口座開設料・年会費などは一切かかりません。
口座開設の具体的な手順は、「【SBI証券】口座開設の方法・取引までの流れ・やり方」をご覧ください。
DMM株のスマホアプリ(DMM.com証券)
(出典:DMM.com証券)
DMM.com証券が提供している、株式オンライン取引サービス「DMM株」のスマホアプリも、テーマ株投資に役立つサービスです。アカウント登録をすれば、無料で話題のテーマ株、人気テーマのランキングがチェックでき、気になった銘柄はアプリ上で購入できます。日本株だけでなく米国株も掲載されているので、アメリカのテーマ株に興味がある人にもおすすめです。
さらに、DMM株にアカウント登録しておくと、通常は月額4,400円(税込)の利用料金がかかる「株式新聞Web」を、無料で読めます。テーマ株情報はもちろん、決算速報やIPO情報など、投資に役立つ情報が満載です。「DMM株を使って株式新聞Webを“無料”で読む方法」の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
登録料・年会費などは一切かかりません。
テーマ株の注意点
テーマ株は多くの投資家から注目されているため、たくさんのお金が動いて株価変動は激しくなります。購入タイミングが良ければ大きく儲けられますが、購入タイミングが悪ければ大きな損失を出してしまう可能性もあります。
注目度の高いテーマ株には、ハイリスク・ハイリターンな一面もあるので、投資する際は十分注意しましょう。
テーマ株に投資する場合は、次の3点に注意してください。
- 株価がすでに高騰していないか
- 業績は悪くないか
- 将来的な成長性を見込めるテーマ・会社か
テーマ株は、その会社の実力以上に株価が暴騰した場合、その後高い確率で暴落します。過去のチャートを見て、最高値をつけている場合は、暴落が目前に迫っているかもしれないので注意しましょう。
また、人気のテーマだからといって、必ずしも業績が好調なわけではありません。決算書類を見て、業績をしっかり分析したうえで投資をしましょう。もし決算書類を使った分析がむずかしい場合は、GMOクリック証券の「財務分析ツール」や、マネックス証券の「銘柄スカウター」の利用がおすすめです。
これらのツールは、口座開設をすれば無料で使えます。ツールについて詳しい内容や使い方は、「財務分析ツールを紹介(バリュー投資)」、「マネックス証券の「銘柄スカウター」を使うには?おすすめの使い方を紹介【完全攻略マニュアル無料プレゼント中】」をご覧ください。
まとめ
以上、テーマ株の探し方や注意点、テーマ株投資に使えるツールなどを紹介してきました。
テーマ株は株価変動が大きく、短期間で儲かるので魅力的に感じますが、損失を出すリスクも大きいので、なるべく手を出さないほうがいいでしょう。
テーマ株投資に挑戦するなら、記事で紹介したツールなどを使ってしっかり企業分析をしたり、SBI証券の「テーマキラー!」などで分散投資をしたり、なるべくリスクが小さい状態で挑戦してください。