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【エヌビディア関連株・銘柄まとめ】日本企業の取引先は?今後の見通しなどを解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2025年7月10日

お知らせ
(2025年7月10日追記)エヌビディアがAI向け半導体の需要を背景に、7月9日(米時間)に時価総額が世界で史上初の4兆ドル(日本円で約585兆円)を突破しました。AI市場での存在感がますます注目されていますね。

エヌビディア(NVDA)関連株は、「半導体関連株や、エヌビディア製の半導体を使ったモノ・サービスを提供する会社の株」です。エヌビディアは生成AI(人工知能)に欠かせないGPU(画像処理半導体)で世界の9割超のシェアを持つ米国の半導体設計会社です。

エヌビディアの画期的なGPUが実現した生成AIはさまざまな業界で利用が進んでおり、高い成長が見込まれています。この記事では、エヌビディア関連株の今後の見通しや、関連銘柄10社をピックアップしてご紹介します。

エヌビディア関連株について

エヌビディア(NVDA)関連株は、短期的にはエヌビディア社の株価や業績、新製品の発表、日々のSOX指数※1などに影響を受けます。中長期的には、半導体関連株を中心にシリコンサイクル※2と呼ばれる景気の波に左右されます。

※1 SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)は、米国の主な半導体関連30銘柄の動きをあらわす指標です。
※2 シリコンサイクル(半導体サイクル)は、3~4年ごとに半導体の好景気不景気が繰り返される現象のことです。

代表的なエヌビディア関連株は半導体関連株ですが、生成AIを搭載したデータセンターを使うクラウドサービスやネットワークなどを手がけるDX(デジタル化)関連株も人気です。ここでは、なかでも特にエヌビディアと関係が深い銘柄を取りあげていくので参考にしてください。

エヌビディア関連株・銘柄一覧

エヌビディア(NVDA)関連株の魅力は値上がり益です。なかでも一日の値動きが大きい東京エレクトロン(8035)などの半導体関連株は、個人投資家が好むデイトレード銘柄でもあります。

半導体関連株

エヌビディアの製造委託先であるTSMC(台湾の半導体メーカー)に材料や装置を提供する4社を取りあげました。

半導体の材料

信越化学工業(4063)は半導体用シリコンで世界首位です。

半導体製造装置

国内首位の東京エレクトロン(8035)と切削加工用のシェアが高いディスコ(6146)をご紹介。

半導体検査装置

世界大手のアドバンテスト(6857)を選びました。

GPUを使ったモノ・サービスを提供するDX関連株

エヌビディアの協力会社(パートナー)から6社をピックアップ。

データセンター

ジーデップ・アドバンス(5885)ソフトバンク(9434)はエヌビディアのクラウドパートナーです。

パソコン(PC)

MCJ(6670)の子会社はエヌビディアのGPUを使ったPCを作っています。

ゲーム機

任天堂(7974)のゲーム機『Switch(スイッチ)』にエヌビディアのGPUが使われています。

販売代理店

HPCシステムズ(6597)はエヌビディアのエリート(最上位)パートナーです。

銘柄名
クリックタップで最新株価)
事業内容
信越化学工業(4063) 素材メーカー。シリコンウエハ(半導体材料)で世界トップシェア。2023年には半導体のリソグラフィ(素材に印刷する技術)用材料に関する技術協力と製品サポートがTSMCから表彰された。
ジーデップ・アドバンス(5885) DX(デジタル化)支援会社。2023年6月上場。AIと映像や画像を用いるコンピュータ処理に強み。大学や研究機関向けが売上の半分超を占める。エヌビディアのエリート(最上位)パートナー
ディスコ(6146) 半導体製造装置メーカー。半導体の部品や素材を「切る」「削る」「磨く」装置で高い世界シェアを持つ。生成AI向けのHBM(高処理能力の広帯域メモリー)用の装置が好調。2023年には製品サポートが優れているとしてTSMCから表彰を受けた。
HPCシステムズ(6597) 高性能計算機の開発・製造・販売事業を展開。2023年にはエヌビディア製のGPUを搭載した大規模言語モデル開発のためのシステム一式をサイバーエージェント(4751)に納入した。
MCJ(6670) PCおよび周辺機器の開発・製造・販売をおこなう。傘下のマウスコンピューター社がエヌビディアのGPUを搭載したゲーム用・クリエイター用PCや、建築設計用のワークステーションを提供している。
富士通(6702) 総合電機メーカー。エヌビディアのサーバー向けGPU、VDI(サーバー上の仮想デスクトップ)で利用するソフトウェアのライセンスとサポートをOEM販売し、保守サービスまでを一括しておこなう。
アドバンテスト(6857) 米テラダイン社と世界市場を二分する半導体検査装置メーカー。GPU向けのテスター(検査装置)をほぼ独占供給している。TSMCのアライアンスパートナー(協力会社)。
任天堂(7974) 『スーパーマリオ』で知られる世界大手のゲームメーカー。2025年春以降発売予定の次世代ゲーム機『Switch』の後継機にもエヌビディア製のGPUが搭載される見込み。
東京エレクトロン(8035) 半導体装置メーカーの世界的大手。半導体材料の前処理の4工程に使われる各装置を作っている。半導体商社を営む傘下の東京エレクトロンデバイス(2760)はエヌビディアのエリートパートナー
ソフトバンクグループ(9984) 投資事業をメインとする企業グループ。グループ傘下の英半導体設計会社アームのIP(特許)ライセンスをエヌビディアが20年間保有。通信会社のソフトバンク(9434)はエヌビディア製のGPUを使った次世代データセンターを全国展開する方向。

エヌビディア関連株・銘柄の見通し

エヌビディア(NVDA)関連株の見通しを「良い・普通・悪い」で表すと、「良い」と言えます。

生成AIの広がりでエヌビディアの業績が伸び、関連銘柄にも引き続き期待できるでしょう。上値が重いエヌビディアの株価とともに関連株も再び勢いを取り戻すといった見方が有力です。

プラス材料

エヌビディア関連株のプラス材料を紹介します。

生成AIの成長

生成AI需要の主な部分を占めるデータセンターの世界市場は、2029年まで年平均15.1%※3の成長が予想されます。AIサーバーに搭載されるGPUとHBMの高まる需要が半導体製造装置メーカーの業績を押し上げています。

※3 参考:2024 Global Data Centre Colocation & Interconnection Report(Structure Research)

ここで取りあげた10銘柄のほか、エヌビディアのクラウドパートナーであるNEC(6701)日立製作所(6501)、ネットワークに強いネットワンシステムズ(7518)や通信建設のコムシスHD(1721)といったDX関連株にも引き続き要注目です。

エヌビディア一強が続く予想

エヌビディアが生成AI用の半導体の供給をほぼ独占する状態が続くと見込まれます。

半導体サイクルが上昇ターン入り

半導体を搭載するパソコンやスマートフォンなどもコロナ特需の反動減から回復に向かっています。Windows10のサポート終了を2025年にひかえるパソコンメーカーのMCJ(6670)や、AI機能付きのiPhone16の登場でKDDI(9433)などの通信会社には買替え需要の期待がかかります。

マイナス材料

エヌビディア関連株のマイナス材料を紹介します。

生成AIバブルの可能性

生成AIの広がりは限定的であり、データセンター建設以外の具体的な需要が見えてこないとの声が上がっています。グーグルや国内大手による建設ラッシュが続くAI対応のデータセンターがどう使われていくかが今後の焦点となるでしょう。

エヌビディアのライバル

エヌビディアの有力なライバル会社は米AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)です。しかし、AMDの生成AI用の半導体シェアはわずかであり、当面の間はエヌビディアのシェアは揺るぎそうにありません。ただし、米中対立が深まるなかエヌビディアの先端半導体の工場が台湾に集中している点には注意が必要です。

世界景気の悪化

景気の悪化で株式市場が値崩れする可能性が指摘されています。特に日本株への影響が大きい米国株の先行きには要注意です。

銘柄スカウターを使ってテーマ株・関連株を深掘りする方法

まとめ

生成AIブームとDXの進展を背景にエヌビディア(NVDA)関連株の人気はまだ続きそうです。

なかでも東京エレクトロン(8035)ディスコ(6146)などの一日の値動きが大きい半導体銘柄の人気は根強いです。エヌビディア関連株は、値幅を取ってもうける短期売買だけでなく、成長期待の中長期保有にも向いているので投資スタイルを選ばない関連銘柄と言えるでしょう。

エヌビディア関連株を検討する際は、生成AIの広がりやエヌビディアと各社の業績、世界景気や国際情勢に目を配り、ぜひ上手な売買をおこないたいものですね。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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