配当金の受け取り方法はどれを選べばよいですか?
口座開設時の「配当金受領サービス」と言う項目で、配当金の受け取り方を選ばなくてはなりませんが、どれを選んだらよいのか自分ではよくわかりません。おすすめの方法があれば教えてください。
配当金の受け取り方としては、大きく分けると、以下の3つがあります。
- 証券口座に振り込んでもらう方法(株式数比例配分方式)
- 銀行に振り込んでもらう方法(登録配当金受領口座方式)
- 自分で取りに行く方法(配当金受領証方式、「従来方式」とも言われます)
それぞれの方法について、かんたんに解説をします。(解説を読むのが面倒な方は、①の株式数比例配分方式を選んでください。デメリットが少なく、使い勝手がよいです)

(出典:SBI証券)
①証券口座に振り込んでもらう方法(株式数比例配分方式)←管理人おすすめ!
この方法は、会社からもらえる配当金が証券口座に振り込まれる方式です。私も選んでいますが、とっても便利なシステムです。この方式のメリットは、自動的に振り込まれることと、証券口座に振り込まれるので、配当金の再投資がしやすいことです。
例えば「③配当金受領証方式」を選ぶと、自分で取りに行かなくてはならないので、自動でお金が振り込まれるのは本当に楽ですね。また、私の場合は、配当金はそのまま投資に使う予定なので、銀行に振り込まれてしまうと、証券口座にお金を移すのも面倒です。
注意
◎NISA枠の配当金を受け取るときは、こちらの株式数比例配分方式を選んでおかないと、配当金が非課税にならないので十分に注意をしてください。NISAを利用する人は、こちらでほぼ一択かなと思います。
②銀行に振り込んでもらう方法(登録配当金受領口座方式)
この方法は、配当金を銀行口座に振り込まれます。配当金を生活の足しにしたい、値上がり益とは別の管理がしたいという方におすすめです。ただし、先ほども触れたように、NISAを使おうとすると、NISA枠の配当金が非課税にならないので、気を付けてください。
③自分で取りに行く方法(配当金受領証方式、「従来方式」とも言う
これは現金で受け取ることになるので、配当金を受け取ったという実感ができますが、メリットはそれくらいです。受け取った配当は、そのまま現金を持って移動しなくてはなりませんし、配当金の引換券が送られてくるたびに、郵便局などに出向かなくてはなりません。
しかも引き換えには期限があるので、あまりおすすめできません。再三の注意喚起になりますが、NISAを使う人にとって、株式数比例配分方式以外は、税金面で不利になるので気を付けてください。
豆知識
ちなみに、複数の証券会社に口座を開いている場合は、1つの証券口座で配当の受け取り方の変更をすれば、他社での受け取り方にも反映されて、すべて変更となります。
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投資歴19年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。