- ホーム
- 株式投資関連のコラム
- 証券会社・銀行
- 松井証券の投資情報ツール「マーケットラボ」とは?おすすめの使い方も紹介します
松井証券の投資情報ツール「マーケットラボ」とは?おすすめの使い方も紹介します
- お知らせ
- 2024年6月15日(土)から「日本株アプリ」に東証のオルタナティブデータが追加されます!無料提供はネット証券業界で松井証券が初です!詳しくはこちらで解説しています。
2022年7月31日から、松井証券が強力な投資情報ツール「マーケットラボ」の提供をはじめました。過去20年分の損益計算書(PL)の数値や、ヒストリカルPER※1を無料で入手できるので、個人投資家なら見逃せない機能が充実しています。
※1 ヒストリカルPERとは、過去のある時点でのPERです。ヒストリカルPERを時系列に追いかけると、決算発表や業績修正によってPERがどう変動したかがわかります。
マーケットラボは、「業績の分析や株価の分析、投資家の動きを調べるときの最強ツール」です。これを使うだけで、私たち個人投資家が情報収集する時間を大幅に短縮できてしまいます。
このコラムでは、松井証券の「マーケットラボ」の目玉機能やおすすめの使い方について、徹底的に解説していきます。ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
口座開設料・年会費などは一切かかりません。
マーケットラボの開き方
マーケットラボの目玉機能やおすすめの使い方の前に、まずはマーケットラボの開き方をご紹介します。松井証券にログインした後の画面から、マーケットラボを開くための3ステップを画像付きでわかりやすく説明していくので、このページを見ながら開いてみてくださいね。
-
松井証券にログインすると、下の画面が出てきます。画面右上にある「情報検索」をクリックしてください。
-
松井証券が提供しているツールの一覧ページが表示されます。一番上に「マーケットラボ」があるので、そちらをクリックしましょう。
-
マーケットラボが開きます。
以上、マーケットラボを開く3ステップの紹介でした。開き方を忘れてしまったときは、いつでもこのページに戻ってきて、手順を確認してください。
マーケットラボの目玉機能とおすすめの使い方
はじめに、マーケットラボの目玉機能を2つ紹介します。
※2 PLとはProfit and Lossの略称です。日本語で、損益計算書と言います。
それぞれ見ていきましょう。
過去20年にわたる損益計算書(PL)の数値を追いかけられる
<中央自動車工業(8117)の過去20年分のPL数値>
(出典:松井証券のマーケットラボ)
こちらは、中央自動車工業(8117)の過去20年にわたる損益計算書(PL)の数値です。2003年以前に上場した企業であれば、20年分の売上高や営業利益、EPS、配当金を追いかけられます。成長バリュー株投資では、過去の業績推移の確認が欠かせませんが、決算短信や有価証券報告書から20年分の数値を集めるのは、骨が折れる作業です。
マーケットラボを使うと、一瞬で過去20年分のPL数値を手に入れられます。企業分析にかかる時間を大幅に短縮できるので、かなり助かりますね。
過去20年分の業績は、下の画像のように「①業績」タブの中にある「②業績」、「③通期」と進んだ先にある、売上高や営業利益などのグラフの下に載っています。
<過去20年分のPL数値の見方>
(出典:松井証券のマーケットラボ)
過去20年分の業績グラフを作ってみよう!
松井証券のマーケットラボでは、過去20年分の業績を見ることができます。このうち、グラフになっているのは過去6年分で、それより前の業績推移を視覚的に追うには、自分でグラフを作らなければいけません。
そこで、マーケットラボの業績数値をコピーし貼り付けるだけで、自動的にグラフが作れる無料のツール「松井証券マーケットラボ用業績グラフ作成ツール」を用意しました。
(松井証券マーケットラボ用業績グラフ作成ツールのイメージ)
このツールはGoogleスプレッドシートで作成しているので、Googleアカウントとパソコンやタブレット、スマホがあれば誰でも使えます。Googleアカウントを持っていない方は、まずはアカウント登録(Googleのサイトに飛びます)をお願いします。
詳しい使い方は、ツールの「はじめに」シートにまとめています。そちらを見ながら、いろいろな企業のグラフを作ってみてください。
※「松井証券マーケットラボ用業績グラフ作成ツール」は、特定の銘柄への投資を斡旋するものではありません。投資判断等は自己責任でお願いいたします。また、このツールを利用したことにより生じた利用者の損害や、利用者が第三者に与えた損害に関して、当サイトは一切の責任を負わないものとします。以上にご納得いただける方のみ、ツールをご利用ください。
※当ツールは、松井証券様より作成の許可をいただいております。
ヒストリカルPERを入手できる
<中央自動車工業(8117)のヒストリカルPER>
(出典:松井証券のマーケットラボ)
ヒストリカルPERとは、“過去のある時点”のPERです。ヒストリカルPERの動きを追いかけると、決算発表や業績修正によってPERが変動する様子が見られます。そのため、次のような情報が得られます。
- 業績の変動に対して、株価がどれくらい動くのか(株価の感応度)
- 過去のPERの上限と下限(PERのレンジ)
特に「過去のPERのレンジ」が読み取れる点が重要です。気になっている銘柄の投資判断を下すとき、現在の予想PERがヒストリカルPERの下限(最低値)に近ければ、株価は底値に近く割安に投資できると判断できるためです。基本的には「成長バリュー株に売買タイミングは関係ない」のですが、少しでも割安に買いたいと考えるときには、参考にすると良いでしょう。
ヒストリカルPERは、日次、週次、月次の3種類が公開されています。業績の変動に対する株価の動きを見たいときは、日次や週次でチェックするのがおすすめです。松井証券では、「決算」欄に決算発表のタイミングも記されているので、株価の感応度を分析するのに役立ちます。
ヒストリカルPERは、下の画像のように「①業績」タブの中にある「②投資指標」、「③ヒストリカルPER」と進んでいくと出てきます。
<ヒストリカルPERの見方>
(出典:松井証券のマーケットラボ)
ヒストリカルPERのグラフを作ってみよう
松井証券のマーケットラボでは、ヒストリカルPERを「日次」、「週次」、「月次」で追いかけることができます。ただし、過去の数値のみが公開されているため、視覚的に追いかけたい場合は、自分でグラフを作らないといけません。
そこで、マーケットラボのヒストリカルPERの数値をコピーし貼り付けるだけで、自動的にグラフが作れる無料のツール「松井証券マーケットラボ用ヒストリカルPERグラフ作成ツール」を用意しました。
(松井証券マーケットラボ用ヒストリカルPERグラフ作成ツールのイメージ)
このツールはGoogleスプレッドシートで作成しているので、Googleアカウントとパソコンやタブレット、スマホがあれば誰でも使えます。Googleアカウントを持っていない方は、まずはアカウント登録(Googleのサイトに飛びます)をお願いします。
詳しい使い方は、ツールの「はじめに」シートにまとめています。そちらを見ながら、いろいろな企業のグラフを作ってみてください。
※「松井証券マーケットラボ用ヒストリカルPERグラフ作成ツール」は、特定の銘柄への投資を斡旋するものではありません。投資判断等は自己責任でお願いいたします。また、このツールを利用したことにより生じた利用者の損害や、利用者が第三者に与えた損害に関して、当サイトは一切の責任を負わないものとします。以上にご納得いただける方のみ、ツールをご利用ください。
※当ツールは、松井証券様より作成の許可をいただいております。
その他にも魅力的な機能を複数搭載
目玉機能として、過去20年分の業績とヒストリカルPERを紹介してきました。このほかにも、マーケットラボには魅力的な機能が複数搭載されています。どんな機能があるのか、一部を紹介しますね。
サマリーで銘柄の概要をチェック
<中央自動車工業(8117)のサマリー情報>
(出典:松井証券のマーケットラボ)
マーケットラボで銘柄を検索すると、はじめに出てくる画面です。各銘柄の事業内容や株価推移、目標株価に加えて、財務健全性や収益性などを表す銘柄スコアを一目で確認できます。銘柄の情報を調べる前に、ざっと目を通しておくと良いでしょう。
専門的なチャート分析機能を搭載
<中央自動車工業(8117)のチャート分析機能>
(出典:松井証券のマーケットラボ)
「チャート」タブをクリックすると、過去10年間の株価チャートが表示されます。表示期間を自由に設定できるので、ヒストリカルPERと合わせて、過去の決算前後の株価の動きをチェックするといった使い方が可能です。
また、テクニカル分析ツールも充実しており、株価チャート上に書き込むことができます。このほか、日経平均株価などの指数や類似企業と株価の動きを比較できます。
株主構成をビジュアルで確認
<中央自動車工業(8117)の株主情報>
(出典:松井証券のマーケットラボ)
「企業情報(上の画像の①)」タブの「基本情報(②)」、「株主(③)」と進むと、株主情報が載っています。ここでは、株主構成を円グラフで確認できるほか、大株主の状況も一目でわかります。創業者が株を持っているかどうかや、海外の機関投資家が注目しているかどうかなどを見たいときに使えます。
信用残や大量保有報告を確認
<中央自動車工業(8117)の信用残>
(出典:松井証券のマーケットラボ)
「信用・大量保有」タブで、信用残※3や大量保有報告書が見られます。上の画像は、中央自動車工業(8117)の信用残のデータ(週次)です。株価が上がりやすいのか、下がりやすいのかを見極めるときに使います。
※3 信用残とは、信用取引の残高のことです。信用買いの残高を「買い残」、信用売り(空売り)の残高を「売り残」と呼びます。信用残については、「買い残と売り残」で詳しく解説しています。
<中央自動車工業(8117)の大量保有報告書>
(出典:松井証券のマーケットラボ)
また、「大量保有報告」のタブをクリックすると、大量保有報告書や変更報告書が見られます。有名な機関投資家や個人投資家が大量保有報告書を出し、株価が動くケースがあります。注目しておきたいデータの1つです。
これまで、信用残や大量保有報告書は、それぞれの情報がまとめられた別々のWebサイトやサービスを使って調べなければなりませんでした。しかし今回、松井証券がマーケットラボにこれらの情報を搭載してくれたので、複数のサイトを行き来することなく、信用残や大量保有報告書のデータをすばやく入手できます。
以上、マーケットラボの魅力的な機能を紹介しました。株価の分析や投資家の動きを読み取るのに便利な機能が詰まっています。財務分析に強いマネックス証券の『銘柄スカウター』やGMOクリック証券の『財務分析ツール』とは別の領域で、最強のツールが誕生したといえるでしょう。
他の証券会社のツールも組み合わせて使おう
松井証券のマーケットラボは、PL数値の推移や株価の分析、投資家の動きを読み取るときに便利なツールです。しかし、貸借対照表やキャッシュ・フロー計算書などの分析や、理論株価のシミュレーションといった部分では、コンセプトの違いなどから他のツールの方が優れていると言えます。
株式投資では、複数の証券会社に口座開設するのが一般的です。口座開設や口座の維持にお金がかからず、証券会社のツールを無料で使えるからです。証券会社のツールを比較したので、ご自分の目的に合わせて、複数の証券会社のツールを組み合わせて使いましょう。
項目 | マーケットラボ (松井証券) |
銘柄スカウター (マネックス証券) |
財務分析ツール (GMOクリック証券) |
---|---|---|---|
財務諸表の分析 | |||
株価の分析 | |||
理論株価の シミュレーション |
|||
最新決算の分析 | |||
信用・大量保有情報 |
大まかに機能を比較してみました。マーケットラボは株価の分析や信用・大量保有情報で優れています。一方で、財務諸表の分析では銘柄スカウターと財務分析ツールが、理論株価シミュレーションは財務分析ツールが、最新決算の分析では銘柄スカウターが優れています。
理想は、3つすべてのツールを使うことです。それぞれの「良いとこ取り」ができ、銘柄分析の効率が格段に上がります。また、ツールを使うことでプロ並みの分析が誰でもかんたんにできてしまうので、使わないのはもったいないです。いずれも証券会社に口座開設すれば、誰でも無料で使えます。まだ口座を持っていない方は、これを機に口座開設してみてはいかがでしょうか。
証券会社ごとの口座開設の方法は、「もう迷わない!証券会社の口座開設から、株の買い方・売り方までの手順をやさしく解説」で紹介しています。口座開設の際の参考になさってください。
【当サイト×松井証券】3,000ポイントがもらえる限定タイアップキャンペーン!
松井証券ポイントがもれなく3,000ポイントプレゼントされる、当サイト「やさしい株のはじめ方」限定のタイアッププログラムが実施中です。
項目 | キャンペーン概要 |
---|---|
プレゼント内容 | 🎁もれなく3,000ポイント(松井証券ポイント) |
プレゼント 受取手順 | 1.「やさしい株のはじめ方」経由で新規口座開設申し込み 2.総合口座開設+MATSUI Bank口座開設 3.MATSUI Bank口座に5万円以上の入金 |
キャンペーン 期間 | 2024年10月1日~終了日未定 |
条件達成 期限 | 総合口座開設申し込みの翌月末まで |
松井証券ポイントは、投資信託の購入に使えたり、dポイントやPayPayポイント、Amazonギフト券などと交換できたりする、汎用性の高いポイントです。
もらっておいて損はないポイントなので、せっかく松井証券の口座を開設するなら、MATSUI Bankに口座開設&5万円以上の入金もして、ぜひ3,000ポイントを受け取ってください!
口座開設料・年会費などは一切かかりません。
まとめ
松井証券のマーケットラボについて、目玉機能を中心に紹介してきました。過去20年分の業績やヒストリカルPERをチェックできるのが、最大の魅力と言えます。その他にも、信用残や大量保有報告書の情報を入手できるため、投資家の動向を読み解くのに役立ちます。
このように、マーケットラボを使えば、自分で決算書から業績の数値を抜き出したり、大量保有報告書を探したりしなくても済みます。銘柄分析にかける時間を大幅に減らせるので、効率よく投資ができるようになります。松井証券に口座開設すれば、誰でも無料で使えるので、口座を持っていない方はこの機会に口座開設しておきましょう。
この記事を見た人は、こちらも読んでいます