株の「ロング」や「ショート」とは、どういう意味ですか?わかりやすく教えてください
投資をしていると、「私は○○株をショートしています」、「私はロングのみで、ショートはやりません」などと耳にしますが、どういう意味で使っているのでしょうか?
株式投資における「ロング」とは、買いを意味しています。例えば、普通に株を買った状態は、ロングのポジションです。一方、「ショート」とは売りを意味しています。ただし、自分で買った株を売っただけではショートとは言いません。ショートは空売り(信用売り)をしている状態です。空売りとは、信用取引の手法の1つで、証券会社から株券を借りて株式市場で売っておき、将来的に株価が下がったときに買い戻して、その差額を利益として得る方法です。
つまり、かんたんに言うと、ロングは株価が上がることで利益を得られ、ショートは株価が下がることで利益を得られます。ただそれだけのことで、特別にむずかしい話ではありません。
<空売りのイメージ>
また、株式投資には「ロング・ショート戦略」と言われる手法があります。具体的には、割安な株を買い(ロング)、割高な株を売る(ショート)で利益を得ようとする戦略です。ロングとショートをうまく組み合わせることで、株式市場全体の動きに左右されず、運用パフォーマンスを向上させることを狙います。
ちなみに、ここで言う“割安”と言うのは、株価が会社の価値と比較して安い状態です。割安を知る方法はさまざまで、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、DCF法(ディスカウントキャッシュフロー)、理論株価…などがありますが、説明すると長くなるので、今回は割愛します。
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投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。